ゆらりふらり季節は巡る

都内某所・・・というか谷中霊園で撮ってきた一枚。

先日、母から「花見の一つでも行ってきなさい」という趣旨のメールが届きまして、行ってきた所存でございます。腐っているにしろ幻想人なのに面目ない。

平日の午後で、しかも花は散り始めということで人も疎らでした。霊園の奥に進めば進むほど人はいなくなりついには僕一人に。砂利道に自転車を引く音が響きます。

魂の成仏か

輪廻の痛みか

この世の苦態か

誰かへの怨みか

はたまた縛られた死霊か



魂は決して「語る」ことはない、我々は彼らの思いを「悟る」だけである。（ほら、死人に口なしって言うじゃない）



部長の日記で「人は『花鳥風月』の順に趣を感じ取るようになる。」と書かれてありました。

僕に至っては全部が趣と感じられるようでなりません。もうおっさんだな。



千年桜をおもい

夜雀の歌に心ひかれ

天狗の起こす風におびえ

砕いた月を鬼が萃めなおす



そんな感じで酒を呑めれば結構。





今日の音楽

春色小径　～ Colorful Path/上海アリス幻樂団
風の循環　～ Wind Tour/〃
桜花之恋塚　～ Japanese Flower/〃
六十年目の東方裁判　～ Fate of Sixty Years/〃
幻葬の塚　～　reflected Flower/石鹸屋
春風/Silver Forest



いつまでたっても懐古主義