誰も知らない

今話題の（？）柳楽くんが脚光を浴びた作品です。

どんなストーリーか全く予想せず、本当に行き当たりばったりに観た。

最初のプロローグで、これが実話に基づいたフィクションだと紹介があった。

これを知って観るのと知らないで観るのとで随分違うと思う。

実話だと思って見ると、本当に興味深い。

有り得ると思ってしまう。

かなり悲惨なストーリーなんだけど、そう悲愴感を感じない。

母親役のＹＯＵが絶妙。

この役は彼女にしかできない気がする。

自由奔放で、自分に正直で、子供が４人もいて学校にも行かせられないのに、

どこ吹く風って感じで、かと言って子供を可愛がっていないわけでもなく・・・

なかなか難しい役だと思う。

母親に置き去りにされた子供達４人だけでも暮らすことができる世の中ってのが怖い。

なんか、人間どんな状況でも案外どうにかなる！！？？？

と思ってしまう。

あぶないあぶない

うっかりすると明日にはふらっと逃避行したくなるような映画でした。

さすがに柳楽くんは良かったけど、他の３人の子役も良かった。

カンヌで賞とったのも納得の作品でした。

「それでも僕はやっていない」に通じるところがある。

あえて言うなら、ラスト。

これは・・・・実話にありがちな、

「この後どうなったの！？気になるぅうぅ」

って感じでした。

このラストがもう少しすっきりしてたらな～

ま、実話だからそんな都合良く変えられないんだろうけど(^_^;)

（★★★☆）←星の差に「それでも僕はやっていない」との差が