これといって観たい映画がないな~という時もあれば、楽しみにしていた話題作が次々公開される時期もある。
今月から来月にかけては観たい映画が目白押しで、お財布とよく相談しなければ(苦笑)
この『アリスのままで』は、ずっと気になっていたものでした。
というのも、母が父の死後、あっという間に認知症になってしまったから。
若年性アルツハイマーを描いたこの作品とはちょっと違うかもしれないけれど、母も気がついた時にはすでに病状が進んでいたものでした。
一人で暮らしていた家の周りのご近所さんとも次々トラブルを起こしたし(母は感情の抑制がきかなくなって、殊に他人に対する凶暴性、攻撃性がものすごく出たタイプでしたから)私や兄嫁とも何度もぶつかりました。
母はよく言えばしっかりした性格、負けず嫌いで気の強い人でした。
なので、父が亡くなって一人になった時、より一層しっかりして自分を守ろうとしているんじゃないか、という具合に、家族なんてかなりいい加減な見方しかできないものですね。
そのうち、あまりにエキセントリックというか、とんがり過ぎていておかしいな、と思ったわけです。
同じことを同じ日に時間を置かずに電話して来たり、何度か行ったことのある兄の家に迷ってたどり着けなかったり、財布を盗まれたといいだしてみたり。
今思うと、病気のなせる技なんですが、当時は、あまりに激しい母の口撃ぶりにすっかり疲弊してしまったものでした。
でも、本当は母が一番しんどかったんだろうな、と今では分かります。
自分が壊れていって、ひとつひとつ記憶が失われていく段階って、ほんとに怖いだろうなって思います。
母は、その怖さから逃れるために他人を罵ったりしていたんでしょうか。
アカデミー賞主演女優賞を取った、ジュリアン・ムーアが素晴らしいと思います。
ぽろぽろとこぼれおちていく記憶、壊れていく自分と闘う恐怖、見事でした。
私も 「 アリスのままで」 観たい中の映画の一つ
何故なら周りが 次々と認知症に、、、
周囲の人たちの対応が本当に大変 しかしやはり本人が一番辛いでしょうね。
一人暮らしは発見が遅れますし、、、
もし自分がと思うと、恐いです。
今 母上さまは?
お時間の都合がつけば、ぜひご覧になる事をお勧めします。 いつ何時自分もああなるかもしれないし、もし周りに認知症が出ても、世話をする自分よりも発症した人の方が何倍も辛かったんだ、と理解できるかもしれません。
認知症って残酷な病気だと思いました。
母は施設で暮らしていますが、もう誰のことも分かりません。
当たり前ですが
自分が年取ったら
親も年を取るんですよねぇ(T_T)
離れて暮らしてるから
認知症になっても
自分が気付くのが遅くなりそうで不安です
あっ!Σ( ̄□ ̄;)
先月もお世話になりました!
7月もヨロシクお願いします
夏バテ、体調崩さないよう気をつけてくださいね
同居することになって安心はありますが・・・
Darの両親共に初期の認知症のようです
病院に行こうとしないんですが、他人歴の長い私から見るとよくわかります
それとなーく軽い認知症のテストみたいなこともしてみました
このままゆっくりと進めばいいなぁ・・・と、思っています
身につまされます、母の家系はほぼ全員認知症になりました。
日本では遺伝性であろうと発症確率は高くないと言われていたかと思うのですが、映画では…
さすがアメリカだな~と思いました。
ジュリアムーアの演技は本当に素晴らしかったですね、怖いくらい自然に不安や恐怖が身に迫ってきました。
もう一つ、日本では早期発見で結構進行を遅らせることができるし、改善できる行動療法的なものもあります。
落ち込んでるだけじゃダメですから、なんでもないうちに色々情報を夫婦で共有化しておこうと思っています。
やっぱり、進行して行く過程の恐怖とか不安とかを思うと辛いですね。。。
親と一緒に住んでいるよりも離れていてたまに会うと、ずい分老けたようで驚くことがありました。
親が老いて病気になったりいろんな事が出来なくなるというのが、その場にならないと分からないんですよね。
頭で理解するのと現実とが違うように思います。
マメに電話でもして、親御さんの生活を気にかけてあげてください。
北海道はまだ寒いほどだってききました。
あなたも注意してね。
音弧さん
義理のふた親と同居されるってすごいと思います。
高齢なので認知症か単なるもの忘れか線引きが難しいところだと思いますが、親が歳を取って介護が必要になる頃、支える子供世代も更年期だとか、いろいろ不調が始まるものです。
どうか無理をしないでくださいね。
ゆっきーさん
映画によると若年性のアルツハイマーは、高学歴でいわゆる頭の良い人に多く出る、みたいな台詞がありました。 ある日突然、分かっている単語が出てこなかったり見なれた場所がどこか分からなくなったら??
怖いですねぇ。
ポンチちゃん
高齢で一人暮らしで、しかも認知症を患っていると最近問題になってる行方不明者、ってのが増えているという現実も分かるような気がします。
不明届けを出しても行政の縦割り? うまく事が運ばなかったりで。 親につけているGPSを追跡したら線路の上だった・・・・なんていう本の紹介文目にしてぞっとしてます。
縁さん
私、遺伝子検査で自分が発症するかどうかまで分かる、というのは知らなかったので少なからずショックでした。 我は親せき筋や、私の祖父母との付き合いも非常に薄い育ち方をしたので、遺伝子的なことは全くわからないんですが、勿論、調べませんよ(笑)
知る方が怖いですもん。
映画のラストは感動ものの押しつけのような唐突さを感じましたけれど、身近に認知症患者がいると、身につまされる作品でしたね。
エーさん
多分だけど、、、若年性ではないと思う。 老人性だよ(笑) ある程度のところまでは自分が壊れていく過程を自覚できる病気じゃないですか。
私だったら気が狂いそうになるかもしれません。
大変やねぇ。 doriちゃんが潰れないように気をつけてよ。
認知症の人と家族の会のことは、購読している新聞や、市民新聞等、広報誌で見たような気がします。
電話相談窓口もあって、母の病状がひどい時、思いあまって電話しようとしたこともありました。
映画はまぁ、、作りものだからいろんな意見も出てくると思うけれど、時間を追って変わっていくアリスの日常が丁寧に描かれていたと思っています。
認知症に限らず、病気はなんでも怖いしあまり映画の内容に神経質になることもないと思うけどね。
毎日がアルツハイマー、確か、京都シネマかどこかで上映されてなかったっけな?
興行成績より上質な映画を公開するのに特化した劇場です。