プラドの企画展で「オメガング」を絵画でみた。(本当に多くの商人たちが描かれていて、よく見られないのが残念。)
現代ではだいぶ変わっているのも、その時々に生きている人たちに照らし合わせたからだろう。
と、独断気味に言うよりも、絵画の表現がワンシーンだからというだけのことかもしれません。
プラドの美術館で感心したのは、来館者に照らし合わせたような説明が記されていることだった。
そのようなスタイルを上野のタイトル版上でも数か国語表示でなされていたのは嬉しい。
国立博物館の展示物も同様にしてほしいが・・・
今回の企画で気に入ったのは、ベラスケス 「東方三博士の礼拝」で、絵画の登場人物に家族を描いているそうです。自分・妻・子・岳父など。
ルーベンスの裸婦姿の女神も奥様だそうで、創作とはそういうものだと楽しく拝見。他にもヘラクレイトス 作 ジュゼベ デ リベーラ
「視覚と嗅覚」ブリューゲル父他 「ジェノヴァ救援 」作 アントニオ デ ベレータ 「聖フランチェスコの法悦」作 アンソニー ヴァン ダイク 等。
多くを見るのは非常にエネルギーがいるもので、時間をかけてざっと見て気に入ったものを記録するほどの鑑賞。その後本を開いているうちに、
ヴァン ダイクについて書かれいて、書名を記録。彼の描く肖像画は、とても綺麗で、記憶を呼び覚ますことがあり、ぱらぱらとページをめくると、実物よりも良く描く傾向があり、注文が多かったそうです。そんな点を知り、納得。DVDで購入した音声には、このような内容はまずありません。私たちは糧を得るためにずっと歩んでいるし、綺麗な部分もそうでない部分も切り口を見る・見せる時代になって、書名を見ても面白さを実感。