FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 10月2回目

2010-11-02 12:36:37 | クライミングレッスン報告
10月19日 メンバー:かんちゃん(小1)、アカネちゃん(小1)

体操とストレッチの後、ゲーム「どんじゃんけん」から導入。クライミングの先輩のかんちゃんはトラバースが早いので、アカネちゃんは大慌て
でも、結構良い勝負だ。遊びの中で練習すると力の「抜き」を覚えるので、自分のリラックスした良い状態を脳にインプット出来る。これはスポーツ書などでも報告されているし、自分の子供時代を思い起こしても納得がいく。現にアカネちゃんは勝負を重ねるごとに動きが良くなっているようだ

ゲームでリラックスして動けるようになったあとは基本練習。子供たちの中には「え~、また~」という反応を示す子もいるが、悪いがこれだけは譲れないよ この基本練習は、クライミングのテクニックとして必須だけれども教えないと動けない動きを中心に組み立ててある。神経系統がもっとも発達する小学生の間はこの基本練習を反復し、徹底的に身につけさせる必要がある。子供たちが将来何を目指すにせよ、これは指導者の責任だ
今日はトラバース4種類に加えて正対と側対、そしてフラッキングを加えてみた。まだ力のない1年生のちびっこ二人には早いかな?と思ったが、なかなかどうして 少しお尻を支えてあげて補助したら、かんちゃんはもとより始めたばかりのアカネちゃんもきちんと出来た これにはびっくり

学習コーナーはホールドの種類は「ポケット」を、ムーブでは「乗り込み」を覚えた

基本練習と学習コーナーの後、今日はルートから。
かんちゃんはダイヤモンド壁の白×5.8を登り、5.8のグレードのルートを1個ゲット アカネちゃんもギャラリーの「くちびる」ホールドまで行けて「ひよこ」を合格した

最後に楽しみにしていたボルダー かんちゃんが今一生懸命トライしているハングの課題にみんなで行ってみる。一手目がオーバーハングしていて遠く、ちびっこたちを苦しめている課題だ アカネちゃんが「あたしもやってみたい」と言うので取りついてもらうと、何と、教えていないのに一手めのホールドにきれいにヒールして切り抜けようとした ちびっこ、恐るべし。。。
かんちゃんはカンテのピンク×もものすごい粘りと習った「側対」を駆使して完登 これは前回のレッスン時に、上部で行くも戻るも出来なくなり、かつて経験のない高さから飛び降りて「怖かった~」という思いをした課題。怖さを克服して、よく登ったね