この記事を書いてからもう5年近くの月日が経とうとしています。先日スキー板とブーツを1セットずつ売却しましたが、Beta Raceは流石に古すぎてビンディングの安全性が低いため、売りに出すことはできませんでした。たとえ売りに出すことはできても、ビンディングの保持能力がもともと弱いRace412を好んで使う人はまずいないと思われます。
ということで自分の手で何とかしてしようと考えました。もちろんただ廃棄するわけではなく、有効活用しようと。
Beta Raceのプロファイルは長さ157cm 108-63-96 R=11.12mと小回り板となっています。現在のSL板よりもトップは10mm以上、センターは5mmほど細く、カービング板黎明期らしい短く細い板になっています。そしてSALOMONよろしく板のトップシートに山が二つ盛り上がったモノコック構造で、しなるというよりサイドカーブなりにターンしていく板になっています。現在の板は上位モデルであれば殆どサイドウォールが付いているサンドイッチ構造で、板に加圧し撓ませてターンサイズをコントロールするのが主流ですね。20年前はまだ撓ませるよりサイドカーブで滑るのがカービング板だったと言えます。
板は全然使える状態で、エッジもソールもチューンナップしてもらったので滑走しても問題なし。問題は保持力の弱く、経年劣化で破損しそうなビンディングなので
外しました。手順としてはトゥプレートを外す→ヒールピースを後方へスライドし外す→トゥピースをレバーを引きながら前方へスライドさせ外す
ビンディングレールのネジを取り除きプレートから外す
プレートの金属板をマイナスドライバーをねじ込んで外す
プレートのネジを取り除き板からプレートを外す
という工程になります。金属板はプレートにただはめ込まれてるだけなのですが、壊さないよう慎重にやっていたら結構時間がかかってしまいました。それ以外はスムーズに取り外せました。
ビンディングレール7本(前3後4)、プレート8本(前4後4)で、合計30本のビスを外しました。長い方がプレートのビスになっていて板に縫い付けられています。ビスはすべてポジドライブ3ですのでフィリップスドライバーを使うとネジ頭をナメてしまうので注意。ポジドライブドライバーはホームセンターで購入できますし、電動ドライバーのビットも売っています。
SALOMON/ATOMICのビンディングは現在のX12もそうですが、無駄に複雑な構造している気がします。TPX12やPRD12を真似てほしいですね。M12はシンプルで好感が持てる。
プレートの裏はモノコック構造の山に合うようになっています。ちょうど山の頂点にビス穴があるとおり、そこを荷重点としてパワーを伝えていることがうかがえます。ビス穴の横間隔は33mmなので現在の板(K2 CHARGER M3 11 TCx≒TP 10)の37mmよりやや幅が狭いです。現在の板はエッジに荷重を伝えるためにビス間隔を出来るだけ広くしようとしてますが、Beta Raceは前述のとおり昔のカービングスキーなのでそこまで考えてなさそうです。
板自体にセンターの目印が無く、プレートにセンターの目印が付いています。プレートを取り替えるとセンターの位置がわからなくなるので、プレートを板に置いた状態にし、その真下にセンターの目印を書いておきました。
トップシートがフラットな板であればこのまま別のプレートを用意してビンディングを付けることもできますが、特異なモノコック構造ですのでなかなかそうもいきません。
直接ビンディングを付けるにしても隙間に雪が入り込んで水が溜まり錆を誘発しそう。つまりモノコック構造に合ったプレートを自作する必要があります。3Dスキャナーと3Dプリンターがあればすぐできそうですが、どちらも所持していません。
粘土を張り付けて山の型を取り、そこからプレートを自作するという工作をしないとBeta Raceを生かせられそうにないです。ただ20年以上前の「細いカービングスキー」を楽しんでみたい気はふつふつと湧いてるので、今回はこれまでにして、来春ごろまで考えを練っておきたいと思います。
スキーグローブですが、 ESK-2131になりました。 ESK-2333にしようとしたら手に填めてみた感触があまりしっくりこず、 ESK-2130もなにかピンとこない中で ESK-2131が手に一番馴染みました。天然革の手袋は初めてですのでオイル塗ったり汚れ落としたりして大切に育てて行こうと思います。インナーグローブも欲しくなっちゃうね。
ということで自分の手で何とかしてしようと考えました。もちろんただ廃棄するわけではなく、有効活用しようと。
Beta Raceのプロファイルは長さ157cm 108-63-96 R=11.12mと小回り板となっています。現在のSL板よりもトップは10mm以上、センターは5mmほど細く、カービング板黎明期らしい短く細い板になっています。そしてSALOMONよろしく板のトップシートに山が二つ盛り上がったモノコック構造で、しなるというよりサイドカーブなりにターンしていく板になっています。現在の板は上位モデルであれば殆どサイドウォールが付いているサンドイッチ構造で、板に加圧し撓ませてターンサイズをコントロールするのが主流ですね。20年前はまだ撓ませるよりサイドカーブで滑るのがカービング板だったと言えます。
板は全然使える状態で、エッジもソールもチューンナップしてもらったので滑走しても問題なし。問題は保持力の弱く、経年劣化で破損しそうなビンディングなので
外しました。手順としてはトゥプレートを外す→ヒールピースを後方へスライドし外す→トゥピースをレバーを引きながら前方へスライドさせ外す
ビンディングレールのネジを取り除きプレートから外す
プレートの金属板をマイナスドライバーをねじ込んで外す
プレートのネジを取り除き板からプレートを外す
という工程になります。金属板はプレートにただはめ込まれてるだけなのですが、壊さないよう慎重にやっていたら結構時間がかかってしまいました。それ以外はスムーズに取り外せました。
ビンディングレール7本(前3後4)、プレート8本(前4後4)で、合計30本のビスを外しました。長い方がプレートのビスになっていて板に縫い付けられています。ビスはすべてポジドライブ3ですのでフィリップスドライバーを使うとネジ頭をナメてしまうので注意。ポジドライブドライバーはホームセンターで購入できますし、電動ドライバーのビットも売っています。
SALOMON/ATOMICのビンディングは現在のX12もそうですが、無駄に複雑な構造している気がします。TPX12やPRD12を真似てほしいですね。M12はシンプルで好感が持てる。
プレートの裏はモノコック構造の山に合うようになっています。ちょうど山の頂点にビス穴があるとおり、そこを荷重点としてパワーを伝えていることがうかがえます。ビス穴の横間隔は33mmなので現在の板(K2 CHARGER M3 11 TCx≒TP 10)の37mmよりやや幅が狭いです。現在の板はエッジに荷重を伝えるためにビス間隔を出来るだけ広くしようとしてますが、Beta Raceは前述のとおり昔のカービングスキーなのでそこまで考えてなさそうです。
板自体にセンターの目印が無く、プレートにセンターの目印が付いています。プレートを取り替えるとセンターの位置がわからなくなるので、プレートを板に置いた状態にし、その真下にセンターの目印を書いておきました。
トップシートがフラットな板であればこのまま別のプレートを用意してビンディングを付けることもできますが、特異なモノコック構造ですのでなかなかそうもいきません。
直接ビンディングを付けるにしても隙間に雪が入り込んで水が溜まり錆を誘発しそう。つまりモノコック構造に合ったプレートを自作する必要があります。3Dスキャナーと3Dプリンターがあればすぐできそうですが、どちらも所持していません。
粘土を張り付けて山の型を取り、そこからプレートを自作するという工作をしないとBeta Raceを生かせられそうにないです。ただ20年以上前の「細いカービングスキー」を楽しんでみたい気はふつふつと湧いてるので、今回はこれまでにして、来春ごろまで考えを練っておきたいと思います。
スキーグローブですが、 ESK-2131になりました。 ESK-2333にしようとしたら手に填めてみた感触があまりしっくりこず、 ESK-2130もなにかピンとこない中で ESK-2131が手に一番馴染みました。天然革の手袋は初めてですのでオイル塗ったり汚れ落としたりして大切に育てて行こうと思います。インナーグローブも欲しくなっちゃうね。
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