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バッファロー市のパーキングメーター整備士が25セント・コイン・スキミング泥棒で有罪拘禁刑判決

2013-08-27 12:27:28 | サイバー犯罪と立法

 

 Last Updated:April 30,2024

 米国FBIはさる8月16日、バッファロー市(ニューヨーク州)の永年勤続込公務員は、8月16日に、8年間にわたるすべて方面で同市の各方面におけるパーキング・メーターから計20万ドル以上を盗んだことを理由に30カ月の拘禁刑判決を言い渡された旨リリースした。 

 被告は30年以上にわたりバッファロー市の公務員であったが、パーキング・メーター整備士という仕事柄機器を操作できる立場を悪用した不正行為を理由に刑事責任を問われたものである。この種の犯罪は決して少なくないのが事実であるが、米国だけでなく英国メディア(8月17日 Guardian記事)も取り上げていることから、あえて紹介する。  

1.事実関係と起訴経緯

 ジェームズ・バガローゾ(James Bagarozzo:30年間以上、バッファロー市によって雇用されていた)は2003年にパーキング・メーター整備士になったが、バガローゾと共犯者はメーターを修理する代わりに25セントコインを盗むことができるようにそれら75以上のメーターに違法に別添器具(加工したデバイス)を装備した。

 長い時間をかけた被告の小銭犯罪累計額は、つじつまが合ってきた。 

FBI のバッファロー部において本事件の捜査を行った特別捜査官ロブ・グロス(Rob Gross)は、被告が出勤した日の半分はバッファロー市から小銭を盗むのに費やされたと述べた。

 バガローゾと共犯仲間である市役所職員ローレンス・チャールズ(Lawrence Charles)は、2011年12月に逮捕された。捜査官はバガローゾの自宅で現金と25セント硬貨現金と彼の寝室の天井に隠された4万ドルを含む計約4万7,000ドルを見つけた。 

 バガローゾらは、パーキング・メーターの整備士として、バッファロー市内の約1,200台の機械的なマシンを調整したり修理すべき任務を負っていたが、それらのコイン・キャニスター(コイン収納ボックス)にアクセスする権限を持たないで、また集金権限も与えられていなかった。

 代わりに、彼らはメーター自体に細工を装備していたので、預けられた25セント・コインがコインキャニスターに決して落ちなかった。

 そして、被告は自分達のために加工デバイスからコインを回収した。 

 被告(57歳)は2003年から逮捕される時まで続いて、彼の家に戦利品を移すために何千回もの四半期の彼の車へバッグや深いポケットのついたワークパンツを用いて数千枚の25セント硬貨をしこしこ運んだ(そこでは、彼は、coin wrappersで包装のうえ、銀行でそれを現金と交換した)。 

 捜査官グロスは銀行はバガローゾが出納係に自分は友人の自動販売機企業と働いているという言ったので、決して疑わなかった。

 また、グロスは被告は銀行の出納係との間で結局25セントコインをちょうど500ドル分画入る専用ボックスを彼に与えたほど良い関係を育てた、と述べた。

 被告は、1週間の間に銀行に何度か25セントで計500ドル分の箱をもって出向き、帰りに現金を受け取った。 

 新しい駐車コミッショナーの任命がなければ、被告の詐欺は無期限に続いたかもしれない。(そのコミッショナーは、バッファロー市の機械的なメーター数値と、より新しい電子機械の間の収入の著しい違いに気付いた)。 

 2010年9月に、バッファロー市のParking Enforcement事業部は、バッファロー警察を含む広げた捜査を開始し、および最終的に市はFBIに支援を求めた。 

 2週間後に彼が判決を下される予定であるバガローゾとチャールズは、毎日窃盗行為を遂行していた模様がビデオの上で捕捉された。

 グロスは、利用者が十分な注意を支払わないかぎり固定メーターに見えたが、被告らはそれを使って窃盗行為を行っていたと述べた。

 実際に、彼らはそれらを使い公金を盗んでいた。 

 2012年9月に、バガローゾは違法にフェデラル・ファンド(パーキング収入)を窃取した窃盗罪および21万ドル(約2,058万円)の賠償金を支払う件で有罪答弁を行った。

 本事件を担当した連邦連邦検事は、バガローゾは個人的利用と家族の諸費用を払うのにパーキング・メーターの金を使用した点を指摘した。 

2.類似の犯罪事例

 2009年4月22日、ワシントンポスト紙は次のような記事を載せた。

 ヴァージニア州アレキサンドリア市警察は窃盗犯ウィリアム·J・フェル( William J. Fell )を起訴した。被害額は17万ドル(約1,666万円)金種は25セントおよびニッケル(5セント)とダイム(10セント)であった。

 被告は約1年以上駐車場のメーターの修理工としてキャニスターから貨幣を盗み、警察が自宅を捜査したところバケツ、ロールやカップからコインが見つかった。 

3.国民の信頼確保の重要性指摘

 バッファロー事業部担当の特別捜査官リチャード・フランケル(Richard Frankel)は、「本件は公共の不正が国民に役立つ政府の能力にいかに打撃を与えるかに関する典型例であり、今回の事件で正義が実現されたことに感謝するとともに、FBIはあらゆる形態の官吏等による公的不正行為に対し用心深く対応する」と述べた。 

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