唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
足踏み式パーキングブレーキは止めてくれ
お客様をご案内するために日産のエルグランドを借りた。なんだかやたらにデカイ。でもやたらに豪華なヤツで、シートは上品なベージュ色の皮で2列目のシートはまるでヒコーキのビジネスクラスみたいだ(乗ったことないけど)。ドライバーズシートは電動で、こう云う高級車に乗ったことのない郷秋<Gauche>はシートの調整ボタンを探すのに時間がかかる有様。
多分車重は2t近くあるんだろう。だからだと思うけれど(街中の中低速走行に限れば)運転席での乗り心地は重厚だから、2列のビジネスクラスではさぞかし快適なことだろう。運転を楽しむためのクルマじゃないからこんなものかと云う気はするけれど、それにしてもステアリングは軽過ぎでタイヤの反応も遅く、これには馴染めない。
そんなこんなの日産エルグランドだけれど、最悪なのは足踏み式にパーキングブレーキ。別に日産エルグランドだけじゃなくて、ちょっと高級を気取るクルマの多くがそうなのだが、足踏み式のパーキングブレーキと云うのは大衆車と差別化するための格好のアイテムなのかも知れないな。
この足踏み式パーキングブレーキ、左足でブレーキを踏む郷秋<Gauche>にとっては、これほど不便で厄介なものはないのだ。当然のことだけれど足踏み式パーキングブレーキは左足で踏むようになっている。それは「普通の」と云うのか、より多くのドライバーは右足でアクセルペダルとブレーキペダルを踏み分けているから、空いている左足で踏んでもらおうというのが、左足で踏むパーキングブレーキの出発点なのだろう。
でも、郷秋<Gauche>は左足でブレーキを踏むからAT車に乗っていても左足がいつも空いているわけではない。左足でブレーキを踏むから足踏み式のパーキングブレーキを踏むためには左足で踏んでいるブレーキペダルの右端を右足で踏んで、それから左足をブレーキペダルから離してパーキングブレーキを踏むことになるから厄介なのである。
しかしだ、郷秋<Gauche>と同じように左足でブレーキを踏むドライバーがいることも前提にしてパーキングブレーキをどうすればよいのかを考えて貰いたいものである。もっとも、大分前のことではあるけれど、国内の某T社のマニュアルには「ブレーキペダルは右足で踏んでください」と書かれていた(ように記憶している)。
今も同じことが書かれているかどうかは判らないけれど、ブレーキペダルは右足で踏むことを前提にした設計がなされていることは確かだ。左足でブレーキペダルを踏むドライバーのために、左足で踏むパーキングブレーキは止めましょうね。左足も忙しいんだから!
例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)。日本には明治中期に入ってきたヒマラヤ原産の植物です。夏の間は日本の暑さに耐えかねるのか、ほとんど枯れたようになっていますが、春と秋とに金平糖のような愛らしい花を咲かせます。道端のコンクリートやアスファルトの隙間から生えるなど、生命力の強い植物で、今ではほとんど雑草化していますので皆さんもきっと道端でご覧になられたことがあるはずです。
良い人を止めよう
郷秋<Gauche>が云いたいのはF1をはじめとして海外のモータースポーツの各カテゴリでレースをしている日本人に対してである。中嶋悟を嚆矢として、既に8人の日本人がF1をフルシーズンを走っているが、チームやマシンに恵まれなかったこともあり、速いマシンが来るとあっさり進路を譲ってしまう、総じて行儀の良いドライバーが多かったように思う。
でもだ、ティモ・グロックの代役としてブラジルGPに参戦した小林可夢偉はちょっと違っていたぞ。同一周回ならば、タイトルをかけてレースをしているドライバーだろうとナンだろうとしっかりブロックする。当然レース後に非難の声が上がったようだが、F1初レースの若いドライバーを抜けないヤツが悪い。悪いで悪ければ、大したドライバーではない。
風貌と共にその走りっぷりでF1業界に広くその存在をアピールした小林可夢偉が、2009年F1最終戦アブダビGPも走ると云うから楽しみである。まぁ、ブロックするというのではなく、F1ドライバーの一人として19人のライバルと対等に戦っている、その姿を世界中のF1ファンに見せつけて欲しいものである。
例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、恩田の森の農家の納屋に佇むオリジナルミニ。アーモンドグリーンのボディカラーと妙にレーシーなトレッドパターンのタイヤとがいい味を出していますね。
MRJ用のエンジンを国内生産
景気低迷に伴う航空需要減少の時期となり受注に苦戦していたMRJだが、ようやく大口のカスタマーを獲得したことで弾みをつけたいところである。既にANAから25機受注していることからTSHの100機を加えて125機。他に政府専用機として10機が導入することが決まっているから(民主党政権になってキャンセルされなければ良いのだが)、これで135機。採算ラインと云われる300機の半分まであと一息というところまで来たことになる。
さて、今日の本題。MRJのエンジンは既にP&W(プラット&ホイットニー。GE、ロールス・ロイスと共に世界中の旅客機にジェットエンジンを供給する御三家のうちの一社)のPW1000Gに決まっていたが、このPW1000Gを三菱重工が国内で生産することになった。これで機体もエンジンも国産の旅客機がまもなくテイクオフすることになるわけだが、残念ながらPW1000Gの生産は限りなくライセンス生産に近いもの。
そうは云ってもPW1000Gの生産を通して得られるジェットエンジンの製造ノウハウは吸収の意義は大きく、いずれ登場するであろう完全国産ジェットエンジンに向けての良い経験になる。旅客機であっても機体もエンジンも完全な国産機が作れるようになれば、次ぎのステップは国産戦闘機である。
他国に頼らず自らの手で自らの国を守る戦闘機を作ってこそ完全なる独立国だと郷秋<Gauche>は考えている(これが出来る国は意外と少なく、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、スウェーデンくらいか)。戦争を肯定しているわけではないが、独立国たる日本が、他国の脅威から自らの手で自国を守らなければならないのは自明である。
さて、MRJ。2013年から月産2機のペースで生産を開始し、段階的に5~6機引き上げることが予定されていると云うが、そのためには更に百機単位での受注が必要なことは云うまでもない。現在、ボンバルディア(カナダ)及びエンブラエル(ブラジル)のリージョナルジェットを運行しているJALにもいずれMRJにスイッチしてもらわなければならないだろう。
結果として税金を投入して再建されることになるJALが、官民挙げて取り組むMRJに背を向けることは許されない。導入時期の早かったCRJ(ボンバルディア)はともかく、既に「見えていた」MRJに背を向けてERJ(エンブラエル)導入を決めたJAL経営陣の責任は厳しく糾弾されなければならないだろうな。
例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、気が付けば既に(文字通り)花盛りとなって山茶花(さざんか)。毎年書いていることだが、椿と混同され冬から早春の花と思われがちな山茶花であるが、実は山茶花は晩秋の花なのである。
リコーのミラーレスコンパクトはオリジナルマウント?
ところが、26日付けの4/3(Four Thirds)rumorsによれば、近々リコーから登場するAPS-Cミラーレス機はこんなスペックだと云うから郷秋<Gauche>はびっくり驚いた。
Announcement around November 10-12 and in store on December.
これまで云われていた発表日、11月21よりも10日早く発表される。ただし発売は12月。ボーナス商戦に向けての投入と云うことだな。
Very similar in design and size to the Ricoh Caplio GX200.
デザインだけではなくサイズもGX200に似ていると云うが、イメージセンサーが大きくなればイメージサークルも大きくなり、レンズもレンズマウントも当然大きくなるから結果的にGX200よりも大きくならざるを得ないだろう。
They will have their own mount…Not the rumored Pentax K-mount!
これが最大の問題だ。噂されていたKマウントではなくリコー独自のマウントだ! オリジナルマウントだと沢山あるKマウントレンズが使えないじゃないかと思う向きもおありかもしれないが、ミラーレスだからフランジバックが短くどのみちアダプタが必要になる。社外品も含め各種マウントアダプタが出るから心配はいらない。
It will use the new Epson EVF!
これはつまり郷秋<Gauche>が10月17日に書いたエプソンが量産を開始したSVGA規格のEVFのことだろう。ただしこのEVFユニットは横800ドット×縦600ドットで、APS-Cセンサーのアスペクト比では上下が余ることになる。余った部分を情報表示域として使う?
しかしだ、APS-Cセンサーのリコーミラーレス機が4/3(Four Thirds)rumorsに掲載されるのか不思議と云えば不思議だが理由は簡単。
Ricoh will become the first MicroFourThirds competitor.
考えるまでもなく簡単な話だ。発売以来好調を維持していたオリンパスとパナソニックだが、GR Digitalのリコーから同カテゴリ、しかもより大きなイメージセンサーを持ったカメラが登場となれば少なからぬ影響が出ることが確実だろうな。
と云うわけで今日の一枚は、二週間後に発表されると云うリコーのAPS-Cミラーレス機が似ているというGX200(何の工夫もないはベタな写真をお許しいただきたい)。一回りまでなら大きくなっても許せるかな。GX200の最大のチャームポイントはバリアドームが開くようなレンズキャップだけれど、レンズ交換式だとこのキャップはなくなっちゃうんだろうな。残念。
エッセイを習う、か?
今日の小文のタイトルを「エッセイを習う、か?」としたが、「エッセイを習う」は日本語としてはちょっと違和感があるかな? ピアノを習うとか、お茶(茶道)を習うという云い方があるから「エッセイを習う」としたが、つまりは「エッセイの書き方を習う」と云うことである。
件の広告にはこう書かれている。「毎日の暮らしの中で感じていることを『ちょっといい話』にまとめて書く」「半年も書き続けると『文集』を発行できるほどになります」「新聞雑誌に投稿入選することも可能になります」。なんだかなぁ。
日記の書き方通信講座と云うのは聞いたことがないし、綴り方通信講座と云うのも聞いたことがない。小説の書き方通信講座と云うのは見かけたことがあるような気がすることを考えると、自分で書いて、自分しか読まないものの書き方を教えてくれるところはないけれど、誰かに読まれる文章の書き方を教えてくれるところはあると云うことになるのかな。
ハガキやFaxで資料を請求すると送ってくれるらしいけれど、いったいどのくらいの期間でどのくらいの費用が必要なのか、なんか凄く興味が湧いて来た。冷やかしで資料請求してみようかな。って、冷やかしじゃなくてちゃんと講座を受講してもう少しマシな文章を書けるようにしろ!って声が聞こえてきそうで怖いぞ。
例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、アキノエノコログサ。アキノは勿論「秋の」だけれど、エノコログサは漢字でどう書くんだろうと思って調べてみると「狗尾草」という漢字が出てきた。「狗」は犬のこと。つまり「秋の犬の尻尾の草」。犬の尻尾の草だけれど、別名は「猫じゃらし」。犬が猫にすり替わっているのが面白い。
ゼロ・エミッション・ビークルって
確かにEVそれ自体が走行時にCO2を含む排気ガスを排出することはない。目の前で走行しているEVは確かに排気ガスを排出していないが、EVのバッテリーに充電する電気がどのようにして作られているのかを考えてみて欲しい。
現在日本で使われている電気の65%は石化燃料によって作られている事実をご存知だろうか。EVのバッテリーを充填するための電気は石油や石炭やLNGと云った石化燃焼を燃やして作られているのである。EVも元を辿れば結局ガソリンを燃料とする自動車と同じじゃないかと云うことになるのだが、効率良くしかも低コストで走る必要のある自動車に積まれたガソリンエンジンやディーゼルエンジンが徹底した排気ガス対策ができないのに対して、石化燃料を燃やして電気を作る火力発電所では徹底した排気ガス対策を採ることが出来る。
考えても見れば当然のことだが、動く必要のない火力発電所ならば大きさや重さを考えずにほぼ完璧な排気ガス浄化装置を装備することが出来るが、自動車に搭載できる排気ガス浄化装置の性能には自ずと限界がある。そうは云っても火力発電所がCO2を発生させないのかと云えばそんなことはないわけで、つまりはEVたりとも動力源となる発電所まで辿ればゼロ・エミッションなどありえないということである。そのことを忘れて、あるいは意図的に隠して「EV=ゼロ・エミッション」と書きたてるマスコミは、いかがなものだろうか。
原子力発電所ならば原理的にCO2を排出しないはずだと思うけれど、放射性廃棄物の保管・処理という厄介な問題がある。電力の約7%をまかなう水力発電なら環境負担は少ないように思うけれど、環境及び景観破壊の問題があり、おいそれと増設できない。風力発電は騒音、特に低周波の人体への影響が問題視されている。火山国日本なら地熱発電が有望ではないかと思うのだが、普及しないところを見ると郷秋<Gauche>のような素人が考えるほど簡単なものでなないのだろ。
そんなこんなを考えると、究極のゼロ・エミッション・ビークルは、走行しても水しか排出しない燃料電池車だろうと郷秋<Gauche>は思うのだが、果たして燃料になる水素の生産コストや生産が及ぼす環境負担がどれほどなのかほとんど報道されていない。この当たりの問題は、食品トレイを水道水と洗剤で洗い排水を下水に流し、排気ガスと騒音を撒き散らす古いトラックで回収してプラスチックに再生するコストや環境負担が明らかにされていないのと同じだな。
例によって記事本文とはなんお関係もない今日の一枚は、近所の公園の桂の木の黄葉。見た目はもっと黄色いんだけど、なんだか上手く色が出ないみたいで(^^;
円高さま様
町田辺りの楽器屋(つまりS楽器だな)では置いてないと云うので、アカデミア・ミュージックから送ってもらおうと思って調べたたら、こちらも欲しかった2冊のうち1冊は在庫が無いというので、久しぶりにsheetmusicplusで楽譜を買ってみた。
Xavier MontsalvatgeのSonatine pour Yvetteが$11.99(アカデミアでは1,650円。しかも在庫なし)、Francis PoulencのQuinze improvisationsが$19.95(同3,420円)、Shippingが$8.99(同735円。沖縄だと1,470円も取るんだって。カリフォルニアからの倍近い!)で、合計$40.89。1ドル92円で計算すると3,762円。対するアカデミアは5,805円。sheetmusicplusで買うと35% OFFだ。購入手続き時にShipping timeが1-3 weeksと表示されていたけれど、実際には注文から8日目に到着たことになる。
郷秋<Gauche>のような懐の寂しい者にはまったくもってありがたいことで、まさに「円高さま様」である。楽譜がこんなに安く買えるのならば、カメラだって逆輸入すれば随分と安く手に入るのではないかと思うけれど、実際には余りそう云う話を聞かないのは、やはりアフターサービスを考えてと云う事なんだろうか。
話を楽譜に戻そう。書籍が電子データとして売買されるようになりつつある昨今、楽譜だって遠からずそうなるんだろうな。ただし、楽譜の場合にはその使い勝手を考えるとkindleのようなものに表示させるのではなく、PDFファイルをダウンロードしてユーザーが自由にプリントして使うようになるのかな。Finaleのファイルで購入できたりすると加工も容易になるから便利かも。
と云うわけで、音楽の秋に円高の恩恵を存分に受けて、その差益分で買って来たブルゴーニュのワインなんかを上機嫌で飲んでいる郷秋<Gauche>なんだけれど、調子に乗って飲んでいると差益分はあっという間に空になってしまう。せめて三晩はもたせるようにしよう(^^;。
2009-2010 COTYは三代目プリウス
初代はCOTYに輝いたが余り売れなかったように記憶している。ボディサイズが小さく、デザインも今ひとつパッとしなかったしボディカラーも魅力的なものがなく、つまりは地味だったんだな。来るべき「脱石化燃料」時代を見据えた革新的技術は「その筋の方」には評価されても、まだ一般の消費者には早過ぎた登場であったと云っていいだろ。
二代目プリウスがノミネートされた2003-2004のCOTYは、その後の国内市場ではまったく良いところのなかったホンダのアコードであった。COTYを取ったからと云って売れるとは限らないのは、最近では1年前のトヨタiQを思い出していただければお判りの通りだが、その筋の方(玄人筋、つまりクルマ評論家などのことだ)には評価されても一般消費者には理解さないのである。
プリウスは初代が登場した12年前には消費者にはまったく理解も受け入れもされなかったわけだが、二代目になって売れ出し三代目登場と同時に大ブレイクしたのはご存知の通り。そういう意味では12年も前にハイブリッドカーを出したトヨタは大したものだと、やはり評価しなければならない。iQだって5年後には大ブレイクするかもしれないけれど、ハイブリッド化なりフルEV化なりの、インパクトのあるモデルチェンジが無いとダメだろうな。
しかしトヨタって、こんな時代にLFAは出すはFT-86は出すはで、余裕というのか、やっぱり凄いと認めざるを得ない。何が凄いかって、世界一になっても挑戦する手を緩めないのが凄い。そんなトヨタだから、F1で勝てないのはホントに悔しいんだろうね。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日ご覧いただいたなるせの森の田んぼの3ヶ月半前の様子。稲の成長ってホントに早いですね。
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
成田空港B滑走路が2500mに延長
新聞各紙、各Webニュースの論調は「大型機の発着が可能になった」であるが、確かに2500mの滑走路があればボーイング747の離着陸が可能だが、それは747-400D型(DはDomesticの頭文字。つまり国内線用だ)のことであり、航続距離13,000kmの標準型-400(「ダッシュヨンヒャク」と読む)だと3500mの滑走路が必要になる。燃料を満載すると1000m余計に滑走しないと飛び上がれないということなのだ。
そういう意味では2500mの滑走路と云うのは実に中途半端。まっ、ないよりはいいし、国内の主要空港との連絡便や韓国・台湾など近距離国際線には活用できるだろうけれど、韓国・台湾便など飛行時間2時間程度のために成田まで出かけていくのは、やはりどうかと思うぞ。それと、今回の滑走路延長に伴って曲がりくねっていた誘導路が少しはまっすぐになるのかと思っていたけれど、それはそのままというから747や777のパイロットはさぞかし苦労するんだろうな。
政権が変わった途端に羽田の全面国際化が打ち出されたりで劣勢が伝えられている成田空港だけれど、B滑走路の延長はその中では明るいニュースとは云えるだろう。成田と羽田の間に海底&大深度トンネルを掘ってリニアモーターカーを走らせれば15分で連絡できるはず。そうなれば地図上ではちょっと離れていても一つの空港として運用が出来るはずだ。郷秋<Gauche>としてはこれが一番いいんじゃないかと思うけれど、郷秋<Gauche>は国交大臣じゃないしなぁ・・・。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、なるせの森の稲刈り後の田んぼ。
Nikon D800 instead of D700s/x ?
確かにD700とD300Sの価格差は10万円「しか!」ないけれど、D700とその上のD3Sとの価格差は30万円もある。差があると云うよりはD3SはD700、2台分もするということだ。だから当然D3とD700の間を埋めるモデルがあってもいいと、郷秋<Gauche>も思う。
でもさ、年内に発表されるんじゃないかなんて書いてあるけれど、それはないんじゃないかな。って、別に根拠があるわけじゃないけどね。もし出るんだったら、D700のあの背高のっぽは止めにして欲しいよね。あんなに背が高かったら、バッテリーパックを着けたらD3より重たいだけじゃなくて背も高くなっちゃうんだから。第一、格好悪いよ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今どきの道端や荒地で地味な花を咲かせている力芝(ちからしば)。根がしっかり張っていて、力を入れても抜けないから力芝。実にわかり易い名前です。
LEXUS LFAは現代に甦った2000GTか?
今日の記事のタイトルは疑問形だ。疑問形には応えねばなるまい。でもその答えは実に簡単。「否」である。だって2000GTはその名の通りGrand touring。イタリア語で云えばGran Turismoだが、いずれにせよ大旅行用のクルマ。高い動力性能を持つという意味では同じだが、サーキット(だけ)を速く走ればよいスポーツカー、レーシング・スポーツ、レーシングカーとは違い、GTは快適性や居住性が問われる。LEXUS LFAはレーシング・スポーツだ。だからLEXUS LFAは、残念ながら現代に甦った2000GTではない。
しかしだ、驚くべきは3750万円というその価格である。この価格はすべてのポルシェよりもすべてのフェラーリよりも、すべてのマセラティよりもすべてのアストン・マーティンよりも高価なのである。勿論アウディR8よりも高価であり、これより高価なクルマ(セダン系は除く)はランボルギーニのムルシエラゴLP640だけ。
でもね、郷秋<Gauche>だったら、LEXUS LFAよりも1000万円以上安いアルファ・ロメオ8Cの方がいい。だって毎日サーキットを走るわけじゃないんだし、荷物なんかろくに積めそうもないLFAよも、半月かけて北海道を一回りするような旅には絶対に8Cの方が向いているし、8Cはそのボディラインがとにかくセクシーだ。だから8Cはドライブしないで眺めているだけだって楽しいと思う。LEXUS LFA?全然だめだね。
LFAと8Cの差額分で古いロータスのオープンホイルのマシンを手に入れてサーキットを走るのは楽しいだろうな。8Cでサーキットに乗り付けて、50年前のロータス・シングルシーターで走ったりするってのは、大人の遊びとしては最上級なんじゃないか?やっぱりアルファとロータスでしょう。レクサスなんかケツが青くって、一緒に遊ぶ気にはなれないよね。って云いながら実はこっそりLFAを買って、そのままガレージで油漬けにしておいて、レーシングカーまで電気仕掛けになった頃にコースに引っ張り出して遊ぶと云うのは面白いかも知れないな。って、夢のまた夢(^^;。
今日の一枚は、クルマネタ、しかもトヨタの、ということで無理やり引っ張り出してきた、恩田の森の柿の木の下で佇む初代MR2。どうして君はこんなところにいるの?
リコーが11月21日にKマウントのミラーレスAPS-C機を発表
Photo Rumorsによれば、KマウントとAPS-Cサイズのイメージセンサーを持ったリコー製のカメラは11月21日に発表され、12月には発売されるのだという。しかし、これ以上の詳しい仕様についての情報はないので、現状では期待を込めて想像するしかない。
1.「Kマウント」と云うことは、レンズ交換方式である。
2. 「Kマウント」と云うことは、フォーサーズ(4/3)に対するマイクロフォーサーズ(M4/3)のようにマウント径を縮小してはいない。
3. 「ミラーレス」と云うことは、フランジバックはオリジナルKマウント規格の約半分程であることが想像できる。
以上を前提にリコーのKマウントのミラーレスAPS-C機を想像すると、オリンパ E-P1あるいはパナソニックLUMIX GF1に非常に近いものを思い描くことになる。まず、オリンパ E-P1を思い浮かべて欲しい。ただしマウントはKマウント。そしてイメージセンサーはAPS-Cサイズである。リコーはE-P1、GF1に近い機種として高級コンパクトカテゴリのGX200を持っているがイメージセンサーのサイズが1/1.7型と小さいこと、レンズが交換できないことがE-P1、GF1と大きく異なる。これを一気に解消するのが噂のKマウントのミラーレスAPS-C機ということになるだろ。
フランジバックが短いということは、マウントアダプタを使用することで、Kマウントレンズのみならず、多くのSLR用及びライカに代表されるレンズ交換式レンジファインダーカメラ用のレンズを装着することができるということである。デジタルカメラにはデジタル用に最適化されたレンズを使用しなければ最良の画質を得ることができないと主張するか方に限って、実はこっそりE-P1にツァイスのクラシックなレンズをつけて遊んでいたりする矛盾はここでは追求しないことにしよう。
頭打ちとなったコンパクトタイプのセールスを尻目に右肩上がりだったDSLR(デジタル方式一眼レフ)の成長にも陰りが見えてきたと思ったら、カメラメーカー各社は次なる稼ぎ頭として初級DSLRよりも高価格で利益率が高い(と思われる)「デジタル一眼」に目を付け年末商戦に向けての攻勢をかける構えのようである。5年前であれば、新カテゴリの製品はしばらく「様子見」であったろうが、コンパクトタイプにしろSLRにしろ、既に技術的には完成の気に到達している現在登場するものであれば、すぐに飛びついても後悔することはないだろ。
ただし、今回噂のKマウントの他に、ニコンFマウント(口径が縮小されている可能性あり)、ソニーαマウント(同)を使った同趣向のカメラが次々に登場することが予想される中でどのマウント(メーカー)を選ぶのかは、最初のSLRを購入するときと同じように慎重を期す必要があるだろ。E-P1の購入をグッとこらえた郷秋<Gauche>としては、楽しくも悩ましい年末のカメラ選びとなりそうである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、秋の一コマをPhotoShopを使って日本画風に作ってみたものです。
苦節10年、ジェンソン・バトン
イギリスGP以降のバトンのリザルトから、チャンピョンには相応しくないという声もあるけれど、郷秋<Gauche>はそうは思わない。イギリスGP以降の失速は、おそらくBGP001のどこかが、何かがジェンソンのドライビングスタイルに合わなくなってしまったのだと思う。それともう一つ原因があるとすれば彼のメンタル面での問題だろう。母国グランプリで勝てなかったこと、シリーズチャンピョンを意識し始めたことなどが原因であったようにも思えるが、真実を知る由もない。
F1デビューから10年目のチャンピョン獲得は随分と遅いように思えるが、同じイギリス人、ナイジェル・マンセルは13年目の1992年にタイトルを獲得している。しかしナイジェルは1986・87年そして91年にも2位を獲得している。常にチャンピョンに近いところにいながら僅かな差でタイトルを逃していきていたわけだから、チャンピョン争いに加わることのないまま9年間を過ごしたジェンソンとはちょっと違う。大英帝国の息子、ナイジェル・マンセルは偉大なドライバーなのである。
さて、ドライバーズ、コンシトラクターズ両タイトルが決まってしまうと次戦アブダビGPはもやは消化試合だな。関心は既に2010年シーズンである。まず楽しみなのがフェラーリに移籍するアロンソの走りだ。アロンソに押し出されたライッコネンの行方も気になるし、デビューイヤーにダブルタイトルを獲得したブラウンGPの2年目にも要注目。目覚しい成長を遂げたベッテルの活躍にも大いに期待したいし、3チーム登場すると云われている新しいチーム、そしてそのドライバーも気になるところだ。
そう云ってももう一戦。アブダビGPではドライバーズランキングの2-3位の決着が待っている。F1最長老と若いベッテルの対決を楽しみにしよう。そうそう、デビュー戦から大物ドライバーを押さえ込み、強心臓とドライビングテクニックを大いにアピールした小林可夢偉(が次戦も出走なら)の走りに期待しよう。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、一昨日、昨日とご覧いただいた「幾何学模様」はこんなところで撮りましたと云う種明かしの一枚。なかなか面白い絵が撮れそうなのでもう一度行ってみようかと思っています。
JALがジャンボジェットを大量売却?
JALは世界有数のジャンボ王国を築き上げて来たが、空席だらけの747を飛ばし続けた結果採算が悪化。ならば大型機を処分して機材を中・小型機中心として運行コストを抑え、しかも利益の上がる高需要路線だけに限定しという考え方だ。
まっ、間違ってはいないけれど、中・小型機ばかりになってしまったのではスカイマークやエア・ドゥと同じ。そうなればかつてのナショナル・ブラッグも見る影も無い状況になる。いっそのこと「日本航空」などという大そうな名前も変えた方がいいんじゃないかな。例えば「日本小型空輸」とか。
JALは1970年に最初の747を受領しているから、747の運行を始めてもう40年になろうとしている。生まれた子供が成人、結婚して自分の子供を持ち、その子が高校生になろうと云うほどの年月だ。親子二代で新婚旅行の際にお世話になったという方も少なくないはずだ。
一口に747と云っても、初期型の100型、短距離(国内線)用の100SR(Sort Range)型、100型の飛行距離を伸ばした200B型、二階席を拡張したSUD(Stretched Upper Deck)と呼ばれる300型、その国内線用300SR型、1990年から導入が始まった航空機関士なしの2メン運航が可能となった400型、その国内線用400D(Domestic)型、そして各型の貨物専用機であるF型など多彩である。
JALは航空旅客、航空貨物の増大に合わせて68機の747を次々に導入し、最盛期となった1988年には65機もの747が在籍するという、諸外国のエアラインを見渡しても例の無い一大ジャンボ王国を築き上げたのだったが、結局は拡大することだけに腐心し需要の減少に気づかず、あるいは気づいていながらも拡大路線を突っ走った結果が今日の経営破綻である。
ブラジル、アメリカ東海岸、ヨーロッパといった長大路線に就航してこそのナショナル・フラッグであると郷秋<Gauche>は思うのだが、もはやそのような時代は過ぎ、高需要路線のみに中・小型機を飛ばす「日本小型空輸」にならざるを得ないということなのだろうな。寂しい話である。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて幾何学模様。
昨日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
ビールは半分以下に
かく云う郷秋<Gauche>も家では専ら「ビールもどき」を飲んでいる。発泡酒と第三のビールの割合にも変化があり、2008年に発泡酒と第三のビールの割合が逆転し、今年1~9月には発泡酒が20%、第三のビールが30%となっている。郷秋<Gauche>は今ではもっぱらサントリーの発泡酒を飲んでいるが、登場したばかりの95年に飲んでみた発泡酒はまったく不味い飲み物だったが、各メーカーの研究開発の成果だろう、2000年頃には本物のビールよりものど越しが良くなり、郷秋<Gauche>的にはむしろこちらを好むほどになった。
同様に2005年頃に登場した第三のビールは、これもホントに不味かったが、今はそこそこの味にまでなってきている。郷秋<Gauche>の「喉・舌センサー」によれば、ビールと発泡酒の違いはほぼなくなっているが、第三のビールはまだ発泡酒には追いついていないと云う結果である。ただし第三のビールの低価格ぶりはちょっと凄いから、同じ土壌で味見をするのは気の毒かも知れないな。
ご存知の通りビール系飲料の区分は税法上のものであり、それは原材料の違いによるものである。すべての酒類にはかなりの割合の税金がかけられているが、その税率は高い順にビール、発泡酒、第三のビールのであり、つまりは低い税率のカテゴリに入るよう原料を変え、低価格を実現しているということである。ここで問題になるのが税金の二重取り(取られ)である。
一本345円のビール(大瓶)の価格のうち実に45%、140円が酒税なのだが、その酒税を含んだ小売価格に対して消費税か課税されることになる。税金に対して消費税がかかるという摩訶不思議な構造なのである。消費税が導入された時に、例えばクルマやピアノに対する物品税が廃止され消費税一本になったのだが、酒類やガソリンに対する税金はそのままに消費税が導入されたことから、税金に対して消費税が課税されるという何とも許しがたい状況になったわけだ。
まっ、郷秋<Gauche>の場合には所得税の納税額が少ないから、善良な国民の一人として国の財政を支えるために毎晩ビールもどきを飲んで酒税で貢献しなければならないと云う事情があるから仕方がないかもな(^^;。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、幾何学模様。
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