英断

高校野球に興味がなくなってからもうずい分経つ。

中学生の頃まではけっこう気にして見ていたような気もするが、進んだ高校が女子高で(笑)　全く無縁の世界。
大学時代は貧乏学生だったからテレビもなく、新聞も読まず、勿論、ネットなんてものもなく今思えば一番世間の情報から隔離されていた時代だった。

就職して結婚して、子育て中はテレビなんてみる余裕もなかったし、余裕が出た頃には息子のような高校球児らを見る気も失せていた。

地区大会の結果だって知らないし、近畿の代表校も知らない。　知ろうともしていない。

ほんとにもう、高校野球には全くの興味を失くしている。

でも。

今年は違う面で興味がある。　いや、興味なんていう言葉は使ってはならないんだけれど。

死人が出ないか。
という一点で。

プレーするほうもだけれど、応援する方だって命がけだ。
炎天下のアルプススタンド。　たまに、学ランの背中に塩をふいている応援団の生徒を見たけれど。

今年の夏は、水分補給や休憩だけで乗り切れる暑さには思えない。

それと、誰かが2020の東京オリンピックも時期をずらした方が良いと訴えていた。　わたしも大いに賛成だ。
だって、じっとしていてもうだるような暑さなんだよ。
放映権だか放映料、視聴率、欧米の思惑などなど、いろいろとあるとは思うけれど、命がけでやるほどのことか、って思う。

出場する人だって、４年に一度しかないんだから、いい環境でやらせてあげたい。
なんで、この真夏にしなきゃならないんだろう。

56年前に倣って１０月でいいじゃないか。
やる方も応援する方もなんぼかありがたい。。。

東京だし、前回は子供過ぎて(笑)行けなかった競技場だって、２回目は行ける。
でも、この暑さでは動こうとは思わない。　テレビの前で見ている方が安全な高齢者になっている(笑)

なんか、、頭が固いというか悪いというか、選手や応援する人たちのことを本気で思ってるの？って言いたくなる。
きっと、やってきた外国人だって、もう二度と夏場に日本には来ないぞ、と思うに違いない。

高校野球もこれからも続けるつもりなら、歴史は歴史として、甲子園にしがみつかないでドーム球場にするとか、いっそナイターばかりとか。
オリンピックもまず第一に考えるのは人の命だ、ってことを叫びたい。