熱海に拉致されました

 久し振りに今日、帰省しました。東京では半袖の方もいるほどの陽気だったのですが、郡山に着いて電車のドアが開いてびっくり。涼しいを通り越して寒いんですね。おまけに実家に着いた早々落ち着くまもなく熱海に拉致されてしまいました。あっ、熱海と云っても大方が思い浮かべる熱海ではなく福島県郡山市の奥座敷、磐梯熱海温泉です。


 先に寒いと書きましたが、まさに今が桜満開という頃合い。道理で寒いわけです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

カラーか白黒か

 カラーが当たり前の時代になっても、それでも白黒方が説得力を持つ写真がある。郷秋<Gauche>の勝手な思い込みかも知れないが「スナップ」は白黒の良さが生きるジャンルであると思う。だから郷秋<Gauche>は佃島の写真は白黒で撮影した(もちろんデジタルカメラ白黒モードで、ということだが)。


 今日の一枚は元々カラーで撮影したものだが、カラーよりも白黒の方がはるかにインパクトがあるだろうと思い白黒に加工してみた。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

郷秋<Gauche>の小さな写真展開催のご案内

 6月中旬から約1ヶ月間、小さな写真展を開催することになりました。場所は相模原市緑区橋本、JR横浜線橋本駅・京王相模原線南口駅前のCAFE CORRETTO(カフェ・コレット)です。CAFE CORRETTOは食事も美味しい明るいカフェですので、特にテーマを決めずにお店の雰囲気にも合い、また皆さんのご自宅のリビングやオフィスなどにも架けていただけそうな作品8点を展示し、お気に召した作品がございましたら頒布もしたいと考えております。開催期間など詳細は追ってお知らせいたします。取り急ぎ、第一報まで。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、柿若葉と菜の花のコントラストが美しいかつらの森の小谷戸。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

1.5Lターボが復活?

 現行のF1のエンジンはレギュレーションでV8自然吸気の2.4Lと定められている。これは2012年までの決まりであり2013年以降のレギュレーションは現在策定作業中のはずなのであるが、既に1.5Lターボに決まったとの情報も。この情報が正しければ、かつてホンダが無敵を誇った1.5Lターボが復活することになるのだが、当時のV6に対してL4(直列4気筒)でターボチャージャーは2つ付くらしい。しかし、L4にツインターボって、なんか良く判らない。

 この情報を聞いて喜んでいるのはホンダの社員だったりして。「よし、もう一度POWERED by HONDAの凄さを見せてやる」ってね。だったら楽しいぞ!


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、蜜蜂たちの為に種が蒔かれた蓮華草(れんげそう)。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

“A great new DSLR” next month

 例によってNikon Rumorsに掲載されていた記事のタイトルである。どこのメーカーから出るのかについては書かれていない。しかし、ソニーからは近々EVILが登場するのでその直後にA great new DSLRの登場はないだろ、ペンタックスとオリンパスは9月のフォトキナまで「弾」を隠しておくだろうと書かれている。そして何よりも、この記事はCanon Rumorsに掲載されたのではなく、Nikon Rumorsに掲載されたものである。

 来月と云えば5月、発表から2~3週間後に発売されるとすれば、まさに夏のボーナス商戦にタイミングを合わせての登場ではないか。郷秋<Gauche>は4月22日に「D900と24-120mm F3.5-5.6の後継レンズは夏のボーナス商戦に間に合うタイミングで登場する」と書いている(see here)。絶好のタイミングでまさに誂えたような噂が飛び出してきたではないか。

 本気にして外れるとがっかりするから「楽しませてもらおうではないか」的なスタンスで“A great new DSLR”に関するニュースを待つことにしよう(^^)。

追記:同じ記事がCanonrumorsにも掲載されていますね。(4/27朝)


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、咲きだしたシャガの花。漢字では「射干」あるいは「著莪」と書くようですがあまり見かけませんね。アヤメ科ですので、水辺ではなく林の周辺など少しは光も差しちょっと湿ったようなところで咲いています。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

1位はやっぱりマクラーレン

 今シーズンF1に参戦している全12チームのうち、一番効率よくポイントを獲得しているのはポイントランキングでもトップをとなったマクラーレンであった。随分前にもF1における費用対効果、つまり1ポイント獲得するためにどれだけの資金を投入したのかを計算した事があったが、今日はその2010年版である。

 マクラーレンは今年1年間のレースのために195億円を投入すると云われているが第4戦が終了した時点でマクラーレンが獲得したポイントが109なので、1.8億円で1ポイントを獲得したことになる(本来はシーズン終了時点のポイントで計算すべきであるが、ここでは現時点の獲得ポイントで計算している)。

 この1ポイント1.8億円という数字は、現時点でポイントを獲得している全8チームの中では抜群のコストパフォーマンスなのである。最も効率が悪いのは117億円を注ぎ込んで僅か2ポイントしか獲得できていないトロ・ロッソ(1ポイント当たり58億円)。もし、マシンの速さ、信頼性、チームの作戦能力、ドライバーの力量そして勝利の女神の微笑み度がマクラーレンとその二人のドライバーと同じであるならば、トロ・ロッソは65ポイントを獲得しいなければならないことになる。

 さて、2番目に効率よくポイントを獲得しているのは、191億円とマクラーレンとほぼ同予算で戦い73ポイントを獲得しているレッドブル(1ポイント2.6億円)、3位は371億円で90ポイントのフェラーリ、247億円で60ポイントのメルセデスGP、191億円で46ポイントのルノーの3チームが共に1ポイント当たり4.1億円で並んでいる。

 更に続ければ6位が111億円で18ポイントのフォース・インディア(1ポイント当たり6.2億円)、7位に121億円で6ポイントのウィリアムズ(1ポイント当たり20億円)そして最下位が先にも書いた117億円かけて僅か2ポイントしか取れていないトロ・ロッソ(1ポイント当たりなんと58億円!)と云う順番となっている。

1位:マクラーレン 1.8億円
2位:レッドブル 2.6億円
3位:メルセデスGP 4.1億円
3位:フェラーリ 4.1億円
3位:ルノー 4.1億円
6位:フォース・インディア 6.2億円
7位:ウィリアムズ 20億円
8位:トロ・ロッソ 58億円

 こうしてみるとルノーとフォース・インディアが良い仕事をしていること、ウィリアムズ とトロ・ロッソがまったく期待はずれであることが良く判る。第4戦まででポイントを獲得していないザウバー、ロータス、ヴァージン、HRTの4チームは2010年の予算が一番多いロータスでも70億円程度とみられているが、もし、これらのチームが数ポイントでも獲得できればあっという間にウィリアムズより上位にランクされることになるが、あるいは、100億円以下の予算ではポイント獲得は難しいと考えるべきなのかも知れないな。

注:各チームの予算額はこちらを参考にした。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、緑滴るなるせの森の二輪草の谷を崖上の杉林から見下ろした図。林床に白い二輪草の花が一面に咲いているのがお判りになるだろうか。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

消えゆくフロッピーディスク

 ソニーは1981年の発売以来30年にわたって販売してきたフロッピーディスク(FD)の国内販売を来年3月で終了することを発表した。USBメモリなど大容量かつ廉価な記録媒体の登場により需要が激減したことからの撤退。

 国内メーカーでは日立マクセル、三菱化学メディアなどが1年前の春にFDの販売から既に撤退しており、ソニーも海外での販売は今年3月末で終了していた。また昨年9月にはFDD(フロッピーディスク・ドライブ)の生産から撤退しており、2011年3月をもってFD事業から完全撤退することになる。

 新しいメディア(情報の記録媒体)が登場すると古いメディアは駆逐される。LP(レコードだ!)の登場によってSPは駆逐され、CDの登場によってLPが駆逐され、そして今、半導体メモリの大容量かつ低価格化によってCDが駆逐されようとしている。

 35mmフィルムの普及と共にブロニー(「ろくろく」等)はプロと一部のマニアのものとなり、半導体メモリに画像データを記録するデジタルカメラの登場によって35mmフィルムのマーケットは急激に縮小した。

 郷秋<Gauche>が初めて使ったFDは8インチであった。団扇代わりにもなったこれを知っている人は少ないかも知れないな。XEROXブランドの日本語ワードプロセッサ(東芝のOEMだったと思う)でこれを使った。FDDは2つで一方にはシステムFDを入れ、もう一方に漢字辞書の入ったFDを入れる。文書データを読み書きするときには漢字辞書FDを取り出して文書FDを入れる。

 IBMのマルチステーション5550が入った時に初めて5.25インチのFDを使った(IBMでは「ディスケット」と呼んでいたな)。暫くするとHDD内臓の5550がやってきたが、HDDの容量は20MB「も」あり、このHDDがいっぱいになる程の文書を作るのに何年かかるのだろうかと真剣に考えたものであった。

 3.5インチのFD を初めて使ったのは5540であった。マルチプラン(EXCELの前身)を使ってB4横長いっぱいの集計表を作って驚愕されたものである。おぉぉぉ、郷秋<Gauche>も歴史を語れる程の歳になったか(^^;

 新しいメディアが登場すると古いメディアが駆逐されることを歴史は証明している。さて、次に駆逐されるメディアは何だろうか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、花蘇芳(はなずおう)の枝を這う立派な青虫。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

E-P2のファームウェア、バージョンアップ実施

 16日にOLYMPUS(オリンパス)のペンシリーズ用の新しいファームウェアが発表されることを書いたが、郷秋<Gauche>は一日遅れで今日、新しいファームウェアをE-P2に導入した。ちなみに郷秋<Gauche>は「オリンパスデジタルカメラアップデーター」を使用した。

 新しいファームウェアによってE-P2がどのように変わったのか、実はまだ確かめていないのだが、オリンパスのファームウェア更新が実にユーザーフレンドリなのには驚いた。ニコンとは月とすっぽん、うなぎとマンドリン(意味不明)。オリンパスのそれは、Windows(Macも同じだろう)のPCで新しいプリンタのドライバを導入するような感覚なのに対して、ニコンのファームウェア更新はDOSのコマンドを直接打ち込んでいるようだと云ってもご理解いただくのは難しいか(^^;

 まっ、そのくらいの違いがあるわけで、この辺りはニコンも見習ってもらわないと初心者取り込みは難しいのではないかと心配になるほど。


 という訳で今日の一枚はファームウェア更新作業中のE-P2のモニタ表示なのだが、ご覧頂くべきは更新作業時のPCの画面であったと反省している郷秋<Gauche>である。ニコンメインのユーザーにとってE-P2のファームウェア更新作業はいとも簡単に出来るが、その逆は、かなり戸惑うことになるかも知れないと心配になるほど、ニコンのそれはマニアックな作業である。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Nikkor F4トリオは登場する、らしい

  郷秋<Gauche>は3月月16日にNikkor F4トリオは登場するのかと題する小文を書いた。詳しくは3月月16日掲載の記事をご覧いただきたいが、簡単におさらいするとこんな話しである。

 まず、Nikkor(ニッコール)はニコン社製一眼レフカメラ用の交換レンズのブランド名である。その60本を越えるラインナップの中でも、少々大げさに云えば、畏怖の念を込めて「大三元」(郷秋<Gauche>が好む呼び名ではないが)と呼ばれる3本のレンズがある。焦点距離14mmから200mmまでを、ズームレンズとしては異例に明るいF2.8の3本のレンズでカバーするものであるが、明るく高性能であることと引き換えに大きく重たくかつ高価である。これを、ひと絞り暗いF4にすれば、小型軽量かつ廉価な3本になるのではないかと云う内容である。

 この件の記事では郷秋<Gauche>の勝手な想像だけではなく、CP+2010のニコンブースで社員に聞いた話として、確かに「小三元」あるいは「大三元ジュニア」と呼ばれるべき3本を望む声はあるが、16-35mm G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとの情報も紹介した。

 しかし、ここに来てNikon Rumorsに、現行の24-120mm F3.5-5.6が24-105mm F4となり、新規に70-200mm F4が2010年中に登場するのではないかとの情報が掲載された。ニコンがいかに否定しようとも、F4の24-105、70-200がキヤノンにあってニコンにない現状を考えれば、いつまでもないままでは行かないレンズなのである。

 特に24-120mm F3.5-5.6の後継レンズは、まもなく登場するであろうD700の後継機(D900となるものと思われる)の標準ズームレンズとして、旧態化した24-120mm F3.5-5.6に取って変わるものとして何としても必要なものだし、70-200mm F4もIIに進化すると同時に一層高価格となった70-200mm F2.8の低価格版(同時に小型軽量で可搬性に優れる)として必要不可欠である。

 まっ、この手の噂は、当たり前の話だが当たることもあれば外れるもある。今年1月から2月にかけてはD900の噂ですっかり楽しませていただいたが、結局登場しないまま4月も残り一週間の今日に至っている。しかし、来年まで出ないということはないわけなので、郷秋<Gauche>はここで大胆不敵にも、「D900と24-120mm F3.5-5.6の後継レンズは夏のボーナス商戦に間に合うタイミングで登場する」と宣言しておくことにする。根拠は、これまでのモデルチェンジスパンと、ほとんど(実はまったく)根拠にならない「早く出て欲しい。使いたい」と云う郷秋<Gauche>の願望のみである(^^;。


 今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないすかつらの森の雑木林を見上げた図。毎年晩秋から初冬にかけて、冬枯れてゆく図をご覧頂いているが、今日の一枚はその逆パターン。昨日撮影した、萌えてゆく雑木林である。一週間後にはきっと空が見えない程に葉が生い茂っていることだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

二輪草と竹の子

 このところ土日の仕事が続いている郷秋<Gauche>ですが、先週に続いて今週も水曜日を代休にして森を歩いてきました。今年の春は桜が咲いてから真冬のような寒さやら雪やら、まったく異常気象の様相でしたが今日は汗ばむほどの陽気。

 今年は3月20日になるせの森の谷戸奥で最初の一輪を見つけた二輪草ですが、その後低温が続いたことから今日もまだその愛らしい姿を見る事が出来ました。


 すみよしの森の群生地で写真を撮っていると、群生地の北側の畑をお持ちの農家のお年寄りが大きな籠を背負って畑仕事にやって来ました。「こんにちは。いい陽気になりましたね」と短い挨拶をして私は撮影に戻りお年寄りは畑に。

 さて、撮影を終えたので、声をおかけして次の森に向かおうとしたところにお年寄り。「どうぞこれをお持ちください」と、立派な竹の子が二本。畑に姿が見えないなと思っていたのでしたが、なんと私の為に竹の子を掘っていてくださったのでした。


 大きな竹の子二本をデイパックに詰め込んで背負うとずっしりとした重さ。なんとも嬉しい重さ。お心遣い、ありがとうございました。ほんの気持ちばかりのお礼に今日撮った写真をお持ちしますね。
 

☆☆☆

 本日、恩田の森で撮影いたしました写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

恩田の森、更新

 本日、恩田の森で撮影いたしました写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

したたかなベトナム

 昨日の日経夕刊の記事から。
 国営ベトナム航空は、我が国が三菱重工を中心に官民あげて開発しているリージョナルジェットMRJの大口発注と引き換えに、同機の一部の部品生産をベトナム国内の企業が受託できるように働きかけているとの事。

 三菱重工はこれまでにプラスチック成型品や電線類の生産を提案したようだが、ベトナム側は「高度な技術を必要としない部品では意味がない」として、再検討を促している模様。なかなか巧みな交渉だ。侮れないぞ、ベトナム。

 郷秋<Gauche>は、13日にカチンスキ大統領機墜落に際して、ロシアが素早くかつ誠意ある対応によりポーランドとの関係改善を一気に進めていることを書いたが(続報によると、アイスランドの火山噴火の影響で航空機の運行が制限されるなか、メドベージェフ大統領が危険を承知で空路ポーランド入りし葬儀に参列するなどにより、ポーランド全体でロシアへの好意的な雰囲気が更に強まっているようである)、今度はベトナムの巧みな交渉の報道。

 航空機に関する交渉では日本は航空自衛隊のFX選定に苦戦し、F22Aを深追いした為にF35を共同開発するタイミングも逃している。このままではF35もアメリカの言い値で「買わされる」だけでライセンス生産はおろか、一部であってもその生産の一翼を担う可能性はない。

 ロシアは勿論のこと、新興国ベトナムでさえもしたたかな外交交渉力能力を発揮している様子を見聞きするにつけ、日本のなんともお寒い外交力をひしひしと感じる郷秋<Gauche>である。大丈夫か、日本!
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて恩田の森の春の2コマ目。手前に配したタンポポは良いとしても、遠くにある農作業のためのトラクターと軽トラックがボケ過ぎ。もう少し絞り込んでその姿が誰にでもわかるようにするべきであった。という訳で、今日も悪い写真の見本である(^^;。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ミヒャエルの不振はシャーシが原因?

 上海GPのリザルトは既にご存知の通り。マクラーレンのディフェンディング・チャンピョン、ジェンソン・バトンが2勝目をあげポイントを60とし、2番手のニコ・ロズベルクに10ポイントの差を付けてトップに立ったのは同慶に至りであるが、郷秋<Gauche>としてはやはりミヒャエル・シューマッハの動向に注目したい。

 郷秋<Gauche>は、あのミヒャエルならば今シーズ初戦からチームメイト、ニコ・ロズベルクを上回る速さを見せ付けるのではないかと思っていたが、残念ながらここまでの成績は4戦4敗。初戦こそ僅差であった二人の差は回を重ねるごとに大きなものとなり第4戦終了の現時点でロズベルクの50ポイント、ランキング2位に対してミヒャエルは10ポイント、10位である。

 郷秋<Gauche>は2010年開幕戦、バーレーンGP終了後にニコとミヒャエル、どっちが偉い?と題する小文を書いた。郷秋<Gauche>としては、4年振りにレースをするミヒャエルの一つ前でのフィニッシュとは、現役ドライバーとしては情けないではないか。4年振りのレースでもさすがミヒャエル、ニコのすぐ後ろでフィニッシュ。これなら第2戦はミヒャエルが上だなと信じて書いた記事であったが、その後の体たらくはご存知のお通り。

 しかしだ、ここに来てメルセデスGPのノルベルト・ハウグが、「シューマッハのシャーシは本質的な問題がある」と発言。次戦ではミヒャエルのシャーシを新しいものに取り替えるのだという。確かに上海GPでもミヒャエルはマシンセッティングに苦労し「コーナーからの立ち上がりでトラクションがかからない」とコメントしていた。

 もしその原因が本当にシャーシにあるのだとすれば、ミヒャエルに落第点を与えるのはスペインGP終了後まで待たなければならないことになる。確かに上海での二人のレース中のラップタイムには1秒053もの差がある。雨による荒れたレースとなった為に、タイヤ交換のタイミングによって順位は大きく変わる仕方のない事としても、問題はこの1秒053の差である。

 ノルベルト・ハウグはこの1秒053の差の原因の多くはミヒャエルが駆るW01のシャーシにあると云うのだろうか。確かにシャーシに問題があるのかも知れないが、マシンの優劣によるタイム差が縮まるはずのウエットレースにおいて1秒以上の差があるとなると、シャーシだけのせいにするのは難しいような気がする郷秋<Gauche>である。しかしだ、ハウグがそう云うのであれば、その判定をスペインGPまで伸ばすことに反対する理由は何もない。ハウグが、チームが、ミヒャエルが、言い訳のできない状態でのレースの結果を見てみようではないか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の春の一コマ。さて、この写真の何が主役かと云うと、一見しても二見してもわからない。撮ったときには柿の木に絡まる蔦のつもりだったが、右側の菜の花も自己主張しているし、前ボケとして配した(つもりの)紅白の箒桃も煩いだけ。主役(何を撮ったのか)がはっきりしない、悪い写真の見本である(^^;。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Pentax joining MicroFourThirds?

 ペンタックスがマイクロフォーサーズ(以下、M4/3)に参入するのではないかと云う情報が流れている。郷秋<Gauche>がこの情報を最初に目にしたのは、時々チェックしている4/3 Rumorsであるが、他のカメラ情報サイトにも同内容の記事が掲載されているのを確認している。元ネタはスペイン語のサイトのようである。

 もっとも「ペンタックスがマイクロフォーサーズ参入を検討しているらしい」というだけで具体的な製品情報はないが、DSLRではキヤノン、ニコンに次ぐシェアを持つペンタックスもオリンパスに追い上げられ、コンパクトタイプでも劣勢を強いられていることを考えると、新たな戦略として伸び盛りEVIL(注:EVILはElectronic Viewfinder with Interchangeable Lensの省略形)への参入を考える際に、開発負担を少なくすることの出来るM4/3を検討対象とするのは当然のことと思われる。

 新たなマウントを導入するのはメーカーとしては大きな冒険であることは云うまでもない。しかしM4/3ならば既に策定された規格に基づいてボディ、レンズの設計をすれば良い訳で、まったく新規のマウントによる場合に比し開発の期間を大幅に短縮する事が出来るし、新規格導入のリスクも事実上無視する事が出来ることになる。

 新マウント導入となれば、当然のこととして最初のボディを発売するときに少なくても数本のレンズを用意しなければならないことも大きな負担となる。その点M4/3ならば、先行するオリンパスとパナソニックがひと揃え用意していてくれるから、自社では2本程度のレンズを用意すれば当面はお茶を濁す事が出来る。これもまたM4/3導入時に大きなメリットとなる。

 もっともペンタックスは時をおかずに自社製のレンズラインナップを拡充しなければならない。なぜなら、SLRメーカーにとってはボディよりも交換レンズの方の収益率が高いからである(レンズの収益率が高いのは、おそらくはボディ本体に比してライフスパンがはるかに長いことから相対的は開発費負担が少ないことに起因しているのではないかと郷秋<Gauche>は考えている)。

 もう一つの理由は、一度自社のボディを買ってもらえば、更に複数本数の自社製レンズを購入してもらえる可能性が高いからであるが、M4/3陣営の場合には他のメーカー製でもまったく問題なく利用できることから、レンズの性能と価格によっては他者に流れてしまう可能性もはらんでいるのも事実である。

 ペンタックスは自社の強みを生かし、ニッチマーケットとも云える中判645のデジタル化に活路を見出しているかに見えるが、645デジタルは話題にはなっても台数がはけるわけではないだろうから、果たして開発費の回収が出来るのかどうか、素人目にも心配になるほどである。

 ペンタックスにはKマウントと云うオープンンリソースがあるが、新たな活路としてこれとAPS-Cセンサーを使ったEVILは度々噂に上がっていた。ペンタックス自身以外にもリコーのKマウントEVILの噂があり郷秋<Gauche>もしばらく楽しませてもらったが、リコーから登場したカメラは更に斬新なものであったことは記憶に新しい。

 あれこれ考えると、ペンタックス(HOYA)規模のメーカーが生き残りをかけるとなれば、M4/3は確かに選択肢の一つとして大きな意味を持つことだろ。しかしだ、既に4/3及びM4/3規格に賛同し4/3陣営にその名を連ねている富士フイルムがいまだに4/3及び(あるいは)M4/3規格のカメラを出していないのに、ペンタックスからM4/3登場が噂されると云うのも、考えてみるとなかなか興味深いものがあるな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、数ある野菜の花の中でも美しさでは五本の指に入るだろうと郷秋<Gauche>が思っているエンドウの花。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

1Q84

 2週間前に予約した村上春樹の『1Q84』Book3が発売初日の昨日、郷秋<Gauche>の手元に「届いた」。前にも書いたことがあるが、店頭まで取りに行かなくても郷秋<Gauche>のデスクまで届けてもらえる便利なシステムなのである。しかも10%引きだから、まったくありがたい。と云う訳でさっそく昨晩から読み始めたのだが、読めるのはベッドに入ってからのせいぜい15分、どんなに長くても30分だから読み終えるのはかなり先のことになりそうではある。

 Book1と2を読んだ時にも「郷秋<Gauche>的書評」を書かねばと思ったし、ひょっとするとblogにも予告していたかも知れないが、結局書かないまま今日に至っている。特にBook2の終わりが余りにも唐突と云うのか中途半端というのか、いかにも「尻切れトンボ」であった事から、これは間を置かずにBook3が出るぞと書こうと思った矢先に、新聞に先を越されたことあり、結局書かず終いになってしまったのであった。

 今日のところは、取り合えず読み始めましたと云うご報告まで。しかしいつ読み終える事が出来るのか。青豆の読む『失われた時を求めて』のように1日20ページだとすると読み終わるのは一ヶ月後と云うことになるな。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ