FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-10-13 11:13:50 | クライミングレッスン報告
9月25日

朝10時から以前何回か来たことのあるとうま君(小2)、はる君(小1)兄弟。
とうま君は別のスポーツをやっていて、そちらが忙しくなかなかクライミングに来られないとのこと。
センスがあるのに、もったいないな~。そういう子は、とても多い。

サッカーにしろ野球にしろ、日本の少年スポーツチームは、1つの種目にばかり少し専念させすぎではないか、と常々思う。
所謂ゴールデン・エイジと呼ばれる12歳までは、神経系統が最も発達する時期。
この時期に様々な身体活動を経験させ、脳を活性化させておくことが重要だろう。
それがその後の思春期における身体能力はもとより、精神活動のタフさにもつながって行くように思う。

小学生の間は、いろいろな運動を経験して様々な体の使い方を覚え、野山(公園でも結構!)を駆け回り、健全で強い心身を育む。
・・・当たり前のことなのだが、この「当たり前のこと」が困難に感じてしまう今の状況はいかがなものか?

とうま君は、ボルダーではあっという間にピンク8級課題を5個完登 ルートもギャラリーの5.6をするすると登った
まだ5歳のはる君はなかなか思うように登れないが、とてもよく頑張った レッスン時間内に、最初出来なかったことを練習の末いくつも出来るようにして帰って行った

彼らが今度来るのは、いつなのだろう・・・?


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-10-12 15:49:15 | クライミングレッスン報告
9月24日(金)

午後6時半からともちゃん(中1)、リナちゃん(中2)、ちかちゃん(小4)、そして体験のヒカリ君(中2)。
体験のヒカリ君は図らずも女子の中に男子一人になってしまった。こういうことに子供たちは意外と敏感なようで(特に男の子は)、申し訳ないね。。。

ボルダーではリナちゃんが動きが良くなってきた
今日はピンク色のテープ課題(8級)を何本も完登。少し手前に前傾した壁も少しずつこなせるようになってきた。
ちかちゃんは白課題(7級)に入って苦戦が続く。まだちょっと非力なので、上部がこなす自信がなくなりゴールが取れない。
「あ~、今日も1本も登れなかった」 ・・・そういうものです。それが当たり前。だから出来た時が嬉しいのだよ。めげずに頑張れ
ともちゃんも非力のために登れないが、なかなかのチャレンジャー。頑張ることを面倒くさがらないのが良い点だ
体験のヒカリ君はなかなか身軽。上手くなりそうだ。今日は8級を5課題完登した

ルートはリナちゃんがダイヤモンドのオレンジ↑が登れてとても喜んでいた 登れたことをこれだけ喜んでくれると、私のほうもうれしいよ
ともちゃんもルートでは粘り強さが光る 気持ちが非力さをカバーしているようだ。ボルダーは全然登れなくても、ルートでは根性で必ず完登に持って行く。少しずつトレーニングして行くことで身体能力が上がれば、上手くなって行くことだろう。
ちかちゃんは一つのルートを登れるまで頑張るタイプ。今日もツナミの左側の白十字をリベンジ 頑張って、今まで超えられなかったハング帯を突破したが、上部でトップロープからラインが少しずれることに気づいて、残念ながらリタイヤ
ヒカリ君はとりあえず一番簡単なルート、ということで5.5を登った。かなり楽勝な感じだったが、降りてきて「足が震えています」とのことだった。 


<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 9月2回目

2010-10-12 00:03:48 | クライミングレッスン報告
9月23日

午後16:45からはpump2ちびっこクラブの9月分2回目。
メンバーはかんちゃん(小1)と9月から入会したあかねちゃん(小1)の2人。

あかねちゃんは来るなり「買ってもらったの」と真新しいクライミングシューズを嬉しそうに見せてくれた

今日のボルダーは新しいマイシューズを履いたあかねちゃんが絶好調
今まで怖くなって、手もヌルヌルになって、行くことが出来なかったスラブや垂壁のトップまでを難なく行けるようになった
なかなかダイナミックで力強い動きの出来るあかねちゃん。
大分高さとクライミングの動きに慣れて来たようだね。
それに、自分の足に合ったシューズを履いていることも上達に大きく貢献している。
自分の道具を持つことは、とても大切なことなのだ。

一方のかんちゃん。この半年でクライミングもみるみる上達し、1年生ながらピンクをガンガン1撃してきたが、さすがに難しい課題が残り、そう簡単には行かなくなってきた。
「今日は久々に収穫がなかった」とがっかりのかんちゃん。
でも、物事はそういうものだよ。そこでの努力が明日の力になるのだ。がんばれ

ルートは2人とも収穫なし。
ショートウエーブのトップまでをリベンジしたあかねちゃんも、同じくショートウエーブの5.8白/をトライしたかんちゃんも、今日は跳ね返された


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-10-09 21:27:05 | クライミングレッスン報告
9月23日

10時からはシンシン(小3)といつもビッグロックで登っているたけ君(小1)の2人。
基本練習のあとの学習コーナー。今日ひいたカードは「レイバック」。
レイバックの形や動きのコツを練習した後、実際に課題を作って登ってみる。
忘れないように自分のファイルにメモしておこう

ルートではシンシンがリードで5.6を登った
たまにやってしまうZクリップもなく、安全にリードできた
これから少しずつ、安全にリードクライミングができるようにトレーニングを積んで行こうね。

たけ君は高いpumpの壁がちょっと苦手
今日もギャラリー壁のトップまでをリベンジしたが、跳ね返された

午後1時からはコーヘイ(小5)とユイト(中1)、午後3時からはユイちゃん(中2)とユイトの2時間目と、チームメンバーの受講が続いた。
コーヘイはツナミの緑↑にチャレンジしたいようなのだが、まだあまり自信が持てずに踏ん切りがつかない様子
トライするメンタルになるのはいつだろう?
ユイトは中間試験明けでヘロヘロ。 なので11aを2本セットで登りトレーニング。
ユイちゃんはツナミ右側の11b、黄色/にトライするがかなりつらそう。もう少しねかせて、他の11aを登りこんでから再チャレンジすることにした。



<アウトドア日誌>チームFCC9、10月アウトドア~小川山合宿~続き

2010-10-08 12:19:13 | クライミングレッスン報告
翌20日。

テントサイトは昨日よりも若干静かになった。朝食の後テントを撤収してクライミングに。

今日はどうも雲行きが怪しく、朝から小雨がぱらつく始末。なので、ルートは八幡沢の10a「トムといっしょ」1本をオンサイトトライし、帰り際に再びビクターに寄ることにした。今日もビクターに行くよ、と言ったらみんな大喜び。すっかりこの岩が気に入ってしまったようだ。

さて、「トムといっしょ」の基部に到着。小川山にしてはホールドがはっきりしていて、人口壁に慣れているチームメンバーにも登りやすいかな?と思い選んだルートだ。

中間部が若干悪いが、いつももっと悪いムーブやホールドをこなしているメンバーなら超えられるはず。
希望者にはマスターでのオンサイトトライを試みてもらおう。
希望者を募るとコーヘイが真っ先に手を挙げた ヌンチャクをつけていざトライ開始。が、案の定中間部で行き詰まった
普段なら何ということない悪さなのだが、マスタースタイルの心細さとランナウトしている不安感から、どうしても一手が出せない。
が、ここで無理して突っ込むよりは。。。とこちらもハラハラしながら見守る。行っては戻りを繰り返し逡巡するコーヘイに、
「無理はしないように。撤退する勇気も必要だよ」と声をかけると、素直にテンションして降りて来た。
これが外岩のマスタースタイルのオンサイトなのだよ、と降りて来たコーヘイに声をかけたが、そのメンタルとの兼ね合いの奥深さを理解してくれたかな?

私が交代してトップロープをかけてみんな登り、ゴローちゃんが回収(昨日練習したばかり)を行ってくれた


帰り再びビクターに。今日は裏にも廻り、もうひとつの3級「コンケーブ」にもトライ。
コーヘイが見事完登 1級の課題にもチャレンジしたい、というので触ってみたが、もうかなりヨレていた。
ゴローちゃんとりんちゃんは昨日のダメージがかなり来ている感じ。ちょっと辛そうだったね

かなり登り、他のメンバーがヘロヘロになってしまったあとも、根気良くトライを続けていたユイちゃんの努力が目をひいた
外岩の課題にトライする楽しみを理解し始めてくれているようだ
帰り際、「充実できて楽しかったです」と言ってくれたユイちゃんだった。


午後2時に終了し、一応ここで解散。小学生メンバーはご家族の車で帰って行った。1人参加の中学生の2人は、今回2人旅で電車で帰るので、信濃川上駅まで送る。彼女たちの冒険は、まだ続くのだ。