自信がない

さとぽん君のところや、エーさんのところで話題になっていた悪質商法についてなんですが。

先日、用があって御池の地下街まで出向き、ついでに京極堂の映画の前売り券をゲットし、久しぶりに新京極やら寺町を横道入っちゃ、あっちいき、こっち行き・・・歩いていたんです。　冬の京都は観光客や修学旅行生が少なくなりますし、なんと言っても平日の午前中ですから、まぁ、そんなに人出もないだろうと。

見事に思惑違いでした。そりゃそうやね。世間じゃボーナスも出てるし、クリスマス前やん。プレゼント探しもいるわね。

私？　ただのおのぼりさん（笑）
あっちきょろきょろ、こっちうろうろ。　寺町も新京極も変わったわね～なんて歩いていたんです。　
そこで、画廊？のお姉さんに「はい！」といって手渡された絵葉書。　誰かの個展開いているというんで。　無料だし入ろうかなと思ったら、入り口で名前書けだの、気に入ったらお買い上げ下さいだのって言われて回れ右しました。
版画だったんですけど、一見して版画に見えないの。油絵風。でも、画風がヒロ・ヤマガタや、C・ラッセンそっくりで。　心の中では「ぱくりかよ！」

次に暫く行って、年の頃は40代。細面の美しい女の人がすっと近づいて来て「アロマや気功、というものに興味ありませんか？」　「現代社会はストレス社会ですから、ゆっくりゆったり癒されたいと思いませんか？」　「美しくなることに関心はないですか？」　　はい、答えは全てYESです。　アロマというか匂い物大好きだし、癒されたいとは思ってますよ。とげとげしくなりがちですし。　美しくなりたいとまでは思わないけれど、美しくありたいとは思ってます。

「この先にサロンがあるんですよ。いかがですか？」ってさ、綺麗な人に言われると・・・こんなに綺麗になれるんだったら・・・なんて思わないでもありません。
すごく素敵な名刺も差し出されて、私が頷けば腕をとって連れられていきそう。

しかしながら・・・いかに暇でも・・・いかに綺麗な人が（男女問わず）好きでも、
はい、そうですね、と即決できるわたしではありません。　一応、ビーコンがなるんですよ。『危険かも、危険かも』って。
ですから「ごめんなさいね、とても美しい貴女にそういわれると興味おおありなんですけど、わたくし、今日は時間がありませんの」
「あら～、そうですか、残念です。ご予約のお電話おまちしております」と。
なんだかその時、その美しい顔にちらりと「ちぇっ！」というのがよぎったように思えたのは深読みしすぎでしょうかね？
画廊で名前を書くのは普通のこととはいえ、なんだか続けて２件・・・。
私、よほど暇そうにしていたか、あほげで騙せそうに見えたものなのか。
ちょっと考えさせられる一日でした。