買い物ついでに散策を考えて外出する。
天気があまり芳しくなかったから予定を変更し、公園に寄った。ふたりの男の子が柵の杭に乗って歩いている。見ていて楽しそう。
「楽しそうだね!」「うん、あっちからずっと始めたんだ。」
やってみたいけれど、乗りあがる支えもない。 まだ不調だから体が自由にならないのだろう。 というわけで、
林の中の遊具に乗ってバランスをとることにした。
年増のぺけさんが、とでも思ったのかもしれない。 応援してくれたり、話しかけたりしてくる。
蜘蛛の巣が邪魔だったのがきっかけで、蜘蛛の巣払いを教えた。 散策中に、「あそこにあるよ」と声掛けると、
ふたりで競争して蜘蛛の巣払いに興じる。 遊ばせてあげようという気持ちがあったわけでもなかったけれど、
ふたりして、少しばかり退屈していたのかもしれない、まだ大人に着いてくる年齢の子供だった。
眩しくて帽子をつけていた時刻から、チャイムがなった4時過ぎまでいただろう。
[蜘蛛って、話すんだっけ!」と子どもから聞かれて笑ったり、悪ふざけに泣きべそぶりをかいたりして、無邪気な時間を過ごした。
乗ってきた自転車のチェンーが外れて、手当てして手も汚れた。治らなかったので、あまり暗くならないうちにと、買い物袋からガムとミカンを取り出して
家に帰るように促した。