フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

恩師 増永弘昭 12

2006年06月14日 | 恩師 増永弘昭先生
古典派(モーツァルト)のレッスンはそれはそれは
厳しいものでございました。

「君は朝起きたら学校に来る前に布団をあげて
顔を洗ってから来なさい」・・・へっ?

他の人は「礼儀正しく丁寧に!」と。

演奏は人間が出ちゃうんですよね。
古典派は生活指導からのスタートでした。
端正な美しさを引き出す
先生のモーツァルトのレッスンの内容を
文章にするのは難しいのでちょっとだけ。

「重箱の隅をくまなくつつくように」
「ピアノ譜を見て和声を読み取るように」
「このメロディはどこまで行くのですか?」
「ここのメロディはロマン派を先取りしています」

みんな、シュミッツ先生の教えですね。