![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5a/5f12fc542dc0f9ba1450321ec2c43ff3.jpg)
Nikon FM2が突然に昇天されました。。。。。。
自慢のチタン製シャッター幕が、てへペロっ!。。しております。
マジか、、おわった。。。。
あまりにも唐突で、ショックのあまりハゲそうです。
原因は恐らく、、フィルムの先端がシャッターを切った時に絡まったのではないかと思っています。
シャッター幕が根元から折れ曲がっており、完全に沈黙。
~事の経緯~
先週末、出先でフィルム交換(皇居東御苑にて2本目)
↓
外人A 「Ah..Film!? Nikon?」
僕 「Yeah、Nikon F・M・2 !」
外人A 「Oh、Nice camera ! 」
外人B 「I remember. It's good camera.」
僕 「 Thanks! Hahaha(笑)」
外人A・僕・外人B 「Hahaha(笑)!」
↓
37枚程、撮り終わる (実は撮れてない? )
↓
フィルムが巻き戻らない
(スカスカで、感触が無い)
↓
シャッター切ってみる(いつも通りのシャッター音)
↓
フィルムが中で切れてる。。? しょうがないなー後で家でゆっくり取り出そう。
↓
後日、部屋真っ暗の中で、開腹
↓
なんか3枚くらいの細長いボソボソした物が手に当たる。。。
フィルムの切れ端かな??
引っ張ってみる。根元が固定されていて引っ張れない。
↓
あれ、スプールに撮影済みのはずのフィルムが巻かれて無い。。???
↓
ボソボソが薄い金属板だと気付く。
まさか。。。。
↓
電気付ける。
↓
ギャー(´・ω・`;) 今ここ
パトローネ室には、ベロが完全に引っ込んだフィルムが有りました。。。
何この密室殺人事件的な状況。。。
そして、何故か漂うデジャヴ感。。。何でだろう? このシャッター羽のボソボソは何かデジャブです。。
子供の頃、同じようにカメラを壊した事があったんでしょうか。。
(仮説)
フィルムがきちんとセットされていなかった---気付かず撮影(1枚も撮れていない)フィルム先端が中で浮いた状態?)---フィルム巻き戻し時に、巻き戻らずおかしいなぁとシャッターを切った
---スプールから外れていたフィルムの先端が幕に絡まってジャムる---シャッター幕損傷---とりあえず巻けてないつもりでもフィルムは巻き戻った?
1つ疑問なのは、フィルムをセットした後に2回は空シャッター切るので、そこできちんとセットされてなければ気付くはずです。。。
フィルム送りが滑る感覚が無かったからです。
なので、もしかしたら撮影済みかもしれません。撮影済みフィルムの先端が絡まったのか。。。
でも、フィルムの巻き戻しが出来たという記憶が無い、撮影時にフィルム送りの感触が有ったのか覚えていないので
恐らく撮影は出来ていなかったと思われます。
このシャッター幕、今回こんな状態なのでべたべたと触りましたが、ブロアの風さえ当ててはいけない。。というのがよく分かります。
すごく弱いです。下側の問題無さそうな方を触ると、、ほんの少し触るだけで羽の間に隙間が出来て噛み合わせが駄目になりそうです。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/8a/a766262f231d99d165c79ae65bbcbc91.jpg)
レンズマウント側から見た写真です。
通常、シャッター幕が上下に稼働している溝があるみたいですが、その溝に収まらずはみ出しています。
ちなみに、ミラーが上がったままです。幕に引っかかってミラーが降りません。
そうなると、当然ファインダーはブラックアウトしている状態です。。シャッターチャージも途中で止まっているので、シャッターも切れません。
とりあえず、大井町のキィートスさんに持ち込んでみようかと思います。。。
しかし。。30年前の精密機械の耐久性を過信していた感は否めません。
50年物のライカM3ではトラブったことが一度も無かったので、まだ中古カメラ使用暦の日も浅くてトラブルに脆弱な僕には目を疑う状況でした。
中古カメラユーザーたるもの、店頭で最初に手にした時からこのような実態になるかもしれない、ということは自覚しておくべし。。。ってことですね。
いい教訓になりました。。。ですが正直、しばらくはFM2を使う気にはなれません。
カメラの耐久性うんぬんよりも、1ヶ月の中で5日、6日、限られた時間しか撮影に使えない中で、「撮れていなかった」ことの方がショックなのです。
とはいえ、とり急ぎフィルム撮影に使うつもりのライカM3にも過信は禁物であると、、FM2が教えてくれたような気がします。