ここ2、3日は、また新しい片付け動画を見ています。
動画をみていて、私が経験した処分方法について、一度まとめておこうかな、という気持ちになったので、本日は不要品を処分する方法のいくつかについて、綴ります。
処分方法あれこれ
処分方法には、いろいろあります。
私は、基本的には「廃棄」が中心ですが、他の処分方法も経験がありますし、「廃棄」はただ捨てるだけではないので、そのあたりも含めて、リストアップしてみます。
・普通ごみや分別ごみに出す(週の決まった曜日に毎週出す)
・粗大ごみに出す(指定日時に決まった場所へ出す)
・ごみを処理場へ持ち込む
・リサイクルシステムを利用する(公共事業)
・リサイクルショップへ買い取ってもらう
・フリーマーケットを利用する
・ネット買取を利用する
・ネットのフリーマーケットを利用する
・ネットオークションを利用する
・売ります、譲ります(⇔買います、譲ってください)の掲示板を利用する(タウン誌やインターネットなど)
・知り合いに譲る
・親族に譲る
・欲しい人に譲る
こんなところでしょうか?
このうち、私が経験したことがないのは、フリーマーケット(実店舗もネットも)と売ります、譲りますの掲示板です。
その他は、全て経験があります。
これらを、大まかに分けると、
・廃棄
・リサイクル協力
・売却
・譲渡
この4つになるかと思います。
廃棄
廃棄については、各自治体の条例に従って行うので、私が実際やっている方法が全て正しいわけではありませんが、基本的に、私は8割から9割は、決まった曜日に収集する普通のごみ(分別含む)として廃棄しています。
処分の中でも、いちばん簡単で、あれこれ悩む必要のない方法です。
さっさと片付けてしまいたい人にも、いちばんおススメの方法ですね(笑)
同じ廃棄でも、粗大ごみは計画性とタイミングとやる気が必要になります(笑)
粗大ごみでいちばん多いのは、家具や大きなインテリアだと思いますが、中でも収納家具は中身を空にすることから始めなければいけないので、結構ハードルが高い処分です。
ただ、やり遂げた後のスッキリ感というか爽快感は、なかなかいいものです。
ほとんどの自治体は有料で、1個300円くらいから1,000円くらいの間で手数料が設定されていると思います。
ごみ処理場への持ち込みは、自分で持ち運べるモノに限定されてしまいますが、協力者がいれば粗大ごみも持ち込むことができる、マルチな方法です。
粗大ごみと同様に、自治体によっては、予約などが必要かもしれませんが、私が住む地域は、書類の記入だけを終わらせておけば、あとは処分したいモノを車で運ぶだけなので、自分の任意の日時で決行できるところがいいです。
こちらも有料ですが、従量課金制が多いと思います。
我が自治体は、10kgごとに100円だったかな?
粗大ごみも、持ち込める場合はこちらの方法の方が、費用が安くなります。
自分で手続きをして、自分で焼却炉もしくは廃棄場で廃棄物を下ろさなければいけませんが、体力があって早く不要品を処分したいという人には、おススメの廃棄方法です。
処分方法としては、いちばん簡単な方法である廃棄ですが、実はそれが簡単にできない人が多いのですよね。
わかります。
「勿体ないから」「まだ使える(着られる)から」「思い入れがあるから」「誰かとの大切な思い出の品だから」「環境問題が心配だから」「欲しい人がいるかもしれないから」
この「~だから」という感情が絡むと、処分というモノが途端に難しくなってしまいますよね。
そこで、その「~だから」を解決するために、他の方法が存在するわけです。
リサイクル協力
リサイクル方法にも、いろいろありますが、まず簡単なのが自治体やボランティア団体が行っているリサイクル事業などですね。
有料も無料もありますが、自治体や企業が行うのは無料がほとんどです。
我が自治体は、今でこそ受け入れ休止になっていますが、古着、紙ごみ(段ボール以外の紙なら何でもOK)、古紙、段ボール、バッテリー、インク、電子機器、金属小物、蛍光灯などについて、専用のリサイクルボックスに入れるシステムになっていて、設置場所まで自分で持ち込みます。
また、家具店では新しい家具を購入したときに、古い家具の引き取りをお願いすることができる場合もあります。
有料が基本で、回収手数料はさまざまですが、私が知っているいくつかの家具取扱店では、2,000円から5,000円くらいの幅がありました。
家具店ではなくても、家庭から出た不要品を有料で引き取ってくれる業者もあります。
小さい家具やインテリアや家電品は、1個1,000円くらいから、大きな家具は良心的な業者でも1個5,000円くらいはかかりますので、費用面のことが気になる場合は、なるべく無料でできる方法を探したいですよね。
ただ、家具店や専門業者の引き取りは、かならずしもリサイクルに回るわけではありません。
利益にならないリサイクルは基本的にしないので、こちらが引き取りを依頼する不要品のほとんどは、リサイクルされずにごみ処理場へ搬入されていると思った方がいいです。
そう考えると、同じ廃棄になってしまうなら、自己搬入の方が費用が安く済んでいいのですが、1人暮らしで助っ人を呼べない人や腕っぷしの弱い人だけの家庭構成だと、自己搬入は難しいのが現状です。
リサイクルを選ぶ場合の心得は、とにかく損得勘定は一切しないこと(笑)
対費用効果を考えたり、元値(自分が購入した金額)の数パーセントでもいいから、取り戻したいと思う場合は、この方法は向いていません。
自分の労力を惜しみなく出すことができて、出費が多くてもいいから処分したい、だけどむやみに廃棄はしたくない、という人には、リサイクルがいいと思います。
売却
売却方法は、リサイクルショップでの取引、フリーマーケット(ネットを含む)、ネットオークションなどですね。
私はこの中で、リサイクルショップの利用とネットオークションの経験がありますが、どちらも一長一短だと感じています。
ネットオークションは、まず開始金額の設定が難しいです。
次に、オークション品の画像をアップしたり、説明を記入したり、取引方法を決めたり(入金先の指定など)、落札希望者からの質問に答えたり、落札がスムーズにいけば、今度は配送方法を落札者と相談したり、入金確認をしたり、配送が完了したら相手に連絡をしたりと、最後の最後ま気が抜けません。
私は、この経験はとてもではないが自分に向いてないと感じたので、似たような面倒くささが想像できるネットのフリーマーケットには手を出しませんでした。
また、実際のフリーマーケットも準備段階がかなり大変なので(マーケットに出す品の選別、価格設定、販売スペースの申し込み、搬入の準備(品物の運送方法、つり銭の用意、ディスプレイ用の什器の用意など)、これらの作業を楽しむことができない人には、おすすめできないですね。
また、売れなかった場合は全て持ち帰らなければならないので、後始末も大変です。
これらすべてが、苦も無くできるのであれば、フリーマーケットでの処分は楽しいと思います。
リサイクルショップで買い取ってもらう場合に、なるべく高額で売りたいと思う方は、まず自分が買い取ってもらいたいモノの平均的な買取価格を調べた方がいいです。
ぼったくり目的ではないリサイクルショップであれば、平均の買取価格がリスト化されていて決まっているので、どこへ持ち込んでも似たような買取価格になるはずです。
ただし、モノの状態により多少上下はしますし、状態によっては買取不可な場合もあります。
リサイクルショップの得意分野も、調べられそうなら調べた方がいいですね。
それから、使用済み品であれば、購入してからどれくらいの年数がたっているかということも、査定に関わってきます。
例え未使用未開封でも、販売時期が古ければ安く見積もられますし、もしかしたら買取不可になる場合もあります。
それらを調べた上で、あとは買取希望のモノの状態を保ちつつ、持ち込んで査定してもらうだけです。
リサイクルショップについては、私がなんとなくリサーチした結果なのですが、ブランド品で未使用でキズや汚れがない場合は、メーカーの販売小売価格が例えば10,000円弱だとしたら、300円から800円くらいでの買取価格で、リサイクルショップの店頭に出たら、2,500円から3,500円くらいの価格になっていました。
例えば、この10,000円の商品をアウトレットなどでもっと安価で手に入れていたとしても、それはリサイクルショップ側にはわからないので、買取価格表に則った査定額が出ます(アウトレット用に作られたモノは別ですが)
ブランドものではないけれど、未開封未使用という場合は、高くても300円、平均して100円以下の査定になることが多く、使用済品の場合だと、50円以下が当たり前だと思った方がよさそうです。
リサイクルショップへの買取で、少しでも高く買い取ってもらいたい場合は、まず持ち込もうとしているショップで、似たような商品がいくらで販売されているかを調べることをおススメします。
販売されている価格がわかれば、買取価格はなんとなく想像できます。
店頭で100円前後のモノは、買い取り価格は10円以下です。
モノに寄りますが、店頭価格の1割から多くても3割弱が、査定額になると思った方がいいです。
もし、レアものでオークションなどで高額落札されているようなモノでしたら、それなりの金額で買い取ってくれるショップもありますが、そういうショップは普通のリサイクルショップとは違う査定方法なので、しっかりリサーチしたほうがいいでしょう。
不要品の処分方法を考えているとき、必ずと言っていいほど「売ったらいいのでは?」と思うモノが出てきます。
まあ、手あたり次第売却してしまえば、いくらかには必ずなりますが、想像しているほど高額の買取はしてくれません。
もし、売却したいと思ったら、最初に必ず「自分が客としてリサイクルショップへ行ったら、お金を出してでも買いたいだろうか?」と考えてみてください。
「これくらいの値段だったら、買うかな」と考えたら、その価格の1割以下が査定額です。
その査定額でも満足できると思ったら、買取を依頼したらいいと思います(それでも想像よりも査定額は低い可能性が高いです)
もし、それだと満足できないと思うのであれば、廃棄してしまった方が余計な手間も時間もかかりませんから、潔く廃棄しましょう。
私は、何度か買取をしてもらった結果、今は大したことない不要品については、ごみとして廃棄することに決めています。
ただし、売却については例外があり、先ほども言ったように査定基準が特殊な店もあります。
ネット買取などは、それこそ得意分野については高額買取を期待できるので、例えばアニメやアイドルの希少価値が高いグッズや書籍、音楽関係のCDやDVD、レコードなどは、配送の手配が面倒ではありますが、一度トライしてみてもいいと思います。
ネット検索すれば、ショップの評価もわかりますし、探しやすいと思います。
譲渡
廃棄はしたくない(勿体ない、エコではない)、しかし、売却やリサイクルは結構面倒という場合は、譲渡という手もありますね。
親戚や知人であれば、家まで取りに来てと頼むこともできますし、処分手数料も取られません。
相手は欲しいと思っていたモノが、ちょっとした労力だけで手に入るし、自分は不要なモノを手放すことができるので、Win-Winです。
また、昔からあるフリーペーパーの「譲ります」コーナーや、ジモティのように欲しい人に譲渡できるサイトを利用して、赤の他人ではあるけれど、こちらの不要品をぜひ欲しいと言ってくれる人に譲る方法もあります。
私は今のところ、知人や親せきにしか譲渡をしたことがないのですが、まあ、相手が欲しいと言ってくれるのであれば、とても助かるなあ、という程度で、家の不要品を片付けているときは、いちばん最後の可能性として考えています。
もし、欲しいと言ってくれたとしても、結局その家でも邪魔になってしまうのではないか、と考えると、必ずしもベストな方法には思えません。
たまたま、欲しいモノがあると言っていた人がいて、たまたま自分が使っていたモノが不要になったのであれば、その機会を逃さないでほしいですが、基本的には自分が要らないモノは他の人も要らないモノだと認識することが大事です。
そしてたどり着く「廃棄」という選択
結局、廃棄したくなくても、巡り巡って結局廃棄以外の方法では処分できないとなると、最初から「廃棄」前提で不要品を処分するほうが、時短になりますし効率的です。
他の方法は、自分以外の人の評価や決定が必要になりますが、廃棄であれば自分だけで最終決定ができます(あくまでも私物に関してだけですが)
たしかに、高い金額を払って購入したモノもたくさんありますし、大事に使っていた分だけ手放し難いモノもありますが、お金を支払った時点で、そのお金は二度と戻ってきません。
金は天下の回りものと言いますが、今出ていくお金は、次に入ってくるお金とは別のお金です。
出ていくお金があれば、入ってくるお金もあります。
そうやって使うのが、お金の正しい使い方ですしね。
だから、もし、勿体ないと思う気持ちの裏側に「高かったのに」とか「苦労して買ったのに」という気持ちが潜んでいるのであれば、それは不要品を手放すこととは全く別のことと考えて、潔く処分方法を決めて、決めたら結果がどうであれ受け入れた方がいいと思います。
また、環境汚染やきれいな状態のモノを捨てるのは、罰が当たりそうだと思って、廃棄できないのであれば、そもそも購入した時点で環境汚染は始まっているし、罰が当たると思うのは、モノを正しい方法で使っていなかったからだと思います。
もしも、長いこと丁寧に使い込んでいたら、思い入れは募るかもしれませんが、そろそろモノの役目も終わりかな、と思う瞬間がやってきます。
そういう時に、廃棄は勿体ないとは、おそらく思うことはなくて、お役目ご苦労様という気持ちの方が大きくなると思っていますから、もし、モノを処分するときに環境のことやモノの大切さを意識するのであれば、まず購入する時点で考えるべきかな、と思います。
一度手に入れたものは、いずれ全部「ごみ」になりますから、今どれだけ自分が理由をつけて手放すことを躊躇していても、最終的なモノの行き場は同じです。
だからこそ、自分で処分する方法をきちんと決めて、必ず実行すべきなのだとも思います。
自分の家で出たごみを、隣の家に売ったり譲ったりする人なんていません。
それと同じと考えると、最終的にはやはり「廃棄」という選択にならざるを得ないのだと思います。
本日は、長々と失礼しました。
入力も時間がかかりました(笑)
でも、自分の今までの行動を振り返る意味でも、今回の記事は後々役に立ちそうな気がします。
人は、自分が痛みを感じていないと、すぐに忘れてしまう生き物ですから、こうやって時々振り返りをすることは、大事ですね。
動画をみていて、私が経験した処分方法について、一度まとめておこうかな、という気持ちになったので、本日は不要品を処分する方法のいくつかについて、綴ります。
処分方法あれこれ
処分方法には、いろいろあります。
私は、基本的には「廃棄」が中心ですが、他の処分方法も経験がありますし、「廃棄」はただ捨てるだけではないので、そのあたりも含めて、リストアップしてみます。
・普通ごみや分別ごみに出す(週の決まった曜日に毎週出す)
・粗大ごみに出す(指定日時に決まった場所へ出す)
・ごみを処理場へ持ち込む
・リサイクルシステムを利用する(公共事業)
・リサイクルショップへ買い取ってもらう
・フリーマーケットを利用する
・ネット買取を利用する
・ネットのフリーマーケットを利用する
・ネットオークションを利用する
・売ります、譲ります(⇔買います、譲ってください)の掲示板を利用する(タウン誌やインターネットなど)
・知り合いに譲る
・親族に譲る
・欲しい人に譲る
こんなところでしょうか?
このうち、私が経験したことがないのは、フリーマーケット(実店舗もネットも)と売ります、譲りますの掲示板です。
その他は、全て経験があります。
これらを、大まかに分けると、
・廃棄
・リサイクル協力
・売却
・譲渡
この4つになるかと思います。
廃棄
廃棄については、各自治体の条例に従って行うので、私が実際やっている方法が全て正しいわけではありませんが、基本的に、私は8割から9割は、決まった曜日に収集する普通のごみ(分別含む)として廃棄しています。
処分の中でも、いちばん簡単で、あれこれ悩む必要のない方法です。
さっさと片付けてしまいたい人にも、いちばんおススメの方法ですね(笑)
同じ廃棄でも、粗大ごみは計画性とタイミングとやる気が必要になります(笑)
粗大ごみでいちばん多いのは、家具や大きなインテリアだと思いますが、中でも収納家具は中身を空にすることから始めなければいけないので、結構ハードルが高い処分です。
ただ、やり遂げた後のスッキリ感というか爽快感は、なかなかいいものです。
ほとんどの自治体は有料で、1個300円くらいから1,000円くらいの間で手数料が設定されていると思います。
ごみ処理場への持ち込みは、自分で持ち運べるモノに限定されてしまいますが、協力者がいれば粗大ごみも持ち込むことができる、マルチな方法です。
粗大ごみと同様に、自治体によっては、予約などが必要かもしれませんが、私が住む地域は、書類の記入だけを終わらせておけば、あとは処分したいモノを車で運ぶだけなので、自分の任意の日時で決行できるところがいいです。
こちらも有料ですが、従量課金制が多いと思います。
我が自治体は、10kgごとに100円だったかな?
粗大ごみも、持ち込める場合はこちらの方法の方が、費用が安くなります。
自分で手続きをして、自分で焼却炉もしくは廃棄場で廃棄物を下ろさなければいけませんが、体力があって早く不要品を処分したいという人には、おススメの廃棄方法です。
処分方法としては、いちばん簡単な方法である廃棄ですが、実はそれが簡単にできない人が多いのですよね。
わかります。
「勿体ないから」「まだ使える(着られる)から」「思い入れがあるから」「誰かとの大切な思い出の品だから」「環境問題が心配だから」「欲しい人がいるかもしれないから」
この「~だから」という感情が絡むと、処分というモノが途端に難しくなってしまいますよね。
そこで、その「~だから」を解決するために、他の方法が存在するわけです。
リサイクル協力
リサイクル方法にも、いろいろありますが、まず簡単なのが自治体やボランティア団体が行っているリサイクル事業などですね。
有料も無料もありますが、自治体や企業が行うのは無料がほとんどです。
我が自治体は、今でこそ受け入れ休止になっていますが、古着、紙ごみ(段ボール以外の紙なら何でもOK)、古紙、段ボール、バッテリー、インク、電子機器、金属小物、蛍光灯などについて、専用のリサイクルボックスに入れるシステムになっていて、設置場所まで自分で持ち込みます。
また、家具店では新しい家具を購入したときに、古い家具の引き取りをお願いすることができる場合もあります。
有料が基本で、回収手数料はさまざまですが、私が知っているいくつかの家具取扱店では、2,000円から5,000円くらいの幅がありました。
家具店ではなくても、家庭から出た不要品を有料で引き取ってくれる業者もあります。
小さい家具やインテリアや家電品は、1個1,000円くらいから、大きな家具は良心的な業者でも1個5,000円くらいはかかりますので、費用面のことが気になる場合は、なるべく無料でできる方法を探したいですよね。
ただ、家具店や専門業者の引き取りは、かならずしもリサイクルに回るわけではありません。
利益にならないリサイクルは基本的にしないので、こちらが引き取りを依頼する不要品のほとんどは、リサイクルされずにごみ処理場へ搬入されていると思った方がいいです。
そう考えると、同じ廃棄になってしまうなら、自己搬入の方が費用が安く済んでいいのですが、1人暮らしで助っ人を呼べない人や腕っぷしの弱い人だけの家庭構成だと、自己搬入は難しいのが現状です。
リサイクルを選ぶ場合の心得は、とにかく損得勘定は一切しないこと(笑)
対費用効果を考えたり、元値(自分が購入した金額)の数パーセントでもいいから、取り戻したいと思う場合は、この方法は向いていません。
自分の労力を惜しみなく出すことができて、出費が多くてもいいから処分したい、だけどむやみに廃棄はしたくない、という人には、リサイクルがいいと思います。
売却
売却方法は、リサイクルショップでの取引、フリーマーケット(ネットを含む)、ネットオークションなどですね。
私はこの中で、リサイクルショップの利用とネットオークションの経験がありますが、どちらも一長一短だと感じています。
ネットオークションは、まず開始金額の設定が難しいです。
次に、オークション品の画像をアップしたり、説明を記入したり、取引方法を決めたり(入金先の指定など)、落札希望者からの質問に答えたり、落札がスムーズにいけば、今度は配送方法を落札者と相談したり、入金確認をしたり、配送が完了したら相手に連絡をしたりと、最後の最後ま気が抜けません。
私は、この経験はとてもではないが自分に向いてないと感じたので、似たような面倒くささが想像できるネットのフリーマーケットには手を出しませんでした。
また、実際のフリーマーケットも準備段階がかなり大変なので(マーケットに出す品の選別、価格設定、販売スペースの申し込み、搬入の準備(品物の運送方法、つり銭の用意、ディスプレイ用の什器の用意など)、これらの作業を楽しむことができない人には、おすすめできないですね。
また、売れなかった場合は全て持ち帰らなければならないので、後始末も大変です。
これらすべてが、苦も無くできるのであれば、フリーマーケットでの処分は楽しいと思います。
リサイクルショップで買い取ってもらう場合に、なるべく高額で売りたいと思う方は、まず自分が買い取ってもらいたいモノの平均的な買取価格を調べた方がいいです。
ぼったくり目的ではないリサイクルショップであれば、平均の買取価格がリスト化されていて決まっているので、どこへ持ち込んでも似たような買取価格になるはずです。
ただし、モノの状態により多少上下はしますし、状態によっては買取不可な場合もあります。
リサイクルショップの得意分野も、調べられそうなら調べた方がいいですね。
それから、使用済み品であれば、購入してからどれくらいの年数がたっているかということも、査定に関わってきます。
例え未使用未開封でも、販売時期が古ければ安く見積もられますし、もしかしたら買取不可になる場合もあります。
それらを調べた上で、あとは買取希望のモノの状態を保ちつつ、持ち込んで査定してもらうだけです。
リサイクルショップについては、私がなんとなくリサーチした結果なのですが、ブランド品で未使用でキズや汚れがない場合は、メーカーの販売小売価格が例えば10,000円弱だとしたら、300円から800円くらいでの買取価格で、リサイクルショップの店頭に出たら、2,500円から3,500円くらいの価格になっていました。
例えば、この10,000円の商品をアウトレットなどでもっと安価で手に入れていたとしても、それはリサイクルショップ側にはわからないので、買取価格表に則った査定額が出ます(アウトレット用に作られたモノは別ですが)
ブランドものではないけれど、未開封未使用という場合は、高くても300円、平均して100円以下の査定になることが多く、使用済品の場合だと、50円以下が当たり前だと思った方がよさそうです。
リサイクルショップへの買取で、少しでも高く買い取ってもらいたい場合は、まず持ち込もうとしているショップで、似たような商品がいくらで販売されているかを調べることをおススメします。
販売されている価格がわかれば、買取価格はなんとなく想像できます。
店頭で100円前後のモノは、買い取り価格は10円以下です。
モノに寄りますが、店頭価格の1割から多くても3割弱が、査定額になると思った方がいいです。
もし、レアものでオークションなどで高額落札されているようなモノでしたら、それなりの金額で買い取ってくれるショップもありますが、そういうショップは普通のリサイクルショップとは違う査定方法なので、しっかりリサーチしたほうがいいでしょう。
不要品の処分方法を考えているとき、必ずと言っていいほど「売ったらいいのでは?」と思うモノが出てきます。
まあ、手あたり次第売却してしまえば、いくらかには必ずなりますが、想像しているほど高額の買取はしてくれません。
もし、売却したいと思ったら、最初に必ず「自分が客としてリサイクルショップへ行ったら、お金を出してでも買いたいだろうか?」と考えてみてください。
「これくらいの値段だったら、買うかな」と考えたら、その価格の1割以下が査定額です。
その査定額でも満足できると思ったら、買取を依頼したらいいと思います(それでも想像よりも査定額は低い可能性が高いです)
もし、それだと満足できないと思うのであれば、廃棄してしまった方が余計な手間も時間もかかりませんから、潔く廃棄しましょう。
私は、何度か買取をしてもらった結果、今は大したことない不要品については、ごみとして廃棄することに決めています。
ただし、売却については例外があり、先ほども言ったように査定基準が特殊な店もあります。
ネット買取などは、それこそ得意分野については高額買取を期待できるので、例えばアニメやアイドルの希少価値が高いグッズや書籍、音楽関係のCDやDVD、レコードなどは、配送の手配が面倒ではありますが、一度トライしてみてもいいと思います。
ネット検索すれば、ショップの評価もわかりますし、探しやすいと思います。
譲渡
廃棄はしたくない(勿体ない、エコではない)、しかし、売却やリサイクルは結構面倒という場合は、譲渡という手もありますね。
親戚や知人であれば、家まで取りに来てと頼むこともできますし、処分手数料も取られません。
相手は欲しいと思っていたモノが、ちょっとした労力だけで手に入るし、自分は不要なモノを手放すことができるので、Win-Winです。
また、昔からあるフリーペーパーの「譲ります」コーナーや、ジモティのように欲しい人に譲渡できるサイトを利用して、赤の他人ではあるけれど、こちらの不要品をぜひ欲しいと言ってくれる人に譲る方法もあります。
私は今のところ、知人や親せきにしか譲渡をしたことがないのですが、まあ、相手が欲しいと言ってくれるのであれば、とても助かるなあ、という程度で、家の不要品を片付けているときは、いちばん最後の可能性として考えています。
もし、欲しいと言ってくれたとしても、結局その家でも邪魔になってしまうのではないか、と考えると、必ずしもベストな方法には思えません。
たまたま、欲しいモノがあると言っていた人がいて、たまたま自分が使っていたモノが不要になったのであれば、その機会を逃さないでほしいですが、基本的には自分が要らないモノは他の人も要らないモノだと認識することが大事です。
そしてたどり着く「廃棄」という選択
結局、廃棄したくなくても、巡り巡って結局廃棄以外の方法では処分できないとなると、最初から「廃棄」前提で不要品を処分するほうが、時短になりますし効率的です。
他の方法は、自分以外の人の評価や決定が必要になりますが、廃棄であれば自分だけで最終決定ができます(あくまでも私物に関してだけですが)
たしかに、高い金額を払って購入したモノもたくさんありますし、大事に使っていた分だけ手放し難いモノもありますが、お金を支払った時点で、そのお金は二度と戻ってきません。
金は天下の回りものと言いますが、今出ていくお金は、次に入ってくるお金とは別のお金です。
出ていくお金があれば、入ってくるお金もあります。
そうやって使うのが、お金の正しい使い方ですしね。
だから、もし、勿体ないと思う気持ちの裏側に「高かったのに」とか「苦労して買ったのに」という気持ちが潜んでいるのであれば、それは不要品を手放すこととは全く別のことと考えて、潔く処分方法を決めて、決めたら結果がどうであれ受け入れた方がいいと思います。
また、環境汚染やきれいな状態のモノを捨てるのは、罰が当たりそうだと思って、廃棄できないのであれば、そもそも購入した時点で環境汚染は始まっているし、罰が当たると思うのは、モノを正しい方法で使っていなかったからだと思います。
もしも、長いこと丁寧に使い込んでいたら、思い入れは募るかもしれませんが、そろそろモノの役目も終わりかな、と思う瞬間がやってきます。
そういう時に、廃棄は勿体ないとは、おそらく思うことはなくて、お役目ご苦労様という気持ちの方が大きくなると思っていますから、もし、モノを処分するときに環境のことやモノの大切さを意識するのであれば、まず購入する時点で考えるべきかな、と思います。
一度手に入れたものは、いずれ全部「ごみ」になりますから、今どれだけ自分が理由をつけて手放すことを躊躇していても、最終的なモノの行き場は同じです。
だからこそ、自分で処分する方法をきちんと決めて、必ず実行すべきなのだとも思います。
自分の家で出たごみを、隣の家に売ったり譲ったりする人なんていません。
それと同じと考えると、最終的にはやはり「廃棄」という選択にならざるを得ないのだと思います。
本日は、長々と失礼しました。
入力も時間がかかりました(笑)
でも、自分の今までの行動を振り返る意味でも、今回の記事は後々役に立ちそうな気がします。
人は、自分が痛みを感じていないと、すぐに忘れてしまう生き物ですから、こうやって時々振り返りをすることは、大事ですね。