唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
パイプオルガン
久しぶりにパイプオルガンの荘厳な響きを聴くことができました。聴き覚えのある小品4曲だけでしたが、心に沁みわたりました。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは11月25日に撮影した写真を6点掲載しております。晩秋から初冬へと移り行く森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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#パイプオルガン #那須ステンドグラス美術館 #(英国ワーズワース社製 #1886年建造 #聖ラファエル礼拝堂 #那須高原
暮れゆく関東平野
11月29日16時37分、暮れゆく東北南部〜関東平野北部。画面左側が東北地方最南端に位置する白河市、右側に見えている街並みが那須塩原市(旧黒磯市)。冬至までは三週間弱ありますが、暗くなるのが随分と早くなりました。
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#栃木県那須地方 #那須高原 #初冬間近 #早い日没 #東北地方南部 #関東平野北部
枇杷開花
十日ほど前に蕾をご覧いただきました枇杷(びわ)の花が咲き始めました。結実し食べられるようになるのは来年の初夏ですので半年以上先。寒い時期から時間をかけてゆっくりと熟す枇杷の実です。
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#枇杷 #びわ #バラ科シャリンバイ属 #初夏の果物
菊の季節到来(その四)
色の失せつつあるこの季節、明るい色で楽しませてくれるのは菊の花たち。とは云え、いかに温暖な横浜地方と云えどもこの明るい色どもを楽しむことができるのはあと二週間ほどでしょうか。
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#菊 #キク #キク科キク属 #洋菊
純白の山茶花
控えめながら内からあふれでる、隠しようのない気品。西洋の薔薇に勝るとも劣らない、楚々とした純白の山茶花。
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#純白の山茶花 #サザンカ #ツバキ科ツバキ属
色づき始めたオレンジ
我が家のオレンジが色づき始めました。奥に見えている実はすっかり熟したような色をしておりますが、実は見えているのとは反対側がザクっと割れているのです。早々と熟して割れてしまったのか、なんらかの理由で割れてしまった実の色づきが早くなるのか、どちらなのかは不明。
あとひと月ほどで綺麗なオレンジ色になるかとは思いますが、それでもまだ酸味が強く、3月にならないと食べられません。オレンジの樹は横浜でも育ちますが、栽培の北限に近いので完熟しても本場のオレンジのように甘くはなりません。でも香りは立派にオレンジですので、我が家産オレンジを楽しむことができます。
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#オレンジ #ネーブルオレンジ #栽培の北限
菊の季節到来(その三)
今日の横浜地方日中の気温は、もう一声で真夏日となりそうな24度まで上がっていたようです。その後は急降下で現在14度。これ以降更に下がり明朝日の出前には6度、最高気温は今日の半分の13度の予報。今年は夏の酷暑以降、季節が完全に狂っていますね。
と云う訳で(どう云う訳?)今日の一枚は、昨日に続き畑の隅で咲いていた菊の花。菊は種類が多過ぎて一つひとつの名前までは分かりませんが、これは花弁が筒状となった「管物」と呼ばれるものでしょうか。
江戸時代の日本は、世界でも比類なき「園芸大国」であったようで、特に椿、桜、躑躅、皐月、朝顔、菊、山茶花、オモトは競って品種改良が行われ、次々に生まれる珍しい品種はびっくり驚くような高値で取引がされていたのだとか。
そんな歴史ある園芸種の菊ですから、一介の自然愛好者である郷秋<Gauche>にその品種までは分かりようもありませんが、散歩の度に楽しませていただいておりますので(今日の菊が日本伝来のものであるのかとうかさえ分からないのですが)、江戸時代の園芸家の苦労は報われていると云うべきでしょうか。
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#菊の季節 #キク #国花 #キク科キク属 #江戸時代の日本は園芸大国
菊の季節到来(その二)
気がつけば、菊の季節となっておりました。
今日の菊は、畑の隅で咲いていたもの。菊は種類が多すぎて一つひとつの名前までは分かりませんが、その清々しい香りはまさにこの季節の香り。
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#菊の季節 #キク #国花 #キク科キク属
弦楽四重奏公開レッスン
今日は、母校のホールで行われた、来日中のベルリンフィルのメンバーによる弦楽四重奏の公開レッスンを聴講して来ました。
レッスンを受ける四人のうち音楽が専門の学生は1st Vn一人だけで、2 nd Vnは教育学部、Vaはリベラルアーツ学部、Vcは高等部の2年生と云う、云わば素人の弦楽四重奏団でした。
課題曲はハイドンのOp.74-3 g-moll 「騎士」。通しての演奏を聞いた後の最初の指摘は「この曲の名前を知っているか?」でした。「騎士」と云う愛称は第4楽章の最初のテーマが馬のギャロップを思い起こさせることに由来しているわけですが、騎兵が馬に乗って走っている感じがまったくない、と云うことですね。愛称は作曲者自身がつけたのではない場合が多いわけですが、それなりに理由があってのことですので、曲全体のイメージを理解して弾くんだよ、と云うアドバイスでしょう。
レッスンの大部分は第1楽章の出だしの部分に費やされましたが、そこでの主な指摘は
①弓をもっとたくさん使って弾きなさい
②フレーズ感を大切に
③ダイナミクスをもっと大胆に
④コントラストをもっと明確に
と云う事であったと思います。
指摘されたことに注意して再演すると、まぁ見違えるように生きいきと、表情豊かな音に変わる。こんなに違うんだと、びっくり驚きました。私自身が弦楽四重奏を演奏できるようになるのはいつの事になるのか分かりませんが、これらのアドバイスは私が普段のレッスンで師匠からご指摘いただいていることとほぼ同じ事でしたので、いま練習している無伴奏曲にも活かしていきたいなと思いました。
レッスンの後に、ベルリンフィルメンバーによるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番 Op.13 a-mollの演奏があり堪能いたしました。母校の、実に懐かしいホールでの、実に有意義な聴講でした。
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#ハイドン弦楽四重奏曲Op.74-3 g-moll 「騎士」 #公開レッスン #弦楽四重奏 #玉川学園 #UniversityConcertHall2016 #UCH #マーブル #ベルリンフィル
菊の季節到来
気がつけば、菊の季節となっておりました。
春の桜、秋の菊が共に日本の「国花」と云われておりますが、法律的な根拠はないようです。法的根拠はなくてもどちらも日本を代表する花であることに異論を唱える方は少ないのではないでしょうか。
※菊の花については、皇室との関係を根拠に異を唱える方がいることは承知しております。
上の写真の場所は、お近くの方には「中恩田橋」近く、と云えばおわかりいただけることでしょう。
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#菊の季節 #笊菊 #ざるぎく #キク #国花
咲き誇る山茶花
青空の下で咲き誇る山茶花(ツバキ科ツバキ属)。
このblogをご覧の方の中にはおいでになられないと思いますが念のために「やまちゃばな」でも「さんちゃか」でもなく、「さざんか」です。
もとは山茶花を音読みにして「さんさか」と呼ばれていたものが「さんざか」と濁音がつき、より発音しやすいように音位転換(注)して「さざんか」となりました。
同科同属の椿(つばき)が晩冬から早春にかけて開花するのに対して、山茶花は晩秋から初冬にかけてが開花の季節となります。ただし、江戸時代から品種改良てきた長い歴史があるためにたくさんの品種があり、開花の時期も椿と中間的なものも数多くあるようです。
注:音位転換とは、本来の言葉(音)順だと発音し難いことから、発音し易いように言葉(音)の順番が変わること。山茶花「さざんか」は、秋葉原「あきばはら」が「あきはばら」に転換したのと共に、その代表的な例とされている。
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#山茶花 #サザンカ #ツバキ科ツバキ属 #晩秋から初冬の花
FJクルーザー220万円、サニトラ351万円!
トヨタ FJクルーザー H23年 4.4万キロ 220万円
日産 サニートラック(ロング)H4年 走行不明 公認A15仕様 351万円
まだまだフツーに使えるFJクルーザーよりも、買ってからも何かと手が掛かる(であろう)、しかも二人しか乗れない(荷台にはいっぱいに荷物が詰めるけど)サニートラックの方がはるかに高いって、いくら旧車人気の昨今とは云え高過ぎじゃないか?
このサニトラ買う予算があったら、郷秋<Gauche>ならGOLF7 GTIとNikon Z9買うけど(^^)
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#トヨタFJクルーザー #日産サニートラック #旧車人気 #旧車が高い #GOLFGTI
紅葉の季節
三週間ぶりの散歩。秋から冬へ、季節はすっかり巡っておりました。これは公園に植えられた紅葉葉楓(もみじばふう。フウ科フウ属。北米東部原産)の落ち葉。鈴懸の木に似るが別種別属。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは10月28日に撮影した写真を6点掲載しております。秋も深まりつつある森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
本日撮影の写真は明日の掲載を予定いたしております。
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#紅葉葉楓 #もみじばふう #フウ科フウ属 #北米東部原産
開花まであと二週間?
庭の枇杷(びわ。バラ科ビワ属)の木の蕾。
バラ科の果樹の多くは春に花を咲かせ早いものでは初夏、遅いものでも秋には実が熟し収穫の時を迎えますが、枇杷は師走の寒空の下で花を咲かせ翌年の初夏に実が熟し収穫の時を迎えます。その実の形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることから命名されたとのことですが、お気付きの通り当てられた漢字が異なります。
寒い時期に花を咲かせることから、枇杷の蕾はご覧の通り暖かそうな毛皮に包まれて開花の時を待ちます。翌年の初夏に熟すその実の色は他の言葉では形容のしようのない、まさに枇杷色。優しいその色と味とがまさの爽やかな初夏にふさわしい枇杷ですが、実が小さく、それでいて中には大ぶりな種が入っておりますので可食部が少ないのが残念な枇杷の実でもあります。
なお、先にバラ科ビワ属と記しましたが、シャリンバイ属とすべきとの最近の研究成果もあるようですが、ここでは旧来から馴染みのあるビワ属といたしましたことをご承知おきください。
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二週続けてお休みとなりました恩田の森での撮影と掲載ですが、今週末には復活できそうです。どうぞお楽しみに!
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#枇杷 #びわ #バラ科ビワ属 #琵琶 #初夏の果物 #中国南西部原産
更に37年前からの37年分の進歩
10日ほど前に今から37年前、つまり1986年にはこんなにたくさんの機器が必要だったのに、今ではスマートフォン1台あれば、ほぼすべての用が足せるようになったことについて書きましたが、今日は1986年のさらに37年前、つまり1949年の電子機器はどんな様子だったかというお話。さすがに私が生まれる前のことなので良く分からない部分も多いのですが・・・。
1986年には既にトランジスタ、IC、LSIの時代になっていたわけですが、1949年は真空管の時代でした。既にトランジスタが発明はされておりましたがまだ実用化はされておらず、例えばSONY最初のトランジスタラジオが登場したのは1955年(TR-55)です。ちなみに世界初のトランジスタテレビSONY TV8-301は1960年5月に発売されています。
1947年当時に日本のラジオに使われていた真空管はST管と呼ばれた、電球を少しスマートにしたような大きなものでした。上の写真は日本では1950年代以降出回るようになったmT管(注)で、ST管と比べると大幅に小さくなっていますが、それでも大人の男性の親指くらいの大きさでした。
そんな時代でしたので11月5日の記事の上の写真に写っている物のご先祖様が1947年に存在していたかと云うと、ほとんどの物はご先祖様の前身の欠片もない時代ですね。
電子手帳などあるわけもなく、紙の手帳の時代でした。動画撮影はフィルムを回すカメラの時代でしたが、個人で購入可能な8mm(フィルム)カメラが出回りだしたのは1960年代以降でしょうか。
デジタル方式のコンピュータは存在しておりましたが真空管を2万本も使った、30トンもある巨大なものでした。数値を計算する道具としては、日本ではソロバンが使われていましたね。個人が所有するパーソナルコンピュータの概念(製品)は1970年代になってからだと思います。
有線電話が一般の家庭に爆発的に普及するのが1960年代以降。1947年当時に携帯電話はなかったと思いますが、携帯無線機(ハンディートーキー)はありました。もちろん真空管式です。真空管と聞くと(日本では)100VのAC電源がないと作動しないと思われるかも知れませんが、実は積層乾電池で駆動可能な真空管がありました。アメリカでは1930年代から真空管式のカーラジオがあったようです。
パトローネに入った35mmフィルムを使うカメラはありましたね。ライカが有名ですが非常に高価なものでした。Nikon 最初のレンジファインダーカメラNikon Iが発売されたのが1948年。一般の人が二眼レフを買えるようになるのは1950年代半ば以降です。
歩きながら音楽を聴くことのできる機械はありませんでした。1950年に東通工(現SONY)がテープレコーダーを発売しますが、重たくて持ち運びは不可能。そもそも歩きながら音楽を聴くという発想自体が、SONYがウォークマンを「発明」するまでこの世にはなかったと思います。
以上、ざっと1949年からの37年前を振り返ってみましたが、無かったものが登場して実用化されたと云う意味では次の37年以上の進歩があったと云えます。特にトランジスタの登場。発明からわずか7、8年でトランジスタラジオが登場し、さらにその5年後にはポータブルテレビまで登場しているのは驚愕と云うべきですね。
注:郷秋<Gauche>が自作のオーディオアンプに使用していた6BM8と云う型番の9ピンの真空管(mT管。先に金属管のMTがあったのでmと小文字表記とするのが通例)です。三極管と五極管が一本のガラス管の中に入った複合管で、これが2本あるとステレオアンプとなります。
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#1949年の電子機器 #トランジスタの発明 #トランジスタラジオ #真空管 #ハンディートーキー #電子機器の発達史 #科学技術史
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