テンプレートがニューバージョン追加してあったので
またまた変えちゃいました。
やっぱ、明るい色のテンプレートが好きだっ!!
いや~、華やぐなぁ~。
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三谷幸喜のありふれた生活3 大河な日日 朝日新聞社 このアイテムの詳細を見る |
天気 だけど寒いよ~。
三谷幸喜 著 : 大河な日日
を、読みました。
ありふれた生活シリーズ第3弾。
朝日新聞連載のコラムの単行本化で、2~3年前のお話なので
ちょうど、大河ドラマ(新撰組!)がスタートする前から、スタートして
半年くらいのエッセイでした。
なので、ネタはほとんどその関係なんですが
一つ興味深いのがありました!!
おうちで犬を飼ってらっしゃる方、必聴なんですよ。
三谷幸喜は3匹のネコと、一匹の黒ラブ♂を飼っているんです。
ある日黒ラブが、自分のひざで眠っていたときに、
「ああ、こんなときに犬は
どんな夢をみているんだろうな?」
と、思ったとき、小学校の頃に読んだ、シートン動物記に
書いてあったことを、思い出したというのです。
インディアンは犬の夢をのぞく事ができる。という内容だったそうです。
早速挑戦してみた作者は、見事愛犬の夢を覗くことが出来たそうです。
それでは、その方法をお教えしましょう。
先ず、寝ている犬に布をかぶせます。
次に、自分が寝るときその布を頭に被せて寝る。
ただそれだけ。これだけで犬の夢を覗く事ができるそうです。
愛犬家の皆さん、是非一度お試しあれ!
私はまだ試していませんが・・・。
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ステップファザー・ステップ 屋根から落ちてきたお父さん 青い鳥文庫 講談社 このアイテムの詳細を見る |
天気 ときどき
宮部みゆき 著 : ステップファザーステップ
を、読みました。
直木賞作家、宮部みゆきの初の子ども向け小説。
講談社の子ども向け文庫、青い鳥文庫でキャンディーが見つけて
面白いので読んでくれと、おススメされた一冊です。
35歳のある男は、プロの泥棒。
郊外の住宅地の一軒に忍び込むはずが、ひょんなことから
隣の家に落下。そしてそこに住む中学1年生の双子の兄弟と
知り合います。双子は両親がそれぞれの不倫相手と駆け落ちし
置き去りにされたので、(楽しく)二人で暮らしていたのですが
社会的な建て前上、泥棒に義父(ステップファザー)になってくれと
頼みます・・・・・。
この本は、3人の心の交流を描くだけではなく
そこはやはり、宮部みゆき。子ども向けのミステリーに
仕立てられています。
しかもそのミステリーは全6話に分かれていて
その都度完結しています。
1話ごとも、細かく節に区切ってあるので、子どもに
読みやすく配慮してあるようでした。
作者あとがきに、こう書いていました。
「『本』というものは、絵がないし音楽も聞こえてこないし、
ぱっと見ただけではツマラナイ活字が並んでいるだけです。
でも、無口でおとなしくて目立たないクラスメイトが、話してみると
優しくて面白い子だったりするように、
本も実はとっても好いヤツなんですよ。
一度友達になれば、ずっとずっと親しくつき合うことが出来ます。
(中略) 一冊の本の先には、この世界と同じくらい広い
“物語”の世界が開けています。そこではきっと、みなさんそれぞれの
かけがえのない親友が、皆さんを待っている事でしょう。」
さすがっ直木賞作家!!説得力あります!
子どもに本を読みなさいという親は数あれど、
実際に読んで学んだ体験談を、これほどサラリと
表現できる親はなかなかいません。
人との出会いを感謝するように、本との出合いも感謝できる
人生でありたい。親の私がそう思った、本との出会いでありました。
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夜かかる虹 講談社 このアイテムの詳細を見る |
天気 朝から荒れ模様
角田光代 作 : 夜かかる虹
を、よみました。
一冊の中に、表題作の夜かかる虹と、草の巣という
二つのお話が入った本。
表題作は、ある姉妹の物語。
姉フキコと、妹リカコは瓜二つのそっくり姉妹。
しかし、性格は正反対で姉フキコは後から生まれてきて
皆の愛情を独り占めにする、リカコをおぞましいほどに憎んでいます。
妹は、同じ顔なのに誰からも愛されて、私は同じ顔なのに
決定的なものが欠けていて、人はそれを鋭く嗅ぎ分けると
フキコは思っているのです。
作品といしては、人間が思い込んだり、執着したり、恨んだりする
情念が、克明に描かれていると思うのですが
描かれ過ぎて、くら~い気持ちになりそうでした。
あるブログで、角田光代はもう二度と読みたくない!と
コメントしている人がいたのですが、もしかして一冊目が
この本だとすると、その気持ちわかります。
初角田の方には、もっと明るめの本をススメします。
私にとっては、金原ひとみがその作家に当たるのですが
よ~く考えてみると、それほどの異臭を作品に漂わせる事が出来る
作家さんって、凄いですね。・・・・私好みではないというだけです。
天気 朝からそんで寒い
日帰りで、行ってきた長崎のランタンフェスティバル。
長崎の方言で、歩くことを“さるく”と言うそうですが
この日は、さるいてさるいて、さるき倒しました!!
夜の闇に、ボーっと浮かび上がるランタンの数々は
その明かりの温かさに、周囲を幻想的な雰囲気にします
恐ろしいほどの人出なのですが、それでも多くの人が
見物におとづれるのは、この幻想的な光とそれによって
感じる不思議な感覚を、求めているのかも知れません。
沢山さるいて、沢山食べて楽しい楽しい週末でした。