トンボみっけ+

気になるムシを写しては適当につぶやいてます。(掲載した記事・写真等の無断複写・転載を禁じます。)

適応性は大事です

2006-05-29 21:00:28 | トンボ

 

木に覆われた小川に沿って歩いていたらクロスジギンヤンマのメスがやって来ました。

時折りホバリングをしながら産卵場所を探しています。

その川は流れが緩やかで、所々に深さ40~50cmほどの澱みがあります。

本来クロギンは止水性の環境を好みます。

まあ部分的に切り取れば似た環境となりますのでいいのでしょう。

実際、何度か同じような環境でクロギンを見たことがあります。

 

気にいったところを見つけ産卵を始めたメス

Kurosujiginyanma0700

青い複眼に気品を感じます。

Kurosujiginyanma0720

 

クロスジギンヤンマ メス 産卵 2006年5月29日 神奈川県 


主役にさせたいのですが・・・

2006-05-29 20:59:45 | トンボ

 

あまりにポピュラーすぎていつもスルーしてしまいます。 

鳥で例えるならばスズメみたいなものでしょうか。(失礼)

メスはムギワラトンボともよばれます。(こちらはオスです。)

Siokaratonbo0653

 

シオカラトンボ オス 2006年5月29日 神奈川県

 

 アキニレの木でヒオドシチョウの蛹を見つけました。

Hiodoshicyou0011703

 

突然、蛹が大きく体を振りはじめました。何事でしょうか?

Hiodoshicyou0011709

(続く...)

 

(続き 2006/6/30記)

実はこの蛹には小さなハチがちょっかいを出していました。

キアシブトコバチという寄生性のハチです。

チョウやガの蛹に産卵するハチの仲間です。

Kiashibbutokobachi0011712

蛹はハチが去ったあとも体を振っていましたので既に産卵されているかもしれません。

 

ひと月後、蛹はこんな姿になっていました。

蛹の中で育ったハチはこの丸い穴から出ていったのです。

Hiodoshicyou20060630_0011757

(2010年2月12日:この蛹で育ったハチがキアシブトコバチであるという確証はありません。)