アボカドで思うこと

去年、食べ終わった後のアボカドの種をいつもどおりしばらくの間水栽培して、それから鉢に植え替えました。
気温の高い間はそこそこ育っても、寒くなると途端に活動停止。
葉っぱが茶色くなって落ちてしまったり、成長点？？から枯れてきたり。
そんな事の繰り返しだったのに、この子は、種の時から大きくて発根も発芽も早かった。

鉢植えにしてからも伸びるのが早くて、鉢増しもした。
寒くなったので家に入れた。

だいたい、毎回、そのタイミングでダメになったりするんだけど。
この子、葉っぱも落ちないし、室内でも成長してる。
今まで幾度となくアボカドを育ててきたけれど、こんなに順調に冬越しできてる子は初めてだと思う。

こういうのを見てると、今、オリンピック期間でしょ。
あれこれ思うわけ。

もともと運動の良くできる人たちが、それぞれのスポーツの才能を開花させて華やかな舞台にたってるわけで、やっぱり彼らは努力もさることながら、持って生まれたものが違うんだ、って。
普通の人が練習や努力でつかめるものなんて、知れてる。
オリンピックに出場するような人たちはこの大きくて強いアボカドの種みたいに、土台が違うんだって。

だからね、そこにたどり着くだけでも我々一般人とは違うんだから、メダルがどうのこうのじゃなくて、出場できるだけで素晴らしいんだって。

アクシデントやハプニングで思ったような力が出せなかったとしても、それはたまたま、運命の女神さまのいたずらとか気まぐれで、あなたたちのせいじゃないって。
泣いたり、ましてや謝ったりしなくていいよ、そう思ってます。