昨日というか正確には今日なんだけど深夜3時までNHKの教育チャンネルを見ていた。それは再放送のETV特集だった。
「夜回り先生」と呼ばれている水谷修さんの講演とインタビューだった。
「夜回り先生」という本が最初に出た頃ぐらいに彼の存在を知り、こんな先生もいるんだと感動したことを憶えている。でも、いつの間にか日は流れていた。
久しぶりに彼の講演や話を聞いて、涙が出そうになった。彼ほど真剣に子どもの事を考えている人はいないんじゃないかというぐらい、彼の言葉には愛情が溢れている。でも、彼は愛だけでは救えないことも身を持ってしっていて、その苦悩の中で自分とも戦っている。
彼はもともとは夜間高校の先生であり、深夜繁華街で非行に走るこどもたちに声をかけ、救って来た人だった。ところがやがて薬物中毒の子からリストカットする子、虐待を受けている子の心の相談まで受けるようになっていった。そして、何人かを救い、何人かを失った。命を失った子は自分のせいだと彼は思っている。そんなことはないのに彼は自分の努力不足だと責める。
ひとりでは無理なんだ。どんな人でも・・・
この水谷先生のような人がたくさん出て来たら、今度こそ本当に全員助けられるかもしれない。だから、全部は彼のようにできなくても、その一部でも自分ができそうなら、大人たちはやるべきだと思う。
彼は中学の講演会で子どもたちにいう。
「君たちは昼の世界にいる人だ。そして、花の種には太陽が必要なように君たちは昼の世界で生きるから花を咲かせられる。でも、僕は夜の世界の人だ。そして夜回りしてそこで出会うこどもたちは君たちとはぜんぜん違う。でも、彼らを昼の世界に返して、花を咲かせられるようにしたい」(私の記憶を書いたもので、正確な内容ではないのであしからず)と・・・
今教育問題とかいじめ問題とか虐待とか世間で言われている。
テレビでも教育特集とか言っているわりにたいしたものはない。このETV特集でもなぜに再放送だからって深夜なんだろう。ゴールデンにやるべきだ。
テレビ局も利益ばかり考えずにそれこそ24時間テレビをやるぐらいなら、24時間子どものための番組ばかりやる日を作れないものかな。だいたいアニメも昔に比べて少なくなっているし、ドラマも心を育むものが少ない。大人がどうすべきかも大事だけど、今こどもである人たちの心に訴える方が大事だと思う。
イギリスではこういう取り組みが盛んにされている。テレビでベッカムとかの子どものあこがれの人を使って「自殺はだめだ」ということを訴えたり、そういう番組をたくさん作っている。日本でも一日中いっさい他のCMは流さず、いろんな有名人から子供達に「死んではいけない」「生きていて」というメッセージを流し続けてもいいんじゃないのかな?そうすれば、思い留まる子も何人もいると思う。自殺のニュースを流すのではなく、「してはいけない」というメッセージを流すんだ。いい加減にしてくれって思われるほど・・・
「生きてくれているだけでいいんだよ」
って水谷先生は言うんだって・・・ボロボロになった子たちに。
そんな水谷先生は今ガンに蝕まれている。なぜに神様ってそんなことをするんだろう。こんなにも子供達には必要な人なのに。
どうかガンに先生が勝利してくださるように祈ってます。
「夜回り先生」と呼ばれている水谷修さんの講演とインタビューだった。
「夜回り先生」という本が最初に出た頃ぐらいに彼の存在を知り、こんな先生もいるんだと感動したことを憶えている。でも、いつの間にか日は流れていた。
久しぶりに彼の講演や話を聞いて、涙が出そうになった。彼ほど真剣に子どもの事を考えている人はいないんじゃないかというぐらい、彼の言葉には愛情が溢れている。でも、彼は愛だけでは救えないことも身を持ってしっていて、その苦悩の中で自分とも戦っている。
彼はもともとは夜間高校の先生であり、深夜繁華街で非行に走るこどもたちに声をかけ、救って来た人だった。ところがやがて薬物中毒の子からリストカットする子、虐待を受けている子の心の相談まで受けるようになっていった。そして、何人かを救い、何人かを失った。命を失った子は自分のせいだと彼は思っている。そんなことはないのに彼は自分の努力不足だと責める。
ひとりでは無理なんだ。どんな人でも・・・
この水谷先生のような人がたくさん出て来たら、今度こそ本当に全員助けられるかもしれない。だから、全部は彼のようにできなくても、その一部でも自分ができそうなら、大人たちはやるべきだと思う。
彼は中学の講演会で子どもたちにいう。
「君たちは昼の世界にいる人だ。そして、花の種には太陽が必要なように君たちは昼の世界で生きるから花を咲かせられる。でも、僕は夜の世界の人だ。そして夜回りしてそこで出会うこどもたちは君たちとはぜんぜん違う。でも、彼らを昼の世界に返して、花を咲かせられるようにしたい」(私の記憶を書いたもので、正確な内容ではないのであしからず)と・・・
今教育問題とかいじめ問題とか虐待とか世間で言われている。
テレビでも教育特集とか言っているわりにたいしたものはない。このETV特集でもなぜに再放送だからって深夜なんだろう。ゴールデンにやるべきだ。
テレビ局も利益ばかり考えずにそれこそ24時間テレビをやるぐらいなら、24時間子どものための番組ばかりやる日を作れないものかな。だいたいアニメも昔に比べて少なくなっているし、ドラマも心を育むものが少ない。大人がどうすべきかも大事だけど、今こどもである人たちの心に訴える方が大事だと思う。
イギリスではこういう取り組みが盛んにされている。テレビでベッカムとかの子どものあこがれの人を使って「自殺はだめだ」ということを訴えたり、そういう番組をたくさん作っている。日本でも一日中いっさい他のCMは流さず、いろんな有名人から子供達に「死んではいけない」「生きていて」というメッセージを流し続けてもいいんじゃないのかな?そうすれば、思い留まる子も何人もいると思う。自殺のニュースを流すのではなく、「してはいけない」というメッセージを流すんだ。いい加減にしてくれって思われるほど・・・
「生きてくれているだけでいいんだよ」
って水谷先生は言うんだって・・・ボロボロになった子たちに。
そんな水谷先生は今ガンに蝕まれている。なぜに神様ってそんなことをするんだろう。こんなにも子供達には必要な人なのに。
どうかガンに先生が勝利してくださるように祈ってます。