水中花

　　　　　　　　線香花火チリチリと松葉模様描いてる
　　　　　　　　金魚鉢ではポトリ紙の花咲く
　　　　　　　　水の中で開く花　外に出せばただの紙
　　　　　　　　そうよ私はここで生きているだけ
　　　　　　　　あなたには二度と会えないわ
　　　　　　　　お互いに不幸になるだけよ
　　　　　　　　さよなら　さよなら　お酒でも飲みましょう


これも先日亡くなった阿久悠さんの詩、です。

水中花、で松阪慶子さんを思い浮かべませんでしたか？
私、これのタイトル『線香花火』だと思い込んでました。
一番と二番の歌詞もごっちゃになっているのを・・・調べて確認？しました。

森と(んかつ)　　泉に(んじん)　かこ(んにゃく)まれて～
静かに～眠る～ブルー・ブルーシャトー♪

なんてのを歌っていた井上忠夫さんが何かの歌番組で歌っているのを見て、え～！なんて思ったものです。
書きながら・・・お二人とももうこっちにはいないのね、としみじみ。

そう言えば最近、水中花ってあまり見かけませんよね？
以前、夏場になると細いグラスの中で咲いている紙の花をよくみかけたものでしたが・・・。近頃はグラスにキャンドルで涼しげなモノを作っているのが多いですね。　流行り廃りがあるのでしょうか？

で、流行り廃りといえば・・・結構移り気な私がそれでもずっと好きでいるのは
匂い物とフクロウものと・・・万華鏡。
昔ながらの千代紙風な模様の筒で出来てる万華鏡より、最近のカレイドスコープと呼ばれる、キラキラスパンコールや小さなビーズがオイル？に封じ込められてゆっくりと落ちてくるものが好き。クロスしたものだとより複雑な模様が楽しめて。

それと私が勝手に『見るもの何でも万華鏡』と名づけている凸レンズと鏡のついた筒っぽのもの。これは中になんにも入ってなくて、その筒で見たもの全てが万華鏡の世界になってしまうという、単純だけど面白い優れもの。
こういうしょうもないもの？を買っておいて、ちょっと仲良しさんになったりした息子の友達なんかにあげるの。

京都にもあるのよ。万華鏡ミュージアムってところ。　近々また行こう、なんて。