今日は夏至。一年で一番昼間の時間が長い日です(北半球において)。私の住む横浜地方の日の出は04:26、日の入りが19:00ですので昼間(太陽が出ている)が14時間34分、夜が9時間26分となります。暗くなったら眠る、明るくなってきたら起き出す、動物の一種としての人間にとって一番暮らし易い季節を云えるでしょうか。
太陽が出ている時間が一番長いからこの日が一番暑いのかと云うとそうではないのはご存知の通りで、地面がたっぶりと熱を含んだひと月半後の8月初・中旬に一番暑い日々がやってきますね。6月に真夏日や猛暑日になっても8月とは違い、朝夕は肌寒いほどで全然しのぎ易いのは数日前に体験したばかりです。
この昼間が一番長いはずの季節に日本列島の大部分では雨がちな天気が続く「梅雨」であるのも、考えてみれば面白い事だと私は思います。この季節の花、紫陽花が最も美しいのは眩い夏日ではなく、今にも落ちてきそうな雨催いの日、ぽつりぽつり、あるいはしとしとと雨粒が落ちる、昼間でもほの暗い日です。
太陽が一年で一番高い位置にあり、一年で一番明るい日であるはずなのに日本の夏至は雨の中にあって、紫陽花の花とともに最も美しい季節の一つである不思議。こう云う「反対の合一」的な季節感が心身に染み込み、鬱陶しい梅雨時であるのにも関わらず、紫陽花の花を見てひとときの清涼を感じ取る日本人独特の季節感を得るに至ったのでしょうね。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは6月17日に撮影した写真を7点掲載しております。梅雨も間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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