一般的に「業態」とは営業形態や販売方法の違いを言います。
同じ業種であっても、その立地や状況に合わせて業態を変えることで売上を伸ばすきっかけになることがあります。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「カツ丼のアークランド 弁当売場を併設」
・カツ丼チェーン「かつや」を展開するアークランドサービスは弁当専門売場「かつ弁」の展開を始めた。景気低迷で外食を控える動きが以前としてある一方で、揚げ物を中心に総菜需要は堅調。
・かつや京成船橋店を改装した。約80平方メートルの店の1割程度を「かつ弁」売場とし、通りに面して販売カウンターを設けた。
・京成船橋店では持ち帰りの売上が月100万円程度だったが、弁当専門店とすることで300万円程度に拡大できると見ている。
・同社は「かつや」を全国に約150店展開しており、そのうち44店で宅配サービスを、19店で朝食時間帯の営業を手がけることで店舗売上高を伸ばしている。
(引用:2010/10/25 日経MJより)
とのことです。
もともと外食店舗でも、持ち帰りに対応していたわけですが、店の外側に持ち帰り専用の販売カウンターを設ければ、その周辺の新たな持ち帰り需要を喚起できるでしょう。
店内で飲食するお客様と直接食い合いをすることは少ないと思います。
同じ「カツ丼」を食べさせる外食チェーンでもその立地、状況に合わせて「宅配」を取り入れたり、「朝食時間帯営業」をしてみたりと、そのいろいろな業態の工夫は今のところ奏功しているようで、直営店の既存店売上高は3月から7ヶ月連続で前年実績を上回っているようです。
チェーン店というと、利益の出る標準モデルを開発して、あとは判子を押したように次々と出店していくイメージですが、そういった画一的なやり方ではなかなか通用しない時代になってきていると思います。
同じ商品でも、営業形態や販売方法をいろいろと工夫してみることが必要です。
さあ、あなたのビジネスでも「業態」の工夫をしていらっしゃいますか。
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