![]() |
フラミンゴの家 |
伊藤 たかみ | |
文藝春秋 |
天気 晴れのはずじゃ??
伊藤たかみ 著 : フラミンゴの家
を、読みました。
小学6年生の女の子晶(あきら)は、ひと夏を父の元で暮らす。
両親の離婚以来、あっていなかった父の元に預けられたのは、
母が入院することになったから。
父の暮らす大阪から離れた田舎町は、
ヤンキーな大人の住む町で、次々とカルチャーショックを
体験しながらも、大人達の深い懐を感じ始める。
久しぶりの再会に、頓珍漢な父親正人も
晶との距離感を確立してゆき
そして、二人はかたい絆で再び結ばれることになる。
悲しい体験を通して・・・・。
“ミカ”や、“ミカミカ”もうそうだったんですが、
伊藤たかみの本は、関西の言葉で描かれている本が好きです。
登場人物が生き生きしていて、リアルなんだけど可愛い。
スナック経営の、正人や正人の母、風俗経営の正人の親友。
みんな可愛くて愛おしいかったです。
父正人の晶にたいるす姿勢も、新鮮でした。
普通の大人の言いそうな事は言わず、
いつも自分に正直で、相手を思いやっている。
それは、とても難しく、高度なことなのに。
関西の言葉で書かれた本のキャラクターは、
そのままアニメなんかでも、いけそうで、
芥川賞を受賞した、“八月の路上に捨てる”の雰囲気とは
ガラッと変わって、楽しい感じが大好きです。