唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
異端は受け入れられるのか
いや、別に難しい話をしようとしている訳ではない。SIGMA dp2 Quattroのお話しである。物には相応し形、つまり必然的な形と云うものがある。カメラで云えば、シートフィルムを使うカメラにはそれに相応しい形が、二眼レフにはそれに相応しい形が、レンジファインダー式にもブロニー判にも、一眼レフにもコンパクトタイプカメラにも、それぞれそれに相応しい形がある。
フィルムからデジタルの時代に変っても、主としてイメージセンサーの大きさと用途に応じてその形は踏襲されているのが普通で(二眼レフのデジタル版は郷秋<Gauche>が知る限り存在しないが)、特別変った形のカメラは見かけない。しかしだ、シグマから登場したdp2クワトロは実に変った形をまとって登場した。京セラのサムライ以降の変った形のカメラと云って良いだろうな。
しかしなぁ、物にはその要求する形と云うものがあるのだ。クルマしかり、ヒコーキしかり、カメラしかり。時々奇抜なアイディアの奇抜な形のクルマやヒコーキやカメラが登場するが、長続きはしない。単に気を衒っただけのものは長続きしないのだ。ホンダジェットは主翼の上にエンジンを載せると云う珍しい形をしているけれども、あれは膨大なデータの蓄積と分析の結果、ある意味必然的な形でもある。だからあれはあれで良い。
果たしてdp2クワトロはどうだろうか。フォロアーが登場するか、それ以前に次期モデルが同じ形で登場するかどうか、それで判断できるだろうな。2年後に結論が出るのが楽しみな郷秋<Gauche>であるぞ。
「恩田の森Now」
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このところ掲載が途切れがちになっておりますが、8月中旬以降は毎週末の撮影・掲載が出来そうな見通しでありますので、今しばらくご容赦くださいますようお願いいいたします。
実家の不思議
お食事の前に読まれる方にはまっこと申し訳ないのだが、実は郷秋<Gauche>、男には珍しいと云われるが、便秘体質である。一日二日の不通は普通で三日、四日に一度と云う事も珍しくない。なのだが、実家に帰って来ると途端に出が良くなるから不思議なのである。一体全体どこに理由があるのかと考えてみた結果が、水と食事である。
まず水。横浜の水も郷秋<Gauche>が住む辺りは道志川水系からの取水と聞いているのだが、とにかく飲んでも不味いと思ったことがないまずまずの水である。オフィスの水はいま時珍しい井戸水による自家給水で夏は冷たく冬温かい美味い水。対する郡山の水は猪苗代湖から引いた水で、文句なしに美味い。多少の差はあるにしても自宅やオフィスで飲んでいる水が特別不味い、悪い水だとは思えない。
次に食事であるが、ここに大きな違いがあるのだ。実は郷秋<Gauche>、横浜の自宅にいる時には米をほとんど食べないのである。朝はパン、昼も決まってバターロールサンドで夜はおかずとビール&ワインor日本酒のみで、米のご飯を食べることがほとんどない。夕食で炭水化物を摂るのは週に一度あるかないかのパスタの時くらい。ところが実家に帰って来ると朝は必ずご飯とみそ汁、焼き魚に納豆、漬物と、一日一食必ず米を食べている。
考えられる違いは朝食の違いである。これ以外の違いは思いつかない。ならば普段の横浜の生活での朝食をご飯とみそ汁に替えてみればそこに原因があるや否やが判るのだが、残念ながら普段の生活では朝起きぬけに米を食らう程の食欲も時間的ゆとりもない郷秋<Gauche>なのでありました。と云う訳で、残念ながら結論は当分先まで出そうにありませ(^^;
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雨音
郡山に帰って来ました。着いた時から、降りたいのをグッとこらえているような空模様でしたが、こらえ切れずについ先ほどから降りだしたようです。父のいない家の屋根を叩く雨音はいつもにも増して寂しげに聞こえます。
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今週末の撮影・掲載をお休みいたします。悪しからずご了承ください。
次期政府専用機は777-300ER
ジャンボ機(747-400)の後を担う次期政府専用機がボーイング777-300ERに決まった模様。防衛省が24日に締め切った後継機の機種や整備委託先の提案募集には日本航空と全日空の2社が応募し、両社とも提案したのはボーイング777-300ERだったとの報道だが、これは不可思議。
777は1995年6月に運航が開始されているから、既に19年が経過している。大型旅客機は20年程度使用しリプレイスするのが普通で、JALでは本年5月から777の退役が始まっている。退役する777の後継機としてJALはエアバスA350を発注済み(確定31機、オプション25機)だから話はややこしくなる。ちなみにA350は顧客への引き渡し直前の最新鋭機である。
JALは、2019年から6年程をかけて777からA350へのリプレイスを進めることを昨年10月に発表している。2019年に導入する政府専用機には、その時点で運行開始から25年を経ているボーイング777を勧めておきながら、自社用には最新鋭機であるエアバスA350を導入するこの矛盾をどう説明するのか。
JALの計画通りに777からA350へのリプレイスが進んだとすると2025年には整備するべき自社の777が無いことになる。つまりだ、ANA にもJALにも既に747-400が無く、機齢の問題と共に、今後長期間整備委託できる航空会社が存在しなから政府専用機をリプレイスしなければならないのだとする現在と同じ状況が2025年以降に生じることになるのだ。もっともANAが現行型777の後継機として開発中の777-8X/-9Xを選択すれば話は別だが。
そんなこんなを考えれば、次期政府専用機はA350以外に選択の余地はないはずなのだが、政府は、あるいは日米同盟を最重要課題とする政府の意向を斟酌したANAとJALは欧州製のエアバスA350ではなく米国ボーイング社製の777を選んだのである。そうなのだ、日本の旅客機と戦闘機は、技術的要求や経済的要求によってその機種が決まるのではなく、それら航空機の生産国への配慮、あるいは誰かから誰かへ賄賂が贈られたか否か、あるいはその額で決まるものなのである。嗚呼、嘆かわしや。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、これからの季節の花、茄子の花。薄茄子色と黄色の蕊の取り合わせがチャーミング。
命名「モバイルチャージャー」
三日ほど前に「バッテリーはそもそも持ち運び出来るもののはず。それをモバイルバッテリーと呼ぶのは変だろう」と云う記事を書いた(click here)。そうしたところが、この記事をお読みくださった碩学の古書店主、金沢のS氏が「あえてモバイルと言いたいのなら、モバイルチャージャーではないか」とのメッセージをblogに連動させているFacebookの方にくださった。
確かに。世で「モバイルバッテリー」と呼ばれているものの多くは、外出時にスマートフォン内臓のバッテリー残量が少なくなってきた時にそのバッテリーを充電するために使うものである。ACアダプターをつないで充電するのではなく、ACに接続せずとも充電できるのが「それ」。やっぱりS氏云うように、モバイルチャージャーなのです。さすが、S氏!
命名。これまでモバイルバッテリーと呼ばれていたものたちに、本日只今「モバイルチャージャー」と云う新しい名前を与える。今後は何人もそれらを「モバイルバッテリー」と呼んではならぬ。昔の名前で呼んだ者は打ち首じゃ!って、お前は一体全体何を云っとるのかね(^^;
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでいましたが、ようやく21日に撮影した写真を掲載することが出来ました。3週間振りの森の様子をどうぞご覧ください。
D810が明日発表?
Nikon Rumorsによれば今週、おそらくは26日、つまり明日発表されるのだそうです。http://nikonrumors.com/2014/06/24/nikon-d810-announcement-this-week.aspx/
楽しみですが、郷秋<Gauche>は買いません。買うのはその次のD820です。だってそうでしょう。D800からD810へ、確かに進化はしているのだとは思いますが、D200からD300へ、D700からD800へと進化した時ほど大きく変わってはいないはず。普段は「弘法筆を選ばず、弘法に非ずんば筆を選ぶべし」と云って憚らない郷秋<Gauche>なのですが、向こう三年、つまりD820の登場までは「駄作は筆のせい」との云い訳を封印し、手持ちの筆で良い字を書けるよう技術と感性とを磨く3年にしたいと云う思いを強くしている郷秋<Gauche>なのでありました。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、20日からご覧頂いてきた鎌倉シリーズ(8年前撮影)最後の一枚、銭洗い弁天の参道。トンネルの向こうに光明を見出した前向きな写真で幕引きです。お粗末さまでした。
パイオニアがAV事業を売却?!
パイオニアからオーディオを取ってしまったら何が残るのか?と思った郷秋<Gauche>は古かった。今やオーディオのパイオニアではなく、カーナビ、カロッツエリアのパイオニアなんですね。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、20日からご覧頂いている鎌倉シリーズ。今日は高徳院の大仏様、所謂鎌倉の大仏です。撮影当時の写真展(グループ展)に出品した時に、「露座の大仏様、どこにでも自由に行けそうでも実は目に見えない檻に入れられている。仏様も人間も同じである」と云うようなキャプションを考えたことを思いだした。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでいましたが、ようやく21日に撮影した写真を掲載することが出来ました。3週間振りの森の様子をどうぞご覧ください。
モバイルバッテリー
昨日に続いて言葉のお遊びです。
モバイルバッテリー、スマートフォンのユーザーの多くがお世話になっている(ことと思う)便利な代物ですが、この「モバイルバッテリー」のモバイルって、変でないかい?
モバイルとは「可動性の」という意味のはずでモバイルバッテリーは、持ち運べる、携帯できる電池と云う意味。しかしだ、考えてもみれば持ち運べない電池はACアダプターと同じで電池としての意味がない。つまり、電池は可搬型であるのが常態であって、持ち運べない電池、つまりUPSのようなものが特殊な形態と考えるべきだろう。
本日の結論。モバイルバッテリー(移動可能な電池)と云う表現は明らかに変。常時AC電源につながっていなければならないUPSなどを例外的に「難移動型バッテリー」と云えば良いのであって、原則的に移動可能な電源であるはずのバッテリーの前に「モバイル」の4文字を付ける必要はない。
と云う訳で例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、20日からご覧頂いている鎌倉シリーズで昨日ご覧いただいた長谷寺の写真を「裏返し」にしたもの。いや、裏返しと云うのは正確ではないのですが、昨日の写真のお堂を上から見るとこんな塩梅、と云う写真であります。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでいましたが、ようやく21日に撮影した写真を掲載することが出来ました。3週間振りの森の様子をどうぞご覧ください。
ブラウン管の向こう側?
暇な時に時々のぞくwebR25にこんな記事が・・・。
「TVのバラエティ番組などで『ロケ弁』を目にする機会が増えた。そして、また妙においしそうなのだ。しかし、これを食べられるのは(ロケをしている)“ブラウン管の向こう側”の人々のみ──。
そう思っていたら、なんと今年4月に家庭でもその味を堪能できる『ロケ弁』直販サイトがオープンしたという。(後略)」(石原たきび)
「ブラウン管の向こう側」ですか? 今でもこう云う表現を使われる方がおられるのですね。今どきの小学生はカセットテープを知らないと云う話しを聞いたことがあるけれど、R25世代はまだブラウン管を知っていると云う事なのでしょうか。
下駄箱や筆入れと云う言葉は今でも使われています。入れる物が靴や鉛筆に変っても、使い慣れた言葉はなかなか変わらないんですね。でも下駄箱や筆入れはその機能を表す言葉ですが、ブラウン管はその構造を表す言葉ですから「TVのチャンネルを『回す』」と云うのと同じです。
いやいや、良いのですよ。「ブラウン管の向こう側」。奥ゆかしくて良いではありませんか。昭和の香りがする言葉、郷秋<Gauche>は好きですよ。ただ、R25の記事を書くようなお方がそんな「昭和語」を使っていたのにちょっと驚いただけなのです。
記事本文とは何の関係もない今日の一枚は一昨日からご覧頂いている鎌倉シリーズ。時々ご覧いただいているこの写真、実は8年も前のものでした。長谷寺です。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでいましたが、ようやく昨日撮影。今晩中に掲載の予定ですのでお楽しみに。
いつもの生活戻りつつあります
今日は土曜日恒例の散歩に出かけるなどいつものいつ生活に戻りつつありますが、愛用のPCが絶不調。そろそろ買い替えの時期でしょうか。と云う訳で(って、何の訳もないけれど)、今日ご覧いただくのは昨日に続いて8年前のこの季節に鎌倉で撮った写真です。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでいましたが、ようやく本日撮影。明日掲載の予定ですのでお楽しみに。
MRJの胴体と主翼が合体
三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で組み立てが勧められていた国産初のジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の飛行試験機初号機の翼胴結合が完了したとのニュース。
http://www.mrj-japan.com/j/news/news_140617.html
小さな写真ですが目を凝らして見ると水平尾翼も結合されているのが判ります。もうすっかりヒコーキの形をしています。今月初めにはP&W製のエンジンとスピリット社製のパイロンも受領していることが既に報じられていますので、エンジンの取り付けが終われば今にもテイクオフできそうな姿になりますね。
試験飛行は来年の4-6月に予定されているとの事ですが、MRJのこれまで製造スケジュールもそうですし、ボーイング787の引き渡しが再三延期されたことでもわかる通り、この手の予定はあくまでも希望的なものであり当然遅れるだろうと考えていた方が良さそうです。そうは云ってもヒコーキ好きとしては一日も早く国産ジェット旅客機が大空を翔る姿を見たいものですね。
今日の一枚は例によって記事本文とは何の関係もない、梅雨時(と云っても撮影日は「梅雨晴れ間」でしたが)の鎌倉。このところまったく撮れていませんので8年前の旧作をご覧頂くことにしました。記事本文とは無関係に約一週間掲載が続くことになるかと思いますので悪しからず。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでおりますが、7月には再開したいと思っております。
麦秋
麦秋や露店に吊す豚半身
【季語・・・・・・麦秋(普通は秋に黄熟するのに対して麦は初夏に黄熟するので麦秋という)】
福島空港から上海に飛べるようになって、中国も大変身近になったので、上海、蘇州、杭州に旅行する人も多いと思う。この杭州の名物に、東坡肉(どんぱうろう)という豚の角煮がある。北宋の宰相であり詩人の蘇軾(そしょく。号・東坡)が杭州に流された頃、自分で作って食べたという言い伝えがある。杭州の在に行くと、豚を丸ごと縦割りにして、露天にずらりと吊された、異様な光景に出会う。(郡司吾朗句集「あれそれ」(2000年8月刊)より)
本来であれば「露天にずらりと吊された縦割りにした豚」の写真が相応しいのだろうが生憎そのような写真の持ち合せは無いので、季語とされた「麦秋」の写真でお許しを。
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諸般の事情で撮影と掲載が出来ないでおりますが、7月には再開したいと思っております。
しばらくお休みいたします
都合によりblogの更新をしばらくお休みさせて頂きます。
再開を楽しみにお待ちください(笑)
父と子
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1日に撮影した写真を4点掲載いたしております。梅雨の前にやって来た猛暑の森の様子をどうぞご覧ください。
ニコンから今週中に新製品が発表される?
例によってNikon Rumorsが元ネタです。Nikon will soon announce new product(s) (could be as early as this week). と書かれています。発表されるモデルは複数かも知れないと云う事ですね。しかも二つ目の括弧の中には、早ければ今週と書いてある。今週って、明日しかないじゃん(日本時間では)。
期待したいのはD800/D800Eの後継機だけれど、こちらは今月末の発表じゃないかと思うんだな。D7100の後継機も可能性はあるにはあるけれど、D7100は2013年の3月14日の発売だからね、ちょっと早過ぎるでしょう。他に可能性があるのはしばらく前から噂がある1インチのイメージセンサーを使ったCOOLPIXかな。こちらはまったくの新製品だからいつ発表されてもおかしくはないね。
現在ニコンのDSLRラインナップを底辺で支えているのはD3300だけれど、更に廉価版を投入すると云う噂が以前からありました。これだとするとD2300ですかね。D2000からではないのは、D3300やD5300と同世代と云う意味ですが、7000シリーズは次が出て7200ですからズレちゃってますね。そう考えるとD2000でも良い事になる。
フルフレーム機でもD610よりも更に廉価なモデルが登場する可能性も無くはないけれど、レフレックス機のラインナップ拡充だけではなく、ノンレフレックスのAPS-C機、フルフレーム機の登場も期待したいところ。それにしてもニューモデル発表の噂は、いつもいつも買える訳ではないけれど、買えない事の方が多いけれど、いつ聞いても楽しくて良いものです。
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