先入観VS経験値

中条あやみさんと豊川悦司さんの出ているビール風味？飲料のCMが好きだ。

糖質ゼロのものを買ってきた娘に対して父親がそんなものはうまいはずがない、というような事を言う。
すると娘が
「出た！　先入観」

父親は
「経験値だ」と応じる。

結局は、糖質オフでも美味しいよ、なんだけどさ（笑）　この父娘の会話ってなんだか刺さるのよね。

ある程度の歳を重ねた者が若者に勝るものがあるとしたら、それは経験値しかないように思うの、わたしも。
そりゃあ、時代が変わって経験が役に立たないことも多いだろうけどさ、おおむね、ダテに歳とってねぇぞ、みたいな（笑）　経験から基づく判断基準ってそんなに間違わないような気がする。

いまでも「おばあちゃんの知恵袋」といったライフハックは大いに役立つしさ、年寄りの知恵をバカにするな、って思うこともあるのよね。
前にも書いたけれど、新聞を新たなところに替えた時に、その販売店の店主に「新聞ってニュースペーパー以外の役割ってあるでしょ。」

「割れたガラスを包むとか」「泥の付いた野菜を包んだり」「濡れた靴に突っ込んで湿気とりになったり」という具合に会話が弾んで盛り上がった（笑）
今時、そりゃあ、新聞よりネットなんかの方が情報を得るには早いけど、それだけじゃん。
新聞の「紙」としての＋アルファ　だってあるわけだし、そういうのって、やっぱり昔っから新聞とってないと分からないと思う。

まだ他にもいろんな経験に基づく知恵、めいたものは多いのに、最近、そういうのがあんまり役に立たない時代になってきたなーと思うことが多い。
パソコンやスマホをある程度は使えないとどうにもこうにも不便な世の中になってきて、それこそタブレット注文ができないと外食もできない、みたいな店も増えた。

なんか、、、そういう時代になったものだから年寄りが軽んじられがちで、邪魔者扱いされるのよね。
もっと経験値を生かせる世の中になってもいいと思うんだな、あたし←自分が高齢者枠に入って初めて実感したわけだけど。

トシヨリワラウナイクミチダカラ