gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20201013-567-OYT1T50106
どうしても、この記事が気になったので、本日はこのニュースに絡めた内容を綴ります。
加害者以外は悪くない
この事故は、道路を横断中に72歳の男性が軽自動車ではねられ、事故当時は意識もあり外見からは身体の異常が見られなかった様子です。
ところが、事故直後の実況見分が終わり、男性が帰宅した後に警察が連絡をしたところ連絡が取れず、自宅を訪問してみたら玄関先で倒れていて死亡が確認された、ということです。
このニュースを見て、何故救急車を呼んだり、病院へ行くように促さなかったのか、と思われる方もいらっしゃったかもしれませんね。
私も、直後に異常がなくても、念のために医師に診てもらったら、もしかしたら助かったかもしれないと思いました。
ただ、その判断を誰がするのか、またいつ医師に診てもらえばいいのかというところはタイミングが難しい問題です。
この事故で、明らかな罪は人身事故を起こした軽自動車の運転手です。
状況がわかりませんが、現行の法律では歩行者がどこを歩いていても、事故を起こした自動車側に非があることが前提ですから(わざと車にぶつかる行為や、人の侵入を禁止している道路を歩いている場合は別として)、この場合、救急車を呼ばずに男性を帰宅させた警官には、罪がありません。
人情として、せめて病院へ送ってあげて欲しかった、という気持ちは湧くと思うのですが、本人がどこにも異常がなく、痛いところもないから、ひとりで帰宅すると言えば、止めることは難しいですよね。
男性も、我慢強かったのかもしれませんが、もしかしたら本当にどこにも異常を感じていなかった可能性もありますから、自分で帰宅できると言われたら、警察も自宅まで送り届けることはしないでしょう。
最悪の状況を想定した行動は必要かも
事故とは直接関係のない話なのですが、以前勤めていた職場で、同僚の女性(私よりも若い)が突然ふらついて、椅子に倒れ掛かるように座り込んで「めまいがする」と言い出しました。
周りでは、私を含めた数人がその様子を見ていたのですが、明らかにいつもとは顔色が違うし、椅子に座る瞬間の動きも、おかしいと感じました。
眼の焦点も、合わせずらい感じを受けたので、すぐに早退して病院へ行くように言いました。
女性は、大したことない、ただのめまいか貧血だから、少し休んだら治まると思う、と言って帰ろうとしなかったのですが、このままもし倒れて救急車を呼ぶ事態になったらもっと周りに迷惑がかかるから、今すぐ病院へ行きなさい、ときつめに言って帰しました。
翌日、彼女は始業時間に出勤してきたので、病院の診察結果を聞いてみたところ、結構有名な病気と診断されたとのこと。
もし、単なる貧血とかめまいで済ませていたら、きっと病気のこともわからないまま、病状が悪化していったかもしれないと思うと、きつめに言って帰してよかったと思いました。
このとき、もしも、本人が大丈夫だと言っているから、病院へ行くことを強制するのはやめよう、と考えていたら、もっとつらい思いを彼女がしたかもしれないので、結果的にはよかったのですが、もし何もなかった場合は、私は嫌われるか、大げさな人間として認識されていたかもしれません(苦笑)
私がした行動が正しかったかどうかは、正直なところわかりません。
しかし、少しでも病気や何らかの異常を疑って、本人が大丈夫だと言っても、無理やりでも医師に診せることは、ムダにならないと思っています。
よく、大したことがないのに病院へ行くのは、よろしくない、という人がいますが、私は逆だと思っています。
大したことがないことを、きちんと確かめるためにも、医師に診てもらうことは必要だと思います。
正解の行動はわからないけれど
ニュースの話に戻りますが、この男性が身体は大丈夫だからと言ったとしても、誰かが強制的に医師に診てもらうように声をかけるか、連れていくかするように行動するのが、当たり前になった方がいいな、と思っています。
もちろん、警察にはその義務はないし、確か事故が目の前で起きたら、警察への通報と救急搬送の要請は別々にしないといけないと聞いたことがあります。
ですから、このニュースの男性についても、警察は強制的に病院へ受診させることをしないことが前提だと思います。
ただ、人の身体のもろさや弱さを考えたら、事故に遭った被害者は、必ず病院の診察を受けるよう指導するとか、なんなら条例があってもいいくらいに思っています。
よく聞く例として、頭を強打したけれど、直後に異常が見られなかったから普通に過ごしていたら、数時間後や数日後に突然めまいや吐き気に襲われて、そのまま倒れて亡くなってしまった、ということがあります。
死因で言うと、くも膜下出血や脳挫傷などだと思いますが、症状が出るまでのタイムラグは人や状況によって違うので、頭を打ったら、必ず病院を受診する、ということが浸透してほしいな、と思います。
頭だけではなく、身体のどこかを強打すれば、骨や内臓、筋肉などに損傷がある可能性もあります。
骨や筋肉に異常があれば、痛みを感じやすいので早めに対処できそうですが、内臓の場合神経が通っていない箇所に異常があると、すぐには自覚できないと思うので、念のための受診は誰しもが心がけた方がいいように感じています。
受診を促されたら
もし、自分が逆の立場で、何らかの事故に巻き込まれて被害者になったとしたら、身体に異常を感じていなくても病院を受診したいと思っています。
誰かから促されたら、素直に病院へ行きます。
もちろん、その際は相手の連絡先も聞いた上でそうしますし、場合によっては医療費の請求もするでしょう。
もし、それが軽度で完治までに1~2日の打撲や擦過傷だとしても、被害に遭った場合はそうした方がいいだろうと考えています。
人情とか、優しさとか、そういうことはこの場合考える必要はないと思っています。
非情な人間として認定されたとしても、自分の身体の健康は自分で守りたいです。
また、加害者のいない状況、例えば違う要因で倒れて頭や胸や腹を強打してしまった場合も、その日の内に病院を受診するようにしておきたいと思っています。
今まで、そういう状況になったことはないのですが、今思えば病院へ行った方がよかったかもしれないな、と思う経験は若い頃にありました。
小さな段差でバランスを崩して、足を捻挫したことがあったのですが、その時は腫れがなかなかひかなかったので、病院へいこうか迷いました。
今なら、迷うことなく捻挫したその日に病院へ行ったと思いますが、当時は大丈夫だろうと病院へは行きませんでした。
結果、何日かしたら腫れもひいたし、普通に歩けるようになったのでいいのですが、万が一骨にヒビが入っていたら、結構大変なことになっていたかもしれませんね。
今は、年齢的なこともあるので「自分は大丈夫」と思わないようにし「もしかして」を考えるようにしています。
幸いなことに、今のところそういった状況にはなっていませんが、日ごろの体調不良が酷くなったら、病院へ行った方がいいと思っています。
私の思い過ごしかもしれませんが、日本人は自分の体調が悪くても人に頼ったり弱っている姿を見せたらいけないと考える人が多いように思います。
人は、体調が悪ければ、それを素直に出していいし、仕事で迷惑をかけてしまうかもしれないと思うのならば、むしろ早めに病院へ行って、早めに原因を確認して、早めに治療を始めることの方が、結果的に周囲の人たちにかける迷惑が最小限で済むはずなのに、それをよしとしない風潮があるのが、気になります。
我慢強さを、日本人の美徳や素晴らしさと捉えている人もいますが、それは少し違うと思います。
もし、身体に異常が出ていなくても、事故に遭ったり暴行を受けた場合は、後先のことを考えず病院へ行ってほしいと思いますし、自分もそうしたいです。
事故に遭われた男性には、心の底からお悔やみ申し上げます。
どうしても、この記事が気になったので、本日はこのニュースに絡めた内容を綴ります。
加害者以外は悪くない
この事故は、道路を横断中に72歳の男性が軽自動車ではねられ、事故当時は意識もあり外見からは身体の異常が見られなかった様子です。
ところが、事故直後の実況見分が終わり、男性が帰宅した後に警察が連絡をしたところ連絡が取れず、自宅を訪問してみたら玄関先で倒れていて死亡が確認された、ということです。
このニュースを見て、何故救急車を呼んだり、病院へ行くように促さなかったのか、と思われる方もいらっしゃったかもしれませんね。
私も、直後に異常がなくても、念のために医師に診てもらったら、もしかしたら助かったかもしれないと思いました。
ただ、その判断を誰がするのか、またいつ医師に診てもらえばいいのかというところはタイミングが難しい問題です。
この事故で、明らかな罪は人身事故を起こした軽自動車の運転手です。
状況がわかりませんが、現行の法律では歩行者がどこを歩いていても、事故を起こした自動車側に非があることが前提ですから(わざと車にぶつかる行為や、人の侵入を禁止している道路を歩いている場合は別として)、この場合、救急車を呼ばずに男性を帰宅させた警官には、罪がありません。
人情として、せめて病院へ送ってあげて欲しかった、という気持ちは湧くと思うのですが、本人がどこにも異常がなく、痛いところもないから、ひとりで帰宅すると言えば、止めることは難しいですよね。
男性も、我慢強かったのかもしれませんが、もしかしたら本当にどこにも異常を感じていなかった可能性もありますから、自分で帰宅できると言われたら、警察も自宅まで送り届けることはしないでしょう。
最悪の状況を想定した行動は必要かも
事故とは直接関係のない話なのですが、以前勤めていた職場で、同僚の女性(私よりも若い)が突然ふらついて、椅子に倒れ掛かるように座り込んで「めまいがする」と言い出しました。
周りでは、私を含めた数人がその様子を見ていたのですが、明らかにいつもとは顔色が違うし、椅子に座る瞬間の動きも、おかしいと感じました。
眼の焦点も、合わせずらい感じを受けたので、すぐに早退して病院へ行くように言いました。
女性は、大したことない、ただのめまいか貧血だから、少し休んだら治まると思う、と言って帰ろうとしなかったのですが、このままもし倒れて救急車を呼ぶ事態になったらもっと周りに迷惑がかかるから、今すぐ病院へ行きなさい、ときつめに言って帰しました。
翌日、彼女は始業時間に出勤してきたので、病院の診察結果を聞いてみたところ、結構有名な病気と診断されたとのこと。
もし、単なる貧血とかめまいで済ませていたら、きっと病気のこともわからないまま、病状が悪化していったかもしれないと思うと、きつめに言って帰してよかったと思いました。
このとき、もしも、本人が大丈夫だと言っているから、病院へ行くことを強制するのはやめよう、と考えていたら、もっとつらい思いを彼女がしたかもしれないので、結果的にはよかったのですが、もし何もなかった場合は、私は嫌われるか、大げさな人間として認識されていたかもしれません(苦笑)
私がした行動が正しかったかどうかは、正直なところわかりません。
しかし、少しでも病気や何らかの異常を疑って、本人が大丈夫だと言っても、無理やりでも医師に診せることは、ムダにならないと思っています。
よく、大したことがないのに病院へ行くのは、よろしくない、という人がいますが、私は逆だと思っています。
大したことがないことを、きちんと確かめるためにも、医師に診てもらうことは必要だと思います。
正解の行動はわからないけれど
ニュースの話に戻りますが、この男性が身体は大丈夫だからと言ったとしても、誰かが強制的に医師に診てもらうように声をかけるか、連れていくかするように行動するのが、当たり前になった方がいいな、と思っています。
もちろん、警察にはその義務はないし、確か事故が目の前で起きたら、警察への通報と救急搬送の要請は別々にしないといけないと聞いたことがあります。
ですから、このニュースの男性についても、警察は強制的に病院へ受診させることをしないことが前提だと思います。
ただ、人の身体のもろさや弱さを考えたら、事故に遭った被害者は、必ず病院の診察を受けるよう指導するとか、なんなら条例があってもいいくらいに思っています。
よく聞く例として、頭を強打したけれど、直後に異常が見られなかったから普通に過ごしていたら、数時間後や数日後に突然めまいや吐き気に襲われて、そのまま倒れて亡くなってしまった、ということがあります。
死因で言うと、くも膜下出血や脳挫傷などだと思いますが、症状が出るまでのタイムラグは人や状況によって違うので、頭を打ったら、必ず病院を受診する、ということが浸透してほしいな、と思います。
頭だけではなく、身体のどこかを強打すれば、骨や内臓、筋肉などに損傷がある可能性もあります。
骨や筋肉に異常があれば、痛みを感じやすいので早めに対処できそうですが、内臓の場合神経が通っていない箇所に異常があると、すぐには自覚できないと思うので、念のための受診は誰しもが心がけた方がいいように感じています。
受診を促されたら
もし、自分が逆の立場で、何らかの事故に巻き込まれて被害者になったとしたら、身体に異常を感じていなくても病院を受診したいと思っています。
誰かから促されたら、素直に病院へ行きます。
もちろん、その際は相手の連絡先も聞いた上でそうしますし、場合によっては医療費の請求もするでしょう。
もし、それが軽度で完治までに1~2日の打撲や擦過傷だとしても、被害に遭った場合はそうした方がいいだろうと考えています。
人情とか、優しさとか、そういうことはこの場合考える必要はないと思っています。
非情な人間として認定されたとしても、自分の身体の健康は自分で守りたいです。
また、加害者のいない状況、例えば違う要因で倒れて頭や胸や腹を強打してしまった場合も、その日の内に病院を受診するようにしておきたいと思っています。
今まで、そういう状況になったことはないのですが、今思えば病院へ行った方がよかったかもしれないな、と思う経験は若い頃にありました。
小さな段差でバランスを崩して、足を捻挫したことがあったのですが、その時は腫れがなかなかひかなかったので、病院へいこうか迷いました。
今なら、迷うことなく捻挫したその日に病院へ行ったと思いますが、当時は大丈夫だろうと病院へは行きませんでした。
結果、何日かしたら腫れもひいたし、普通に歩けるようになったのでいいのですが、万が一骨にヒビが入っていたら、結構大変なことになっていたかもしれませんね。
今は、年齢的なこともあるので「自分は大丈夫」と思わないようにし「もしかして」を考えるようにしています。
幸いなことに、今のところそういった状況にはなっていませんが、日ごろの体調不良が酷くなったら、病院へ行った方がいいと思っています。
私の思い過ごしかもしれませんが、日本人は自分の体調が悪くても人に頼ったり弱っている姿を見せたらいけないと考える人が多いように思います。
人は、体調が悪ければ、それを素直に出していいし、仕事で迷惑をかけてしまうかもしれないと思うのならば、むしろ早めに病院へ行って、早めに原因を確認して、早めに治療を始めることの方が、結果的に周囲の人たちにかける迷惑が最小限で済むはずなのに、それをよしとしない風潮があるのが、気になります。
我慢強さを、日本人の美徳や素晴らしさと捉えている人もいますが、それは少し違うと思います。
もし、身体に異常が出ていなくても、事故に遭ったり暴行を受けた場合は、後先のことを考えず病院へ行ってほしいと思いますし、自分もそうしたいです。
事故に遭われた男性には、心の底からお悔やみ申し上げます。