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プロジェクターでアニメ観賞 DVD 『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン DTS COLLECTORE'S Edition』

2014年11月03日 | プロジェクター


久々にEVA旧劇が見たくなったので、DVDを買いました。

なんとなく、2015年になる前に見ておいた方がいいなぁと思って。。w

ちなみにEVA初号機は2014年建造です。





1997年春公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』(Evangelion: Death and Rebirth)

1998年夏公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(The End of Evangelion)

懐かしいですね。。 Rebirth編の製作遅延で庵野監督がテレビで謝罪してるのを見た覚えが有ります。

休憩をはさんでAirの冒頭となるRebirth編が始まって、、魂のルフラン。。魂のルフランはあんまり覚えてないなぁ。。CDは買いましたけど。

休憩の時に急いでトイレ行ったのは覚えてます。。w

夏のEOEは、中学2年か3年の頃で、池袋のシネマサンシャイン別館? 雑居ビルの階段で並んだ記憶が有ります。

「みんな死んでしまえばいいのに。。」ってキャッチフレーズが今でも忘れられません。

そのフレーズと、The end of evangelion、赤い液体に逆さまに浮かぶミサトと、Evaの素体?のつり目の顔とか、沢山コラージュされたポスター

たしか前売り券の特典だったのかな。。3枚くらい持ってましたね。。w

なんというか、もう何もかも終わるんだなって壮絶な悲壮感が漂う感じで、引き込まれましたね。。

映画の内容は当時の僕には衝撃的で、精神的に大きく影響を受けました。。。僕の人生のターニングポイントであったといってもいいです。

何もかも終わって、劇中で現実を見ろって言われたような気になり、、しばらくして高校生になった時、

EVA関連の、箱買いまでしたトレカ、フィルムブック、フィギュア、ポスター、漫画、全て捨てました。

今にして思えば、中学生のくせしていくら注ぎ込んでたんでしょうね。。。 



このDTS Editionは、2003年のデジタルリマスター版(ドルビーデジタル5.1ch)よりも高音質な

DTS デジタルサラウンド5.1ch規格が使われています。ドルビーデジタルと比べて音声データの圧縮率が低いみたいですね。

しかし10年前のDVDなので、正直あんまり期待はしてなかったんですが、、、メチャクチャいい!

ヘッドホンでも分かる低音と音に包まれるサラウンド感。。体感的な音質が高いです。CD聞いてるみたいですね。

本当に丁寧な作り込みを感じます。 もの凄く自然です。 ハリウッド映画であるような、特定の音だけ(すれ違った車の音、銃の発射音)を強調してサラウンドで聞こえるみたいな、変な感じは有りません。

自然なサラウンドなので、昔ステレオで聞いていた頃の記憶と喧嘩しないんですね。

ドルビーデジタル5.1chのバージョンは、2005年頃に見たんですが、、パソコンの小さい画面と安いヘッドホンで見たので、あんまり記憶にないですね。。環境も違い過ぎますし。。


スピーカーで鳴らしたらもっといいんだろうなぁと、ちょっと複雑な気持ちになります。。w

そう思ったのは1点だけ、2号機と量産機が諸刃の剣で戦うシーン。

ブラウン管テレビでステレオで聞いていた時は、2号機が諸刃の剣を振り回す時の力の入れ方、筋肉の躍動のような音が左右に行ったり来たりして

実に生々しく感じたのを覚えています。この音は記憶と違うちょっとあっさりした印象でした。

ヘッドホンで体感するのは無理みたいです。。。w

あ、ステレオ音声と聞き比べるのを忘れました。。。w DTS surround 5.1chとステレオ、両方収録されています。

ステレオで聞いて追記します。。。



画質においては、さすがにDETATH(TRUE)2に使われているテレビシリーズの映像はちょっと古さを感じずにはいられません。

スキャン時の問題なのか、画面が少し揺れています。これは例えば、、僕の見たことある範囲だと、ブルーレイ『紅の豚』では無かったことですね。。

画質よりもそこが気になりました。

ネットで調べてみると、、、2003年発売の「NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX」のレビュー記事が出てきました。2003年のAVWatchさんの記事です。

・1997年のOA盤DVDは、テレシネ時のフィルム送りがガタついていたのか、画面揺れが激しく、フィルムの傷、ノイズもひどかった。

・2003年再テレシネの色補正には、庵野監督が立ち会って指示している。

 再度セル画を作り直し、再撮影したコマも有る。フィルムの傷/汚れは手作業とデジタル処理で除去。

・2003年の再テレシネ後の画質は、アニメ作品のDVDではトップレベル(2003年時)。


これから推察するに、DETATH(TRUE)2に使われているテレビシリーズの映像は、97年のDVDのものなのかもしれません。

DETATHの再テレシネはしているけれど、フィルムの中に埋め込まれている絵はどうにも差し替えられないですよね。。



1997年って、、まだVHSテープがメインだった時代ですね。。

懐かしい。深夜のEVA再放送を3倍モードで録画してましたw

僕が初めてDVDプレーヤー買ったのは、たしか2002~3年なので、その時見直したEVAは、再テレシネのバージョンかもしれませんね。

その後、2004年以降も何度もレンタルしてたので、恐らく両方見たと思うんですけど。。


新劇場版では思い出そうとしても思い出せなかった当時の声優の演技、庵野監督が冊子でコメントしているようなセル画の映像に質感を付与する音響技術は十二分に楽しめました。

新劇場版と同じ台詞のシーンでは、これがオリジナルだよねって思いたくなる感じです。 もちろん、新劇場版も当時と変わらない素晴らしい演技ですが。

EOEの方は、画質は凄く良いです。これが2003年リマスターの効果なんでしょうか。セル画なのに現在でも楽しめる、通用する画質という点で、スタジオジブリのセル画アニメを彷彿とさせます。

あまりにも綺麗なので、本当に1997年の作品なのか頭が混乱します。。w 本当に1枚1枚セル画を手作業で塗っているの?って思ってしまいますね。。w 

劇場版のアニメ作品は、テレビアニメと違いスクリーンサイズが大きいので、原画の紙サイズも大きいとテレビで聞いた事があります。

確かにうちの80インチのスクリーンで見るだけでも、線の太さが違いますね。劇場版アニメは輪郭が細く見えます。


プロジェクターの画質調整について

DEATH (TRUE) 2においては、4Kプロファイル(フィルム)で、スムージングを強めにしました。 ノイズも多い事からノイズリダクションも14にしましたが、やはり限界。。。

しかし、、画質調整で今の地デジ放送のような画質を目指すのはおかしな話しで、考え方を変える必要があります。

そういえば、昔の映画感で見た映画って、近くで見るとけっこうぼんやりした画質でしたよね。。あれもスムージングの調整が大変だったのかな。。

最近、ほとんどバルト9でしか映画を見ませんが、シアター1か3がかなりぼやっとした画質でしたね。あれはきっとプロジェクターが違うんでしょうね。 前の方の席で見ると、シアター9の高画質と比べてきついものがあります。 
それでも、プロが調整した画質です。参考の為に、その時のスムージングの程度をもっと覚えておくべきだだったと思いました。。


Air/まごころを、君にでは、4Kプロファイル(SD)にて、少し輪郭が付くような感じにしました。色温度はK8000。

レンズアパーチャーは-4くらい、暗くなりすぎると絵が潰れがちになるので、新劇場版のブルーレイと比べると絞ってない感じです。

終盤の実写パートとか、映画感で見たイメージに近いノイジーで透明感の有る印象で良かったです。



ストーリーにおいて、僕は今でも量産型をめった打ちにする初号機と2号機コンビが見たかったりします。。。

これは、新劇場版ファイナルで、8+2号機がやってくれそうなんですけど。。w

まぁおそれは置いておいて、EOEで一番好きなシーンは戦自による襲撃の中で被弾しながらもシンジを初号機の元に連れて行くミサトです。

放心しながらも涙を浮かべてミサトを見上げるシンジの顔は忘れられません。。 今見ても涙無しには見られない。

そういえば、補完計画発動前にシンジが物理的に他人と接触する最後のシーンですね。。

2007年の新劇場版序を見た時に、真っ先に思い浮かんだのはこのシーンで、これを乗り越えた(と勝手に思ってしまう)シンジが、新劇場版で成長した?と感じる所以かもしれません。

新劇場版Qにおいても、実はQの葛城大佐と比べる先は破ラストのミサトではなく、EOEのこのシーンのミサトだという人も多いんじゃないでしょうか。


総合的には、やはり、庵野監督を追いつめた?当時のファンの心ない行動に対するメッセージは、今見るとちょっと痛々しい。

それでも、実写パートを含めその辺りのメッセージというのは、碇シンジが他人の存在を受け入れる意思とリンクしていて、この映画には無くてはならないシーンであるとも思います。

1人の少年の視点から、神の視点へ、彼の意思が全ての生命の存在を決定付けるというあまりにも壮大で、想像もつかないような世界。

いつ見ても視聴者を想像の彼方へと誘う、途方も無いスケール感の虜になってしまいます。



DVDに同梱された冊子を見ると、庵野監督のコメントが載ってました。2004年時のものです。

自宅にホームシアターを導入して、ある時EVAテレビシリーズを見たそうですが、ステレオ音声の為、後ろから音がしないので寂しい思いをしたと書かれています。。w

その後、5.1chで何が出来るのか、今後の勉強も含め、取り組まれたとか。。

この音響製作が、2007年公開以降の新劇場版にも生かされているのかもしれませんね。


2012年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開後、時系列がかぶる旧劇EVAが引き合いに出されて。色んな構想がされていたみたいですね。。

僕的には、、アスカの眼帯とつぎはぎプラグスーツはミスリード、旧劇と新劇はループではない / 時系列は公開順通り、、派です。

ただ、破とQの間、ニアサードから14年間が語られていないこと、カヲルの意味深なセリフは気になっています。。


しかし旧劇見ると、やっぱり新劇の考察の為に色々考えて見ちゃいますね。。w 根本的な設定も異なるけれど、全く違うというわけじゃないこのグレーな感じ。。

その違いで僕が今気になってるのは、やはりチルドレンの選出方法、仕組まれた子供達の意味、搭乗者とEVAのシンクロ方法ですね。

この3つは設定が大きく違っているんじゃないかな。。

そういえば旧エヴァで、人間のことをリリンと呼んだのはカヲルだけでした。
トウジはEVA3号機のテストパイロットにならなかった(なれなかった)のでは・・・

記憶に残るシト新生、The end of evangelionを新劇場版に迫るサラウンド音声で楽しめたことは非常に満足でした。

2015年にブルーレイのBOXが出るのでは?との考えたもありましたけど、、

DVDの限界までクオリティが追求されたこのディスクは、今でも十分に楽しめて価値の有るものだと思います。


THE FEATURE FILMS NEON GENESIS EVANGELION DTS COLLECTORS Edition [DVD]
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