大荒れの日本GP

 昨日から一泊二日で出かけていたために、残念ながら予選も決勝レースも見る事ができず、先ほどネット上の情報でレースの概要を知った。

 大荒れのレースだったようだが、超新人ルイス・ハミルトンがPole to Finishで優勝。アロンソがリタイヤ、ライッコネンが3位となったことから、2戦を残しているとは言え、デビューイヤーにチャンピョン獲得という偉業に一歩近づいたハミルトンである。

 日本勢はまったく良いところなし。今年ベストの6番グリッドから発進のバトンがリタイヤしノーポイントとなったことから、これまた冴えないレースとなったSAF1とホンダのポイント差は「2」のまま。果たして残り2戦でホンダは意地を見せる事ができるのか。もしも、SAF1の後塵を拝したままシーズンを終わることになれば、チーム責任者の更迭問題にも発展することだろう。

 トヨタは、地元どころか、自社サーキットでの初レースだと言うのに、トゥルーリがようやっと13位、ラルフはリタイヤという惨憺たる有様。

 1976年、富士で行われたF1最終戦も雨に祟られた。この時にはシリーズチャンピョンに王手をかけていたニキ・ラウダが、コースの悪コンディションを理由にわずか1周で自らの意思でリタイヤ。その結果、3位となり、通算ポイントを「69」としたジェームス・ハント(マクラーレン)がラウダ(フェラーリ)の68ポイントを1ポイント上回り1976年のチャンピョンを獲得している。

 雨の富士、マクラーレン対フェラーリ。30年を経て同じ図式のレースが行われたのは単なる偶然であろうか。

今日の1枚は、好天に恵まれた先週の白山谷戸。
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ビデオジャーナリスト、銃弾に倒れる

 ビデオジャーナリスト、長井健司さん(AFP通信社の契約記者)が、ミャンマーの軍事政権による反政府デモ弾圧の取材中に銃撃され、死亡した。

 郷秋<Gauche>、このニュースを目にして、まず思い起こしたのが35年前のベトナム戦争。そして、沢田教一をはじめとする、戦場で亡くなった、多くのカメラマンたちのことであった。35年を経てなお、真実を伝えようと身の危険を顧みず現地に赴き、そして銃弾に倒れるカメラマンがいるというこの現実。嗚呼。

 こころざし半ばにして銃弾に倒れた長井健司さんに、謹んで哀悼の意を表すると共に、深い悲しみに内にあるご遺族、ご友人の皆様に、大いなる慰めがありますことをお祈り申し上げます。

今日の1枚は、緑から黄色へと移ろう、桂の木の葉。
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初日はマクラーレン

 フリー1がフェラーリの1-2で、これはいけるか!?と思ったけれど、フリー2はマクラーレンの1-2。2強以外ではトヨタとルノーが善戦、BMWとウイリアムズが苦戦。ホンダとSAF1は良いところなし。

 ただし、これはあくまでもフリー2の結果。傾向としては第14戦までの実績を当然のように反映した結果である。しかし、フリー2の結果がそのまま予選結果となるわけではないから、レースは面白いのである。
  
今日の1枚は、秋桜(コスモス)と金色の稲田。
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2007年 F1日本GP、まもなく開幕

 いよいよ富士スピードウェイを舞台にしたF1日本GPが開幕する。
 いろいろな方が、いろいろなことを書かれているので、へそ曲がりな郷秋<Gauche>としては人様とは違った切り口でちょっとだけ。

 郷秋<Gauche>が地方紙、神奈川新聞を購読していることは、熱心なファンなら(いるんかい、そんな人?)先刻ご存知だが、その神奈川新聞が一昨日から今日までの3日間、「F1がやって来る」という1/3、7段の記事を連載した。

 富士スピードウェイは静岡県駿東郡小山町に所在するが、首都圏側から見ると、実は神奈川県がその入り口になるのである。それ故の連載なのだが、3日間の記事を総括すると、富士スピードウェイで行われる日本GPの評判は、すこぶる悪い。

 まず第一に、最寄の鉄道の駅から遠いこと、コース周辺の駐車場が少ないことの対策としてとられた「チケット&ライドシステム」(指定の鉄道駅や場外駐車場からシャトルバスに乗り換えてもらい会場まで輸送する)が周囲に及ぼす影響。つまり、大渋滞を引き起こし日常生活に支障を来たすのではないかと言う懸念。

 第二に、地元への経済効果はほとんどないこと。「スタッフの仕出し弁当程度」と言うのは極端に過ぎるとしても、どうやら、予想される大渋滞などを我慢して得られる対価は極めて少ないのも事実のようである。

 鈴鹿で行われたGPの観客数は延べ36万人、東海銀行(と、神奈川新聞には書かれていたが、現在、東海銀行は存在しない。現三菱東京UFJ銀行。いかにも神奈川新聞らしい)による経済効果は50億円とされているが、今回の富士スピードウェイでのGPの観客延べ数は28万人と22%少ないにも関らず、経済効果は135億円という試算がなされている(静岡大学の調査による)。

 昨年までの鈴鹿のチケットは即日完売であったものが、今年は旅行代理店数社で、500枚単位での売れ残りがあるという(数日前時点)。このあたりの数字が、予測と現実の乖離を示唆し、地元において必ずしも歓迎されていない原因の一つとなっているような気がする。

 もっとも鈴鹿においても、最初のGPが行われた1987年当時から歓迎されていたとは思いにくい。20年続けてきた結果として、地元に根付き、自然体で受け入れられるようになったのではないだろうか。

 2009年からは鈴鹿と富士との隔年開催とすることが決まったが、隔年開催であっても鈴鹿でのレースを見たいというファンと、地元の熱意が実現させたものであろう(勿論ホンダの力もある)。富士にあっては、今年と来年の2年で足がかりを作り、その後は隔年となるが、10年20年かけて、地元の人々にも愛せられるGPを作って行ってもらいたいものである。

 イタリアやイギリスがそうであるように、富士においても、おじいちゃん、おばあちゃんも、幼稚園児も小学生も楽しみにしてくれるGPに成長してくれることを願わずにはいられない。
  
今日の1枚は、金色の稲穂と曼珠沙華(彼岸花)。
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秋の空(その2)

 昨日に引き続き、秋の空です。余りにも美しく、紹介せずにはいられません。
予めお断りしておきますが、PLフィルターは使用していません。
  

 この写真から、黄色い花(樹木・低木)の名前がお判りの方がいらっしゃいましたら、ぜひともお教えください。
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秋の空

 先週末から昨日まで、世の中は3連休だと言うのに、郷秋<Gauche>はしっかり仕事をしておりました。3連休は無理ですが、ようやく今日、休みを取り、素晴らしい天気の下、黄金色に輝く田んぼの中を歩いて来ました。
  

今日の1枚は、白山谷戸の田んぼと秋の空。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらにも掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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湘南新宿ラインを郡山まで延伸せよ

 最初に断っておくが、郷秋<Gauche>は、特別に熱心な鉄道ファンと言う訳ではないし、詳しくもない。だから、見当違いのことを書くかも知れないが、そこはお許しいただきたい。と、断った上で、大きな声で言いたい。湘南新宿ライン、宇都宮行きを郡山まで延伸せよと。

 昨日、郷秋<Gauche>が宇都宮から渋谷まで、東北新幹線ではなく湘南新宿ラインで帰ってきたことを書いた。乗り換えなしで低廉かつ快適、所要時間もわずかな差しかなかったことを書いた。書きながら気になっていたことを、今日調べてみた。

 つまり、渋谷から宇都宮まで湘南新宿ラインを利用し、さらに宇都宮から郡山(郷秋<Gauche>のふるさとだ)まで快速を利用すれば、安く、そこそこの時間で郡山に帰れるのではないかと。

 だめだった。大体、宇都宮・郡山間の東北本線では快速電車は走っていない。それどころか、宇都宮発の普通列車はすべて黒磯止まりで、郡山まで行くには黒磯でもう一度乗り換えなければならないのである。

 逗子から宇都宮まで(164kmある)直通運転する電車があるのに、宇都宮発の電車はなぜ53Km先の黒磯で運転を終えてしまうのか。怪しからん。と思って、その理由を考えたら、遠い昔、上野から黒磯までは直流で、黒磯以北は交流。つまり電源の切り替えが必要なのだと聞いたことを思いだした。

 確かに、東北新幹線ができる以前に東北本線を走っていた特急電車は、黒磯通過時の10秒程車内の照明が消えていた。事前の車内放送では「電源切り替えのために、○○秒ほど車内の明かりが消灯します」と言うようなアナウンスがされていたような記憶がある。おそらく、惰行運転している最中に交直の切り替えを行っていたのだと思う。まっ、快速列車にとっても、黒磯は停車しても良い駅だと思うから、交直の切り替えは別に問題ではないだろ。

 宇都宮・郡山間は宇都宮・大宮間よりわずかに長い117kmである。距離はわずかに長いが列車の運行本数が少なく、駅間が長い、カーブのRも緩いだろうし騒音も大きな問題にならないであろうことから、平均運転速度は上げられるはずであるから、所要時間は宇都宮・大宮間の1時間40分と同程度かあるいはそれよりも短縮されることも期待できる。渋谷・郡山間3時間での運転も十分可能なはずである。

 現在、渋谷から大宮まで埼京線あるいは湘南新宿ラインの快速に乗り、大宮で新幹線に乗車し郡山までは、大宮での待ち合わせ時間を入れると約2時間である。もし、湘南新宿ラインが郡山まで伸張し、3時間で結ぶことになれば、その差はわずかに1時間。3,260円の乗車券だけで、乗り換えなしの直通で、新宿・渋谷までいけるのである。

 当然JRとしては新幹線特急料金収入が減ることにはなるが、沿線住民の利便性が大幅に改善され乗車率は向上、更には東京・郡山わずか2,100円と言う超低料金の高速バスに流れている不急の旅客をJRに呼び戻せるではないか。これはもう、湘南新宿ラインを郡山まで延伸するしかないぞ、JR東日本!
  


 今日の1枚は、記事本体とは何の関係なく昨日の続き、宇都宮の松が峰教会。最初の1枚は、昨日の写真撮影位置から上を見上げたところ。大谷石造りの堂々たる姿であるが、この位置からは特徴的な二つの尖塔が見えないので、もう1枚。
  


 敷地内でギリギリまでさがってみたが28mmではこれが限界。更にPC上で「あおり補正」をしてみたが、未熟なために形の正確さを失ってしまっているようだし、トリミングせざるを得ないので、フレーミングも不自然になってしまっている。こんな「雰囲気」と、ご覧いただければ幸いである。

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新幹線 vs 在来線グリーン車

 宇都宮で仕事をしての帰り。普通に考えれば東北新幹線に乗るところだが、郷秋<Gauche>は、ちょっと考えた。

 宇都宮14:37発の列車在来線(東北本線)の快速逗子行き(湘南新宿ラインというヤツだな)のグリーン車に乗ったのである。乗り換えなしで渋谷着15:19。所要時間1時間42分。

 新幹線だと、宇都宮14:30発の「やまびこ」に乗り、大宮で埼京線の快速に乗り換えて、渋谷着は15:54だ。多分。所要時間1時間24分。その差わずかに18分。

 ただし、在来線快速が1時間に1本しかないのに対して、新幹線は15分に1本だから待たずに乗れる。でもだ、在来線快速の場合には駅ビル「パセオ」の中の餃子店(餃子が宇都宮名物であることは周知の通り)で時間調整する楽しみが、もれなく付いて来る。

 料金はと言えば、普通運賃(乗車券)1,890円は当然同じだが、在来線のグリーン料金は750円(休日、suicaでの事前購入料金)。新幹線の自由席特急券は1,790円で、その差1,040円。ただし、「パセオ」で餃子とビールとを楽しみ過ぎると、「餃子+ビール+在来線快速グリーン車」の方が高くなる可能性が大いにあるので注意が必要である。予算に限りがある場合には、グリーン料金分を餃子とビール代に振り向け、同じ快速電車の普通車両に乗ってツジツマを合わせる「手」も、勿論ある。

 乗り換え無し。所要時間は18分増し。料金は1,040円安。宇都宮名物の餃子とビール付き。郷秋<Gauche>が、もし次回宇都宮に行く事があったとしたら、餃子+ビール+在来線快速のグリーン車を迷わず選ぶことになるが、さて、あなたならどうする?
  

 今日の1枚は、宇都宮の市街地、東武線宇都宮駅近くにある松が峰教会。松が峰教会は昭和7年に建てられた大谷石(栃木県特産の軟石)造りのカトリック教会です。この写真は、大谷石造りである事が良くわかるように撮った1階の正面。聖堂は、この写真の両側にある石段を上った2階にあります。
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拝啓 宇都宮東武ホテルグランデ支配人様

 ホテルの予約はネットでする郷秋<Gauche>ですが、今回だけはなんとしても取れずに旅行代理店に取ってもらいました。宇都宮に来てからわかったのですが、ツインリンクもてぎでMotoGPの日本GPが今週末行われているんですね。そのために最寄の宇都宮市内のホテルというホテルがすべてレース関係者で押さえられていたと言うことのようです。

 で、旅行代理店が取ってくれたのが、東武宇都宮駅近くにある、宇都宮東武ホテルグランデ。宇都宮市内では一、二を競う高級ホテルらしいです。今回の宿泊費は私の手を経ずに某社から直接支払われるので正確にはわかりませんが、郷秋<Gauche>がいつも使っている安いビジネスホテルの2、3倍はするようです。
 
 部屋もバスルーム広く(郷秋<Gauche>がいつも泊まっている安ビジネスホテルとの比較ですが)、バスタブは郷秋<Gauche>がゆっくりと足を伸ばせるほどの大きさでしたので、いつもはシャワーだけで済ませている郷秋<Gauche>も、ついついお湯を張ってゆっくりしてしまったほどです。

 ここまでは良いことずくめなのですが、唯一かつ最大の欠陥があるのです。宇都宮東武ホテルグランデには。ネットワークが使えないのです。予約のお願いをした時点で旅行代理店から「少々お高いですがいいですか」と聞かれていました。今どき一泊6千円のビジネスホテルでさえネットワーク完備ですから、その2、3倍と思われる価格の都市型ホテルならば当然ネットワーク完備だろうと、確認もしなかった郷秋<Gauche>が、悪いと言えば悪い。

 でも、使えないんです。ネットワークが。こんなホテルに泊まったのは2年ぶりですね。3年前にはネットワークの使えるホテルはほんのわずかでしたが、1、2年の間にあっという間に普及し、取り分けビジネス客の多いホテルでは、いまやネットワークの使えないホテルはないほど。家庭でも同じですが、いまやネットワークは電気や水と同じなんです。でも、宇都宮東武ホテルグランデには、たっぷりサイズのバスタブはあっても、ネットワークがない。

 今どき、ネットワークの使えないホテルって、考えられません。地域一番を自認する高級都市型ホテルであればなおさらです。どうぞ早急にネットワーク設備を導入されますことをお勧めいたします。今後宇都宮の高級ホテルとして生き延びていこうとされるのならば必須の設備です。これがなければ、ビジネス客の獲得はますます難しくなりますよ。少なくと、郷秋<Gauche>が利用することはないでしょうね、ネットワークが使えないならば。
  

 今日の1枚は、昨日山形で撮影した1枚。霞城跡に1878年(明治13)に建てられた旧済生会本館。済生会は病院と医学校の複合施設。三層四階建て、高さ24mの見事な洋風建築ですが、地元の宮大工などが建築に当ったとか。1966年に国の重要文化財の指定を受けています。
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今日は山形

 今朝の新幹線で山形に来ました。
 74年間まもってきた「日本一暑い」タイトルを、今夏0.1度差で、多治見市と熊谷市奪われてしまった山形市ですが、今日は厳しい残暑で、乗ったタクシーの運転手が32度だと言っていました。昼間は確かに首都圏よりも暑いほどだったのですが、さすがに日暮れ時からはずっとしのぎ易くなりました。
  
今日の1枚は、霞城跡、お堀端の石垣で咲く彼岸花。
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残暑、そして初秋へ

 もう9月も下旬になろうと言うのに、30度にもなった今日の首都圏。さすがに35度を超えた猛暑日の日々と比べれば、まだしのぎ易いとも言えますが。それでも夕方になると日中の暑さが嘘のように消え去り、秋の近いことを感じさせられますね。
 

 今日の1枚は、都会ではお目にかかる機会が少なくなってしまった初秋の花、「現の証拠」(ゲンノショウコ)。根ごと堀上げて乾燥させたものが下痢止めとなり、飲めばすぐに効くから「現の証拠」。判り易い命名です。関東では白、関西・九州では赤紫の花が多いと聞いていましたが、すみよしの森で見つけたこの花は赤紫。果たしてどのような経緯で恩田の森にやってきたのか、話ができるのならば聞いてみたいところです。
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消える?消えない?紙の新聞

 まずは、こちらをご覧頂きたい。
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/84987/

 今後、ペーパーレスになると思うものと、思わないもの、共に新聞が1位と言うのは面白い。郷秋<Gauche>は「新聞は紙に印刷されたものであって欲しい」と思うけれど、徐々に、紙でなければならない必然性は薄くなっていくかも知れないな。

 切符やチケットは既に紙ではなくなりだしている。新聞もそうだけれど、本も雑誌も請求書も領収書も、もの機能のもっとも重要なものは、紙に書かれた文字。つまり紙の上に書かれている情報である。情報は紙に書かずとも、それを保持し伝達する手段が他にあれば、用が足りる。

 A駅からB駅まで電車の料金を払っている、あるいは払う用意があるという情報が記録されたカード(パスモやスイカのことだ)を持っていれば、その事が紙に書かれた「切符」を持っていなくても電車に乗れる時代になった。勿論ヒコーキも。

 情報という意味では、自分の支払い能力を示す情報である「お金」も同じだな。紙に印刷された「お金」じゃなくても、支払い能力があることを証明するもの、カード(最近では携帯電話もそうらしい)を持っていれば、それで買い物ができるわけだ。

 さて、最初に紹介したサイトの中で面白いのは「ペーパーレス」になるだろう10位と同時に、ならないだろう2位にランクされている「トイレットペーパー」だ。ティッシュペーパーも同じ類だな。

 トイレットペーパーには、なんの情報性もない。紙としての機能があるだけである。だから、紙としての機能しか持たないトイレットペーパーの「ペーパーレス」化を問うのはまったくナンセンスな気がするのだが、どうだろうか。

 トイレットペーパーが「ペーパーレス」になると答えた方は、おそらくウォシュレット(某社の登録商標)を思い浮かべてのことだと思うが、確かに、お尻を拭く機能は、温水と温風でも出来ないことはないかも知れないが、それは切符がペーパーレスになるのとは、別な意味なんじゃないかな。

 トイレットペーパーと同じことは、実は新聞にも言える。おっと、正確には「新聞紙」だ。新聞には、ニュースという情報を伝える媒体としての側面と共に、「新聞紙」という「紙」そのものを利用する機能とがあることを忘れてはならない。

 今でこそ、新聞の紙としての利用価値は随分低くなったが、物を包むための利用がなくなったわけではない。汚れた水を吸わせるために使ったり、机や床を汚しそう時には下に敷く、物を送る際の梱包材として丸めて詰めるような使い方は今でも顕在だ。最近では、生ゴミの袋をカラスに突かれないように新聞紙を広げて袋の内側に入れて中身を見えなくするような使い方もある。

 新聞がペーパーレスになると、紙が必要な時には困る。今では雑巾がスーパーマーケットで売られているように、必要な時には「新聞紙」を買ってくるようなことになるのだろうか。真っ白い「新聞紙」は10ページ分で50円、広告や割引のクーポン券が印刷されている「新聞紙」は10ページ分20円だったりして。郷秋<Gauche>的には、新聞はインクの匂いのする紙で、毎朝ポストに入っているものであって欲しいな。ずっと。
 

 今日の1枚は、凌霄花(ノウゼンカズラ)。猛暑の前に咲いて、猛暑が始まると姿を消していた花が、残暑の頃になったら、また咲き始めました。南国風の花も、日本の真夏の暑さには耐えられないということなのでしょうか。
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さようなら、D200

 D200と、今日「さようなら」しました。DSLRと言えども、さすがにこのクラスになるとフィルムのSLRと同様の「しっかり感」がありますし(F100と同等と言ったところでしょうか)性能的にも「今は」不満はありませんでしたが、予定されるD300へのリプレイス、そして最も有利なリセールを考え、D300がまだやってこないのに、今日、手放しました。

 以前、D70を手放した時にも書きましたので、ここでは詳しく書きませんが、DSLRはもう暫く、新機種が出るたびの買い替えが必要になります。D200はもう2、3年は第一線で活躍できるだけのスペックを持っていると思いますが、さすがにD300が発売になれば、そのリセールバリューは大幅にダウンすることでしょう。

 そんな中、現在はD70のユーザーで写真に真摯に取組まれている旧知のKさんから、マルチパワーバッテリーパックと共に引き取りたいというお申し出を頂きました。欲しいと言ってくださった以上、一日も早く使ってみたいことだろと思い、急遽、今日の「嫁入り」となった次第です。

 昨晩、掃除用の刷毛で埃を丁寧に払い、クロスで磨き、傷がついていたモニターの保護フィルムを張り替え、ゴムの部分が少し切れていたアイカップを新品に取り替えてみると、「まだまだイケテル」良品で、なんだかちょっと別れ難い気分になったりもしましたが、Kさんならば、きっと大切に使ってくれることと思い、思い切ってさようならしました。

 D300の発売日は、11月とされているだけで、11月1日なのか、はたまた11月30日なのか、現時点では発表されておりませんので、短くても1ヶ月、長ければ2ヶ月間、郷秋<Gauche>の手元にあるDSLRはD40Xだけになってしまいます。今週末と来週末、2週続けて所用のために、週末恒例の恩田の森での散歩&撮影が出来ないのですが、それ以降暫くの間、恩田の森とblogとでご覧いただく写真はD40Xで撮影のものとなります。

 普段は撮影に使用したカメラ名、レンズ名などの情報はお伝えしていない郷秋<Gauche>ですが、既述のような状況ですので、念のため、お知らせをしておきたいと思います。D300で撮影した写真掲載の時には、その旨をお知らせいたしますが、PCのモニター上での区別はつかないでしょうね。
 
今日の1枚は、D200で撮影したクヌギのドングリ。
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F1 2007年 第14戦ベルギーGPを振り返る

 ライッコネンがポールとなったことを除いてドライバー選手権のポイントランキングとはほぼ逆の順で並んだ4台は、波乱のない淡々としたレース運びで、スタートした時と同じ順番でチェッカーフラッグを受けた。

 淡々としたレースと書いたが、「淡々」と見えたのはTVの前の観戦ゆえのことであり、当然のことながら4人、4台は力の限り走っていたのである。ドライバーの力量とマシンのポテンシャル、そのどちらも極限状態で走る4人、4台をサポートするチームの戦略もまた、ほぼ同等。

 今回のレースは、先頭4人の予選順位がどのようなものであっても。結果は予選順位の通りのフィニッシュとなったことだろ。それほどまでに4人のドライバー、4台のマシンの力は拮抗しており、「淡々」としたレースに見てしまったのは、実は、その結果であったということである。

 ライッコネンはここスパ-フランコルシャンで優勝したことで、首の皮一枚で2007年のチャンピョンシップ獲得に望みを繋いだ。残り3レースで、ポイントリーダーであるハミルトンとのポイント差が13。残り3戦の結果がすべて今回と同じであれば、ライッコネンが2007年のチャンピョンになれるという計算になる。

 過去に4連勝したドライバーは少なくない。しかし、2チーム、4人のドライバーの力が拮抗する今シーズンの状況の中での4連勝は至難の業であるし、常にマッサが2位にいてくれることも、ライッコネンのチャンピョン獲得の絶対条件となる。

 トップの4人4台が安定した力を発揮した中で、5位を獲得したニック・ハイドフェルドは賞賛されるべきである。マシンのポテンシャルこそ赤と銀には及ばないものの、4強の一角が崩れれば、いつでも表彰台にあがれるところを常に走行している彼の力量とBMWサウバーの力は侮れない。

 それに引き換え不甲斐ないのは、ホンダとトヨタ。ホンダのバトンに至っては、佐藤琢磨にコース上でパスされる体たらく。もっともこれは、琢磨の頑張りに拍手を送ればよいことなのだが。

 2007年シーズンのF1サーカスもいよいよ終盤。ヨーロッパを離れての3連戦突入である。まずは、30年ぶりにF1マシンが疾走する、「富士」に注目したい。


 今日の1枚は、例によって、記事本体とは何の関係もない、恩田の森のたわわに実った柿と秋の空。

☆☆☆

 一昨日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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甘い誘惑

 しばらく前に、ニコンからの「甘い誘惑」が届いていた。全国6箇所で開催される「Nikon Digital Live 2007」の案内である。東京では来週末、9月21日から23日の3日間、丸ビル7Fの丸ビルホールで行われる。

 発表展示されるのは、勿論、Nikon初のフルサイズ撮像体搭載のD3と、APS-Cサイズ撮像体搭載のフラッグシップ機と謳われるD300の2台である。D2とD200のユーザーに向けて出された案内であろうか。

 郷秋<Gauche>は2年前、D200登場に際して行われた同種にイベントに参加した事がある。クルマで言えば新車の発表展示会であるが、一般のディーラーでのそれに先駆けて行われるもので、実際に触って質問できるだけでなく、貸出機を使ってモデル撮影、その場でプリントできるなどの企画もあり、ちょっと驚いた記憶がある。

 D3は、とても手の届かない高価格機であるから郷秋<Gauche>の狙いは勿論D300。D3からの誘いは「悪魔の囁き」とも言えるが、D300からの囁きは、「甘い誘惑」。頑張れば手が届きそうだから、困る。って、もう予約しちゃったんだけどね(^^;。
 
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