十年目の震度6

 昨夜、福島県沖を震源とする大きな地震がありました。
 さて寝ようかと思っているところに長く大きな揺れ。驚いてテレビをつけると震源は福島県沖とのこと。間もなく福島県中通り・浜通り、宮城県県南地方では震度6強との報道。10年前のことが蘇り、繋がらないかもしれないと思いながら郡山の実家の隣に住む姉に電話をするとすぐにつながり、皆無事で停電しているけれど大きな被害はなさそうだとのことで一安心。

 十年前の3.11の時にも郡山では震度6だったと記憶していますが、その揺れ具合に違いがあるのか。一部では土砂崩れで道路が埋まったとか建物の外壁が剥がれ落ちたとの報道はありますが、五軒に一軒くらいの割合で屋根瓦が落ちた3.11と比べると被害も怪我人も大幅に少なかったようです。

 新幹線は福島県内から青森まで運休です。郡山市内を通過する高架橋上で架線の電柱が倒れている上空からの映像も見ましたが、高架橋そのものの破損のようなことはないのかもしれません。3.11以降、橋脚に鉄板を巻きつけるなどの対策が功を奏したのであれば幸いです。

 浜通りの原発でも今回の地震による新たな被害はないとの発表。震源か深かったことにより津波が発生しなかったとのことですが、今後浅いところで余震が発生し津波被害は起きることを思うとゾッとします。原発を巨大津波から守る対策は何もなされないまま、人で云えば開腹手術の途中のまま10年を過ごしているのですから。

 東北自動車道は概ね通常通りの通行ができるようですが、新幹線は先に記したように止まっております。復旧までにはまだしばらく時間がかかるようで、それを見越して航空各社が増便や機材の大型化を発表していますが、10年前のような羽田-仙台、羽田-福島と云った超近距離便の運行はなさそうです。

 大きな被害はなかったようだと書きましたが、我が実家でもそうですが、棚から食器が落ちて割れたり、一部の地域では断水しているところもあるようです。今しばらくは余震の心配の中で不自由な生活を強いられる方もおられることと思いますが、もう数日どうぞくれぐれもお大事にお過ごしになられてください。

 と云う訳で今日の一枚は本物の春が近いことを教えてくれる梅の花。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは2月13日に撮影した写真を5点掲載いたしております。立春過ぎの森の様子をご覧いただければ嬉しいです。
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