家の近くには高架線があって、それはやっぱり南北に繋がっていて、そこを毎日いろんな列車が通り過ぎ、そして多くの人を運んで行く。いろんな思いや悩みやときめきを乗せて・・・
毎日のようにELLEGARDENのアルバムについて書いていたら、彼らに興味のない人にはちょっと退屈かもしれないけど、私は彼らのことが大好きなので許して下さい。
『ELEVEN FIRE CRACKERS』の6曲目「Gunpowder Valentine」はヘヴィロックなテイストの導入から勢い良く始まって、スカ~っと突き抜けていく曲。英語詩だけど、歌詞もタイトルも文法的繋がりとかテーマとかを真面目に考えるとわけがわかんなくなるだろうけど、心ではすごくよくわかる歌詞だし、細美くんの思っている事も感じられる。結局、多くの人間のそれはよくある日常のできごとだったり、思いや本音だったりするんじゃないかな~って。そう、新聞の記事を読んで「こいつはなんて悪いやつだ」みたいにつぶやいたりしていても、結局大事な人の事が一番重要事項で・・・
7曲目の「アッシュ」・・・このタイトルと歌詞の関連性もわからないけど、アッシュと聞いてまず私が思い浮かべるのは大好きなアイルランド出身のバンドASH。それはともかく、この「アッシュ」の歌詞はほとんどが日本語詩で一部英語詩がある。そこにmy name is Jackというフレーズが出て来るんだけど、それを見てそのダブリン出身のバンドASHの「JACK NAMES THE PLANETS DON'T KNOW SEASON」を思い出した。この曲はかなり初期のASHでいわゆるインディーズ時代の曲だ。そう彼らが高校生の頃の・・・もちろん輸入盤で日本では出ているのかな~アルバムでは『TRAILER』というのに入っている。私はシングルもアルバムも両方持っているんだけど。
話を戻して、それとはまったく関係ないその「アッシュ」という曲はやはり細美くんにしか書けない作れない曲だな~って思った。自然な言葉でなんて深く心を掴んで行くんだろう。ここではその詩を書けないけど、一度この曲を聞いてほしい。きっと心に光をくれると思う。そう私は思う。
そうそう、インタビューで細美くんがスタジオ内を真っ暗にして本当に何も見えない状態にして曲が出て来るのを待った時があったと言っていたけど、ふとその暗闇からできた曲なのかな~ってこれを聴いていて思った。ふつうは見えない何かも見えたみたいだから。それがジャックなのかもって・・・
8曲目「Salamander」これはシングルカット曲なのですでにどこかで聞いたことがある人も多いだろう。同じ言葉がくりかえされる。そこに添えられる意味ある単語たち。それらが心の痛みのつぼを刺激するかのように押し寄せる。これを聴いていると10代から今までの自分を思い返してしまう。なんかつらいことがあった時、それは恋の悩みだったり、友達関係だったり、仕事の事だったりした時におもいっきりステレオの音のボリュームを上げて暗い部屋で聴き続けたことを。とにかくヘッドホンをつけてすべてを遮断してひたすらロックを聴き続けるんだ。ヘッドホンの向こうからの言葉が溢れるほど自分の中に入って来る。そうしているうちにだんだん心が洗われていくのがわかるんだ。そして光が見えて来る。ほんの小さな光だけど、それが見え始めたら、大丈夫なんだ。そんなことをこの曲を聴くたびに思い出す。
9曲目「高架線」・・・ELLEGARDENの今までにないアプローチの仕方の曲に思えた。もちろんいつもの彼らも顔を出すけど。日本語詩の曲で、その言葉は小さな場所からパノラマへと展開して行く感じ。高架線はどこの高架線を思い描いたのだろう・・・どこかアメリカの香りはしないでもないけど、東京だったり千葉だったりするのかな?でも、高架線は鉄道や高速道路が走っているところならどこでもあるわけで、それぞれの聴き手は自分のイメージを描けると思う。私もそんなひとりだ。
10曲目「Alternative Plans」はELLEGARDENらしい曲だと思った。そういえば、ここでもdreamingという言葉が使われているけど、その前の「高架線」にもその言葉は使われているし、その前の「Salamander」にも dreamという言葉が出て来る。3曲連続で出て来た「dream」これこそ、彼がいつも語っていることなんだろうな。絶対に夢を失わないってこと。何かを夢見ることを忘れないってこと。
最後の曲「Marie」・・・なんだか感動してしまう。この曲を聴いていると。なぜにこの曲がラストなんだろうかと考えてしまう。彼が今一番大事な人に捧げる歌なんだろうか・・・17という数字が出て来るのはそれは年令なのか年月なのか・・・
17は私の好きな数字。ある意味私のラッキーな数字でもある。実は13もそうだ。たまたまだけど、 ELLEGARDENの曲には13という数字がでてくる「NO.13」という曲もある。ふと「博士の愛した数式」という本を思い出した。数字には意味があるというようなこと。繋がりがあるというようなこと。
「Marie」の中のフレーズに you spread your wingsというのが出て来る。実はクイーンの曲に「Spread your wings(永遠の翼)」という曲がある。もちろんよく使われている言葉なので、どこにでも登場し得るのだけれど、ELLEGARDENの曲の中にこの言葉が出て来たのはなんかうれしかった。「Spread your wings」はクイーンの隠れた名曲だ。この曲も暗闇でくりかえし聴いた曲の1つかもしれない。クイーンにありがちな空想的な話の曲ではなく、現実的で普遍的な誰にでもあてはまりそうなことを歌にした曲だから。(アルバム『NEWS OF THE WORLD』に入ってます。)
細美くんについてばかり書いてしまっている感じだけど、高橋さんも高田さんも生形さんもそれぞれのアレンジがすごくて、演奏にオーラがあって・・・あ~今日は書けないのでまた違う日にそれぞれについて書きたいと思う。いつになるかはわからないけど・・・ただ、今回はベースの高田さんがスペシャルにすごかった。
長々と書いてしまった。
でも、こんなにぎっしり音楽への愛が詰まったアルバムと出会えたこと。
生きていてよかった・・・って本当に思う。
・・・・・泣いてしまった。不覚にも。いい年して・・・
毎日のようにELLEGARDENのアルバムについて書いていたら、彼らに興味のない人にはちょっと退屈かもしれないけど、私は彼らのことが大好きなので許して下さい。
『ELEVEN FIRE CRACKERS』の6曲目「Gunpowder Valentine」はヘヴィロックなテイストの導入から勢い良く始まって、スカ~っと突き抜けていく曲。英語詩だけど、歌詞もタイトルも文法的繋がりとかテーマとかを真面目に考えるとわけがわかんなくなるだろうけど、心ではすごくよくわかる歌詞だし、細美くんの思っている事も感じられる。結局、多くの人間のそれはよくある日常のできごとだったり、思いや本音だったりするんじゃないかな~って。そう、新聞の記事を読んで「こいつはなんて悪いやつだ」みたいにつぶやいたりしていても、結局大事な人の事が一番重要事項で・・・
7曲目の「アッシュ」・・・このタイトルと歌詞の関連性もわからないけど、アッシュと聞いてまず私が思い浮かべるのは大好きなアイルランド出身のバンドASH。それはともかく、この「アッシュ」の歌詞はほとんどが日本語詩で一部英語詩がある。そこにmy name is Jackというフレーズが出て来るんだけど、それを見てそのダブリン出身のバンドASHの「JACK NAMES THE PLANETS DON'T KNOW SEASON」を思い出した。この曲はかなり初期のASHでいわゆるインディーズ時代の曲だ。そう彼らが高校生の頃の・・・もちろん輸入盤で日本では出ているのかな~アルバムでは『TRAILER』というのに入っている。私はシングルもアルバムも両方持っているんだけど。
話を戻して、それとはまったく関係ないその「アッシュ」という曲はやはり細美くんにしか書けない作れない曲だな~って思った。自然な言葉でなんて深く心を掴んで行くんだろう。ここではその詩を書けないけど、一度この曲を聞いてほしい。きっと心に光をくれると思う。そう私は思う。
そうそう、インタビューで細美くんがスタジオ内を真っ暗にして本当に何も見えない状態にして曲が出て来るのを待った時があったと言っていたけど、ふとその暗闇からできた曲なのかな~ってこれを聴いていて思った。ふつうは見えない何かも見えたみたいだから。それがジャックなのかもって・・・
8曲目「Salamander」これはシングルカット曲なのですでにどこかで聞いたことがある人も多いだろう。同じ言葉がくりかえされる。そこに添えられる意味ある単語たち。それらが心の痛みのつぼを刺激するかのように押し寄せる。これを聴いていると10代から今までの自分を思い返してしまう。なんかつらいことがあった時、それは恋の悩みだったり、友達関係だったり、仕事の事だったりした時におもいっきりステレオの音のボリュームを上げて暗い部屋で聴き続けたことを。とにかくヘッドホンをつけてすべてを遮断してひたすらロックを聴き続けるんだ。ヘッドホンの向こうからの言葉が溢れるほど自分の中に入って来る。そうしているうちにだんだん心が洗われていくのがわかるんだ。そして光が見えて来る。ほんの小さな光だけど、それが見え始めたら、大丈夫なんだ。そんなことをこの曲を聴くたびに思い出す。
9曲目「高架線」・・・ELLEGARDENの今までにないアプローチの仕方の曲に思えた。もちろんいつもの彼らも顔を出すけど。日本語詩の曲で、その言葉は小さな場所からパノラマへと展開して行く感じ。高架線はどこの高架線を思い描いたのだろう・・・どこかアメリカの香りはしないでもないけど、東京だったり千葉だったりするのかな?でも、高架線は鉄道や高速道路が走っているところならどこでもあるわけで、それぞれの聴き手は自分のイメージを描けると思う。私もそんなひとりだ。
10曲目「Alternative Plans」はELLEGARDENらしい曲だと思った。そういえば、ここでもdreamingという言葉が使われているけど、その前の「高架線」にもその言葉は使われているし、その前の「Salamander」にも dreamという言葉が出て来る。3曲連続で出て来た「dream」これこそ、彼がいつも語っていることなんだろうな。絶対に夢を失わないってこと。何かを夢見ることを忘れないってこと。
最後の曲「Marie」・・・なんだか感動してしまう。この曲を聴いていると。なぜにこの曲がラストなんだろうかと考えてしまう。彼が今一番大事な人に捧げる歌なんだろうか・・・17という数字が出て来るのはそれは年令なのか年月なのか・・・
17は私の好きな数字。ある意味私のラッキーな数字でもある。実は13もそうだ。たまたまだけど、 ELLEGARDENの曲には13という数字がでてくる「NO.13」という曲もある。ふと「博士の愛した数式」という本を思い出した。数字には意味があるというようなこと。繋がりがあるというようなこと。
「Marie」の中のフレーズに you spread your wingsというのが出て来る。実はクイーンの曲に「Spread your wings(永遠の翼)」という曲がある。もちろんよく使われている言葉なので、どこにでも登場し得るのだけれど、ELLEGARDENの曲の中にこの言葉が出て来たのはなんかうれしかった。「Spread your wings」はクイーンの隠れた名曲だ。この曲も暗闇でくりかえし聴いた曲の1つかもしれない。クイーンにありがちな空想的な話の曲ではなく、現実的で普遍的な誰にでもあてはまりそうなことを歌にした曲だから。(アルバム『NEWS OF THE WORLD』に入ってます。)
細美くんについてばかり書いてしまっている感じだけど、高橋さんも高田さんも生形さんもそれぞれのアレンジがすごくて、演奏にオーラがあって・・・あ~今日は書けないのでまた違う日にそれぞれについて書きたいと思う。いつになるかはわからないけど・・・ただ、今回はベースの高田さんがスペシャルにすごかった。
長々と書いてしまった。
でも、こんなにぎっしり音楽への愛が詰まったアルバムと出会えたこと。
生きていてよかった・・・って本当に思う。
・・・・・泣いてしまった。不覚にも。いい年して・・・