西日本新聞 2015年12月15日
貧困連鎖、奪われる未来 九州深刻、5人に1人。
【貧困の現場から】 №1
母と子3人、所持金200円 無料食堂に響く「おかわり」
街がイルミネーションで彩られ始めた11月中旬の夜。
九州のある街で、母の梓(42)と小学6年の美雪(12)、小3の直樹(9)、小2の沙織(8)
=いずれも仮名=の3きょうだいが「子ども食堂」ののれんをくぐった。
入るとき梓は少しうつむいていた。
子どもたちを「ただで食べられるレストランがあるんだ。
ママも料理作らなくて楽だから行こう」と連れ出した。
「家が貧乏だと思われたくない」から、ごまかした。
子どもたちは、食堂の和室に座ると「レストランじゃないじゃん」と口をそろえた。
でも、ミンチカツの載ったカレーライスとナシが運ばれると、
子どもたちは「すごーい、ナシだよ。カレーだよ」と声を上ずらせた。
無言でカレーをかき込み、カチカチとスプーンが皿に当たる音が響いた。
元気な声で「おかわり!」。美雪は3杯、直樹も2杯をたいらげた。
「おなか、ぺこぺこで来たんです」と梓は涙声になった。
来たときは緊張した様子だった子どもたち。
カレーを食べ終わると、沙織が「しちろく しじゅうに」
と学校で習ったばかりの九九を唱え始め、
みんなの笑い声が上がった。久しぶりのだんらん。
「おなかも心も満たしてもらった」と梓は感謝した。
「おなか減ったよ」給食以外に食べ物を口にできない日も。
夫とは数年前に離婚。
パート従業員としてスーパーで働き、
賞味期限が切れた食品をもらっていたため、食べるものには困らなかった。
ところが夏にスーパーが突然閉店し、働き口を失った。
貯金もなく、月に16万円あった収入は10万円程度の失業保険だけになった。
就学援助を受けて小学校の給食費は免除されているが、
アパートの家賃に光熱費、持病を抱える子どもの通院代などの支払いは待ってくれない。
豆腐ばかりの鍋やキャベツの千切りで我慢し、食費を節約してぎりぎりの生活を続ける。
子どもたちは、給食以外に食べ物を口にできない日もあり、「おなか減ったよ」と繰り返した。
そんな時、インターネットで子ども食堂の取り組みを紹介する本紙の記事を読み、
「自宅近くにもないか」と探して見つかった。すがる思いで運営者にメールを送った。
「財布に小銭しかなく、悩んでいます。子どもたちだけでもご飯を食べさせてください」
初めて子ども食堂に来た日、梓の財布には200円ほどしか入っていなかった。
「またレストランに行こうね」「今度はどんなごちそうが出るのかな」。
子どもたちも食堂を気に入った。
あれから何度か通い、古米をリュックサックいっぱいに詰めてもらったこともあった。
美雪が熱を出して寝込んだ時は、家で雑炊を食べさせることができた。
だが、失業保険はあと数カ月で切れる。
来年、美雪は中学生になり学費もかさむ。せめて高校までは行かせたい。
美雪と直樹が夢中になっているサッカーも月に4千円ほどかかるが、続けさせてあげたい。
ハローワークで再就職先を探す日々。子育ての制約があり条件がなかなか合わない。
ほかの公的支援が受けられないか福祉関係者に相談しながら、
なるべく早く生活を立て直したいと思っている。
「子ども食堂に偶然出合えて、ありがたい。
生活が安定したら私が子ども食堂に寄付して支えたい」
この子ども食堂が開かれるのは週に1度。
梓のような親子のほか、住む家がない少女、
子どもたちだけで暮らす少年たちが訪れ、
寄る辺ない生活の中でひととき、空腹を満たす。
【西日本新聞・貧困の現場から No1を転載しました。】
貧困連鎖、奪われる未来 九州深刻、5人に1人
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貧困の現場から №1~№6 まであります。
【家が貧乏だと思われたくないからごまかした】
小泉が大声で言った【自己責任】の影響です。
自己責任ではありません。
政治の責任です。【あほな政治で、貧乏になった】
小泉・竹中改革で、貧乏になった。
富裕層は年収10億円、貧困層は年収200万円以下。
こんな馬鹿な政治はない!!
小泉に負けないくらいの大声で叫びましょう~!!
私のストレス発散・ブログです。(大笑い)
政治とは、税金(=富の再分配)を集め、
集めた税金で、(富の再分配で)、国民に豊かな生活をさせることです。
しかし、小泉・竹中が行った改革政治は、富裕層に富を集中させ、
そのオコボレが貧民層に落ちてくると言う政治です。
オコボレは落ちてきません。
資本(お金)は資本(お金)を呼び、益々集中します。
歴史が証明しています。
(トマ・ピケティ理論が証明しています。)
所得税率、住民税率を、小泉改革前の累進課税率に戻し、
高額所得者(経営者)が、富を独り占めできないようにすれば、
低所得者(非正規社員)の所得も、自ずから増えてきます。
経営者が稼いでも(搾取しても)、税金に取られるならばと考え、
稼ぎ(搾取)を減らし、非正規社員の所得(給与)に廻すようになります。
高額な役員報酬を払い、株主に株の高配当をしたら、赤字になった。
赤字だから、従業員にはボーナスも出せない。
こんな馬鹿な商法に改正したのも、竹中平蔵です。
税の富の再分配機能を取り戻す政治に変えるべきです。
今のままじゃ、貧困層の拡大再生産が進むばかりです。
小泉・竹中が変えた、所得税率、住民税率、相続税率を、
元の税率に戻しましょう~!!
さぁ~!書いたぞ~!!
自己満足のネガチィブブログです。(大笑い)