国立上野博物館 で開催されています。http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1416
絹に書かれた平安時代の掛け軸だから茶色モードになってしまうけれど、当時の実際が復元されてCG比較展示もあると、
更に面白いでしょう。
大河ドラマの視聴率の話題に因み、当時の自然・気候・衛生観念を再現しているのだろうか、陰鬱な表現は当時の様子なのだろうか、
人間の色彩感の推移などあるだろうなど、想像してしまいました。今までとは違っています。
緑にしても藍にしても、さまざまな呼び名があったように、現代人の色彩感覚とは違ったのでしょうか。
現代人が役をこなしているけれど、絶世の美女にしても、今とは違うでしょう。何せ創造から掘り起こしてクリエイトするのだから。
「本当は、こんなだった編」も、実際の学びになるでしょう。
それにしても、すかっとするのが、屏風や襖絵です。大きくて迫力があり、持って行かれた外人好みとは、具体的ではっきりと、インパクトが
ある作品だったのだろうかと、展示に寄せて考えていました。 威勢が良くて活力の沸く作品展示が受けるでしょう、時節柄。
更に、フェノロサを初め、その後どのようにして日本の美術品が海外のコレクションに渡ったのか、興味を寄せていました。
それぞれの系譜などあるのでしょう。人から収集家へ、そして更に財団へと。
能装束や着物のコレクションが華やかです。 それにしても、手をかけた製作者の名前など、まったくありません。そういった人たちの技こそ知りたいですが。
と、勝手に考えていた。
私も似ていると、「伴大納言絵巻」を思い出していました。 ちょうど番組でその話題が紹介されていました。 5/6
前田青邨の人物描写にもどことなく似ています。下膨れの顔で、とても生き生きしていて。