2012年11月17日公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.)
公開初日から色々と物議をかもしたEOEを彷彿とさせる問題作?なんて言われています。
とにかく「訳が分からない」
「変ですよ、ミサトさん!! 急にこんなことになってて、ワケわかんないですよっ!!」
シンジのこの台詞が観客の代弁そのままで、全力で頷いた人も多いのではないでしょうか。。
僕は公開初日に見た時、、予想の斜め上を越えていった、凄まじい。。なんてことをSNSに呟いた覚えが有ります。
前日に序-破と見て、完璧に予習したのにも関わらず、全く想像と違うストーリーで困惑しました。
ただ1つ、「14年前、これが見たかった」 ということ。
これは、みんな死んでしまえばいいのにってコピーの下、次々に主要メンバーが死んでいったEOEと比べて、思った事です。
いわばEOEと完全に真逆で、かつてそれぞれの思惑で憂鬱になり、死を選び、甘受した登場人物達が、命をかけて戦っている。
特にミサトとリツコですけどね。
破以降、サードインパクトすら生き抜いた彼らの境遇を考えれば、14年後にシンジが訳分からない程に必死であることは、当たり前なのかもしれません。
14年間のことはほぼ何も語られていませんが。その重みは感じる事が出来るのでは。
画質はすこぶる良いです。
破と比べて、CGの使い方が大胆になったような気がします。 艤装作業中の艦隊の映像は全てCGですし、ヴンダーの最初の戦闘シーンもほぼCGですね。
僕はCGってあんまり好きじゃなかったんですが、EVA新劇場版のCGの使い方は本当に好きです。
手書きが基本である事が見て取れるし、その融合性を高める為のエフェクトも丁寧に作り込まれていて、CGらしくない。
作法に捕われず、その先に有る表現したい映像を作る為の手段の1つであるというポジショニングがいいですね。
こんな高いクオリティのアニメは、この先EVA以外で見れるのか。。。
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