フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

オブジェ 〜トクサをカクカクと折り曲げて(^_^)〜

2016年09月11日 | フーちゃん作品


先週のProfessionalコースのデザイン「オブジェ」

「オブジェ」というタイトルの作品はProfessionalコースでは時々登場しますが、
「オブジェ」という決まった形があるわけではなく、
毎回毎回、テーマが決められており、
そのテーマを自分でどのように表現するのか。。。と、いう
考えようによっては難しいカリキュラムなのです💦

今回のメイン花材は「トクサ」

その特徴を活して、その個性を出す
同時に他のグリーンとして「ベアグラス」「ドラセナ」もそれぞれの役割を
はっきりと出す、というところです

さて、トクサをカクカクと、角を作ってデザインに取り入れるわけですが、
テキスト掲載のデザインをみる
中央部分の花の塊部分の両サイドにほぼ水平に配置されています

Professionalコースの生徒さんたちの中には
在籍年数の長い方たちが大勢いらっしゃいます

また、在籍年数に関係なく、「こう作りたい」という
自分のものをお持ちの方もいらっしゃいます
何でもかんでもテキストと同じデザインを作る必要はなく、
ご自分のオリジナリティやその時のヒラメキをその作品の中に反映し、自分を表現していただければ
日々のレッスンも有意義で楽しいものになると考えています



さて、とはいえ、ほとんど生徒さんはだいたいテキストのデザインと同じで、
トクサは正面から見て左右に水平な感じで配置されていました

お一人だけ、全く違う方向に配置した方がいて、
私はとても嬉しく思いました(^_^)

後方斜め上から前方斜め下に向かうトクサ
とても大胆で思い切りの良さを感じます

その生徒さんは、テキストのデザインにとても違和感を感じていたそうで、
「こんな風にはできない」「こんな風には作りたくない」と

いやな物を無理矢理作るなんて、
楽しくありません😢

思い通り、自分を表現する作品を自由に作っていただきたいです(^_^)

さて、さて、
私もこのトクサのカクカクとしたライン作り
面白そうなので、作ってみました



斜め左後ろから斜め右手前にトクサを配置してみました
私はオリエンタルユリを使っていますが、
やはりまだ蕾で鳥のくちばしのようにとんがっているので、
今はリューカデンドロンをほぼ正面のFPにしています

正面の色が若干暗くてイマイチですが、
オリエンタルユリが咲いてきたら、位置を変えます(^^;;

トクサの中には根元辺りは#20の太めのワイヤー
トクサの先端の細くなっているところには#24の細めのワイヤーを入れています



また、トクサの先端部分はそれぞれ独立させたままではなく、ばらけないように、交差させています



花器口周辺の花の塊部分はちょっと大きめに作りました
オリエンタルユリのつぼみが大きいので、高さを低くすると、つぼみが突き出てしまうからです

花材配置はグルーピングですが、ブルーのリンドウが問題!
グルーピングすると、とてもブルーがきつく、ブルーの塊が思ったより目立つのです

そこで、リンドウは完璧なグルーピングとはせず、他の花のグループにも
ちょっぴり混ぜてみました(笑)

ベアグラスも6本ひとまとめで大きなループを作りましたが、
ループの数はせいぜい2箇所しか入りませんでした

左右のデザインがアシンメトリーになるように、トクサのカクカクが短い方に2箇所配置



面白いデザインです😉


左右幅は96センチ
奥行き 46センチ
高さ  23センチ










コメント
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