FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

クリスマス会のビンゴ景品の買い出しに行ってきました

2012-12-18 11:35:40 | 日記
昨日、17日(月)は一日時間を使える貴重な日でしたので、
横浜の「カモシカスポーツ」へ、クリスマス会のビンゴ景品の買い出しに行ってきました。

毎年、クリスマス会のビンゴでは本物のクライミングのギアを景品として出品しています。
子どもたちが何を欲しがるかで、その子のクライミングに対する思い入れや意識がそれとなく分かりますし、
アウトドアなどで実際に使えるギアが自分にも手が届くと思うことで、クライミングに対する意識も自然とアップするからです。


以前は手持ちのものを譲ったりしていましたが、それももう限界。
私もギリギリの生活をしているのが現状でもあるので、昨年から参加費を頂いてその中から購入することにしました。

この時期、ショップは冬のセール。
アウトレットフェアも開催され、掘り出し物が結構あります

今年は人数が結構集まったので、小さいザックやクイックドロー、セルフ用のスリングやカラビナなど、いくつか購入
そのほか「M&Mアソシエート」という、「クリーンクライミング・イン・小川山」などの主催者の方が
当スクールの趣旨に賛同してくださり、協賛してくださることに。
ドリンク類やビンゴの景品用の品物を頂きました
ありがたいことですね~

当日は「足に合わない」などの理由でお預かりしているシューズなども「譲ります」コーナーに出品します。

パーティ自体は午後3時から6時までとしていますが、なるべく早く終わらせて、
みんなでボルダリングを楽しむ時間をしっかり確保できると良いですね。
チームの子どもたちがセッション課題を一生懸命考えていましたよ
出来れば午後5時ごろには始められるとみんな参加できるかな~?

  ↓昨年のクリスマス会。 割と地味だったね~。

みんなで乾杯~



<アウトドアレッスン日誌>初級 ②

2012-12-16 18:56:37 | クライミングレッスン報告
午後は2班に分かれて登ることにする。

コージン、リューセイ、たけくんは「シルクロード」のリベンジ
りょーた、ユキちゃん、コーヘイは、それぞれ「アボリジニ」「夕暮れ時」「憧れのハワイ航路」にトライ
この3本は隣接して並んでいるのだ。

さて、コージンは2回目のトライで「シルクロード」を完登


たけくんはこのルートをどうしてもリードで登りたい
もう一度頑張ってみるが、今日はどうしても乗り越えられなかった



リューセイは、「隣の岩の割れ目のヤツをやりたいな~」
はい、このルート、「Washing」5.7ね。
同じロープでトライ出来るので、こちらを登ってもらう。

…が、また半分も行かないところで「テンションしてください~
あれれ~とは思いながらもビレイをしていたリューセイママ、一応ロープを張る。
するとすぐに「下ろしてください~
見ていたみんなも「えっ。。。そこ~もっと頑張ろうよ~」と声をかけるが、
「もう、下りたいの~」とテンションしたまま、エグザイルのダンスよろしく頭でグルグル輪を描いている
…で、2回目もあっさりリタイヤあはは。楽しそうだから、ま、いっか

一方の3人。
コーヘイは「憧れのハワイ航路」11aを数回の失敗の後レッドポイント。
インドアでは12cまで登っているコーヘイでも苦労したのだから、アウトドアでのクライミングはやはり別物なんだな~


ユキちゃんはトップロープで「夕暮れ時」10bを完登
何年前だったか、岩の基部の土が流れてしまい、埋まっていた部分が出てしまったこのルート、出だしがめっぽう悪いボルダームーブになってしまった
なので、ユキちゃんは石を積んでなるべく高いところにある良いホールドに指をかけ、スタンスにきちんと足がかかるところまで抱きかかえてスタートとする。
「よし次はリード」と、トップロープでの練習時にヌンチャクをかけ、リードでトライ
が、トップロープでは思い切って行けたところもリードとなると急に悪く感じるもの。
今日は寒さとビビリで登れなかった

前回、トップロープで「アボリジニ」10aにトライし、惜しいところで登れなかったりょーたは、今日こそは登りたい
気合も十分甘いカンテをバシバシ押さえながら見事完登してしまった
外岩では上手さが光るゾ


雲行きが怪しいながらもどうにか持ちこたえていた空から、雨粒がポツリポツリ…
まだ少し早かったけれど、午後2時半に解散とした。
寒い中、みんなよく頑張りました

<アウトドアレッスン日誌>初級 ①

2012-12-14 12:20:52 | クライミングレッスン報告
12月2日(日)
メンバー:リューセイ(小3)、コージン(小4)、りょーた(小5)、たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、コーヘイ(中1)

12月に入り、だいぶ寒くなって来た  なので、今月は初級と中級の日程を入れ替えた。
12月も初旬のほうがまだ少しは寒さも緩いだろう。
当スクールでは、小学生のお子さんには必ず保護者の方の同伴をお願いしている。
子どもたちは行きたくても、保護者の方がめげてしまい参加できない場合も多々あるようだ
晴れていればポカポカのはずのここ幕岩だったが、今日はあいにくのくもり空
ちょーっと寒さがこたえるかな~?

エリアは下地の良い「桃源郷」。
折からのアウトドアブームも手伝ってか、スゴイ人出だ

合間を縫っていつものルート、「シルクロード」5.7にトップロープを張る。
今日はチームから3人の参加者があるので、彼らにも働いてもらおう。
私が徒歩で岩の上にまわりこんでトップロープ用の支点を作り、チームの子にトップロープ用のロープを結んでマスタースタイルのリードで上がってもらうことにしている。
チームの子たちは初級のアウトドアに参加する場合、自分が登りたいルートを登るだけでなく、働いたり手伝ったりして他の子どもたちに貢献することを前提でレッスン料を半額にしているのだ。

今日は一番登れるコーヘイが来ているので、ユキちゃんの出番はないかな~?と思っていたのだが、「シルクロード」にロープを張る人~?」と声をかけたらユキちゃんが真っ先に「はいっ」っと手を上げた
初めてここのエリアに来た時は「コワイ~コワイ~」の一点張りで、トップロープでさえ上まで上がることの出来なかったユキちゃんが、今やマスタースタイルでリードしているのである


今同じ悩みを抱えている子どもたちとその親御さんたち
子どもたちはちゃーんと成長して行くものですよ~他の子と比較することなく、その子自身の成長を充分認めてあげてくださいね~

今日はコーヘイには私と一緒に上にまわって私の言うとおりに支点をセットしたりして働いてもらうことにしよう
それなりに経験を積んで来ているし、受験で休んでいるユイトからセルフ用のスリングなども預かっているので、岩の上での作業に少しずつ慣れて行っても良いだろう。

コーヘイとユキちゃんが働いている間、たけくんには三角岩での遊び方をみんなに教えながら一緒に遊んでいてもらう
三角岩の上で

コーヘイもユキちゃんも自分の仕事をきちんと果たして準備完了
みんなで順番にトップロープでトライ
りょーたはあっという間にトップへ。

「シルクロード」周辺はルートが長く混雑しているので、今日はアボリジニのラインにもトップロープを張る。
コーヘイは「憧れのハワイ航路」11aに、ユキちゃんは「夕暮れ時」10bにそれぞれトライ開始

さて、「シルクロード」のほうでは、コージンとリューセイは1回目は真ん中より下でリタイヤ

たけくんは、本当はトップロープでスルスルと完登してリードにチャレンジしたい
トップロープでの練習では時間がかかったけれど、何とか完登
そこでリードでも、トライ…が、いつもの通り動けなくなった
やはり途中でリタイヤ。下りて来て岩に突っ伏してさめざめと涙を流していた
何とかしてここを乗り越えたいね。今日はトップロープでもう一度練習しようか?

ここでお昼
みんなでお弁当を広げても、たけくんはしばらく岩に顔を押し付けて泣いていた。。。

<続く>




<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-12-12 14:01:24 | クライミングレッスン報告
11月27日(火)
メンバー:ユーキ(小2)、カツラ(小3)、かずくん(小3)、ハヤト(小5)、りょーた(小5)、こーた(小6)

レッスン始めの準備体操&ストレッチ。
全身の動きから入り、クライミングに必要な各関節のダイナミックストレッチや静的ストレッチを織り交ぜて構成。
アウトドアや混雑してゆっくり座るスペースがない場合でも出来るよう、なるべくスタンディングのまま行えるものを選択してある。
これはレベルアップレッスンをはじめ各スクールでも共通して同じメニューを毎回行い、自分でも出来るように覚えてもらっている。

今まではスクール生は言われた通りに動くのみだったが、それではいつまでたっても受け身のままなので、
このスクールでも少し前からリーダーを決めて、リーダーが先導して行うように改めた。
今日のリーダーは辞退したこーたに代わって3年生のかずくんが務めてくれた
その積極性はなかなか良いぞ

基本練習もみんなかなりこなせるようになってきて、スムーズに流れるようになってきた
ルーフの登り方の課題は、上級生用と下級生用の2種類があるのだが、
3年生以下の下級生達も少しずつ力をつけて来たので、もう少し難しい課題にレベルアップ
まだ完登者が出ないけど、みんなであーだこーだ言いながら研究していた

今日のムーブ学習は「トゥフック(つま先を引っかける動き)」。
ルーフに「トゥフック」でぶら下がる課題をやってもらったら、頭が下になる状態が楽しいらしく何度も何度も代わる代わる試していた
力んで腕を引きつけてしまうと、上手くトゥが効かないよ。
なかなか難しいでしょ

少し休んで各自の課題へのチャレンジタイム

ハヤト、りょーた、コータの上級生3人は6級にトライ中
ハヤトは「95度」壁の6級をかなりしつこくトライしている。
ラストの浅いポケットからのゴール取りがどうしても出来ない
少々リーチが要る動きなので、小さいハヤトは工夫が必要かもね
りょーたはやはりずっとトライを続けている「ハシラ」壁246号側の6級を完登
おめでとう自主練習でもかなり打ち込んだこの課題。完登は嬉しいね
こーたはいろいろ触った末、「90°」壁の6級に。
初手がデッドポイントのこの課題、止めた後も力が要る。こーたはなかなか上手く処理。あと少しでこなせそうだったけれど、今日は登れなかった
なかなか動きも良いこーた。体の使い方も上手いので、クライミングを続ければ強くなるぞ

ユーキとかずくんは8級にトライ
一番小さいユーキには、どれをやっても遠い
が、近頃かなり力がついて来て、少し前は全く届く気配のなかった遠さのホールドもキャッチするようになってきた
「取れた~」一手目が届いて満面の笑み
かずくんはまじめにコツコツ努力するタイプ
傾斜のない壁の8級は全部登ってしまった。力のない彼にとって微前傾の壁の課題はかなり大変
でも、諦めずにトライしているうちに力はついてくるものだ。頑張ろうね

カツラは自主練習でやっているスラブの6級にトライしたい、と言う。
やってみてもらうと核心が出来ないだけで、あとは結構闘えている。
スラブはバランスクライミングの基本。モチベーションの上がる難し目の課題に打ち込むことはマイナスにはなるまい
それにしても核心はあまりに難しいのと大人サイズで作ってあるために遠いので、一手プラスして完登OKとする。
「やった」と喜び勇んで渾身のトライの上見事完登
上級生もセッションに巻き込んで、何度も繰り返して登っていた

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-12-11 12:57:21 | クライミングレッスン報告
11月25日(日)
メンバー:ユイト

受験生のユイトが久しぶりにレッスンを受けにやって来た。
夏以降はクライミングを休んで受験勉強に専念しているが、
月に1回位のペースでレッスンにやって来る

受験への取り組みは子どもたち個人個人で様々だが、
時々こうして好きなことで体をほぐす時間が取れれば、良いリフレッシュとなりその後の勉強も集中できるだろう
ユイトはこうした時間のやりくりが結構上手なのだ

「近所のジムでは少しは登ってる?」と聞くと、最近はほとんど行けていない、とのこと。
先月来た時には、それでもちょこちょこ近所のジムで登っていたようだったが、いよいよ受験も佳境に入って来たんだね

今日はどうしたいかを尋ねると、ルートもボルダーも両方やりたい、と言う。
ボルダーは負荷が高い。
以前は2級位まで登れていたので、そのつもりでいきなり取りつくと怪我につながる。

なので、今日は「10a、どこまで行けるか選手権」と題して10aを数多く登り、残った時間をボルダーに当てることにした。
クライミングが久しぶりのユイトは、10aでも数を登れば結構なダメージのはず。
多少パンプした状態でボルダーを触ったほうが、マックスパワーが出せないため怪我にはつながりにくいだろう。

10aを10本登ったところで、レッスン時間があと10分くらいとなった。
「先生、もう腕パンパン。。。それにボルダーの時間がなくなっちゃうよ~」と焦るユイト。
そろそろ良いだろう、とボルダーに。

勢い込んで取りついたものの、手がパンプしていてすぐに落ちた
ボルダーの成果が出せなくて気の毒だったけれど、故障するよりは良いでしょう?

高校は早ければ1月上旬に決まるとのこと。
第一志望が受かって、好きなこともまた出来るように早くなると良いね