エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている~謡う指先~

2015-03-20 16:53:04 | 
太田紫織 著  角川文庫  平成27年2月25日 初版

この櫻子さんシリーズ7冊目。
感想も書いたり書かなかったりしてるけれど、一応は最初から全部読んでる。

骨を愛する風変りな標本士でありながら検死もできるというので、そういう資格も持っているんだろう。
その櫻子さんにどういうわけか関わってしまった普通の高校生館脇正太郎を中心に、あれやこれやのミステリー。

最初の頃、もっとコミカルだったように思うんだけど、冊数を重ねるうちにどんどん本格?ミステリー風になっていっているように思うのは気のせいか?(笑)

というのも、シリーズものを大人買いして一気に読むというんじゃなくて、新刊が出たら買う、というのを繰り返していると当然ながらそこには新刊から新刊までのスパンがあって、前作をころっと忘れている私は思い返しつつ読み進む、っていうのが実態だから。

櫻子さんの縁者。 正太郎の学校での繋がりある人物。

そういった登場人物が増えてくるにつれちょっと待てよ!っていう人が出てくる(笑)
ことに、櫻子さんの縁者になると従姉妹だの、いいなずけの誰それだの、って具合に出てきて私の家(実家)って、ものすご~く特殊なのか親戚縁者との付き合いがほぼないわけ。 従姉妹の結婚式と父の葬儀の時に会ったぐらいでまぁ、集まれば気持ち悪いぐらいみんな似たような顔立ちで(笑)そこにはまぎれもなく『血』みたいなものを感じたけれど、どこかですれ違っても、絶対に私には親戚関係の者を特定できない自信がある。

そんな家庭で育ったから、親戚でも、従姉妹っていうと父方もしくは母方の兄弟姉妹の子供だよね?ってとこまでは分かるけれどそれ以外は伯父、伯母だって、漢字変換してみると『伯父・叔父』『叔母・伯母』って具合に出てきて、違いも分からん、ってことになる。

それはさておき\(゜ロ\)(/ロ゜)/
そんな私だから、櫻子さんの周りの人がどういう関係だったっけ?と理解するのに時間がかかるわけで、そこをクリアしたら次は『花房』って誰だっけ?みたいな。
ほんと、大丈夫か私。

でもね、この1冊、今の私にとって、とても勇気づけられる言葉があった。
それは前にもどこかでちょっと書いたけれど、今、めっちゃ腹が立つっていうかなぜ貴方がそんな態度を取るわけ??っていう、意味不明の事が起きていて言いたいんだけど言わないところで頑張ってるじゃない?
その私への励ましみたいなフレーズだった。

本ってね、こういうたった1行で力をもらえることもあるから読むのをやめられない。

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2 コメント

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うだうだ (バルちぁん)
2015-03-20 18:26:50
桜の下には・・死体が埋まっている。

そんな諺は・・・昔からありますものね!!
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おはようございます (楽母)
2015-03-21 08:12:25
バルちぁんさん
お久しぶりっこ。 先週、京都に来てはらへんですよね?
何人かでツーリング中のおじさん達をみました。
派手めのジャケット羽織ってる人も多かったし、ひょっとして??なんて思ってました(笑)
櫻子さんの行くところには確かに、死体だの死骸だのが多いんですよ。 やっぱ、名前かな?
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