今日は雨の予報だったらしいが、実際には晴れのち曇り。家でゴロゴロしながらガルパン戦車模型キットの中身などを眺めて楽しんでいたら、模型サークルの知人から電話がかかってきた。向こうも暇だったらしい。模型やアニメのことで一時間ほどおしゃべりした。彼は、私のブログの記事を毎日読んで下さっている一人であるので、時おり、記事内容をネタにして電話をかけてくる。彼は私よりもアニメファンで、模型サークルではフィギュア系をよく作っている。
ガルパンの西住みほのフィギュア、つまり例のキャラグミンのやつに話題が及んだ時、「そういえば西住みほの中の人 (中の人、とは声優さんのこと。西住みほの場合は渕上舞さん) な、今度は潜水艦少女の役をやるってよ、星野は知らんかもしれんけど」
「知ってますよ・・・」
「おっ」
「日本海軍の伊号第401号潜水艦・・・でしょ?」
「そうそう、そうなんや、やっぱり知ってたか」
「これでも昔は軍艦マニアですよ・・・。伊号第401号潜水艦のイオナでしょ、蒼き鋼のアルペジオでしょ・・・」
「うん、さすがやなあ」
これで話題はそっちに転じた。彼は相当のファンであるらしい。たぶん、コミックを全部読んでるのだろう。
イオナ、というのはこの上画像の少女である。「蒼き鋼のアルペジオ」の主役級キャラクターで、日本海軍の伊号第401号潜水艦のメンタルモデルである。背後の艦は、もちろん伊号第401号潜水艦であるが、これもアニメ仕様であるらしいので、実際の艦状とは細部があちこち異なるという。
これもイオナである。この「蒼き鋼のアルペジオ」は三年ぐらい前から「ヤングキングアワーズ」で連載されてて、単行本ももう7巻ぐらいになっている筈である。随分昔に3巻だったか4巻だったかを立ち読みしたことがあり、軍艦の描写の細かさに感心したことがある。設定もガルパンに劣らずぶったまげるような世界観を呈しており、おそらくは陸上戦の「ガルパン」に対する海洋戦記アニメの有力候補として、今後のヒットが予想される。
現に、テレビアニメ化が決定しており、近畿地方では毎日放送系で来月10月7日から放送がスタートする。詳しくは公式サイトを参照いただきたい。
上画像は、コミック版の第1巻である。アマゾンでも購入出来る。
でも、私はあんまりこういう感じの物語には興味がわかない。そのことを、電話でおしゃべりした知人も不思議がっていた。
「星野はこういうの、ファンになりそうに思えるけどなあ。だって星野は日本軍艦が専門やったし、何かといえば「駆逐艦の男 (軍艦模型を作りまくっていた20代の頃の私の自称) 」やったろ? むしろガルパンのファンになっているというのが違和感あるぐらいやね」
「それは、そうかもしれんですけどね、「蒼き鋼のアルペジオ」はなんだか物語全体が暗いムードに包まれてて、独特の設定とかキャラクターの設定とかがですね、あんまり明るさ楽しさに満ちてないんですよ。おまけに人が大勢死ぬじゃないですか、あれがちょっと抵抗あるんですよ。Aさんはあれの宣伝用キャッチコピー知ってますでしょ、「少女たちが世界を滅ぼす」とかですよ。これは私としてはダメです。滅びるとか、死ぬとか、そういうのはダメなんですよ」
「そういう受け止め方かあ、なるほどねえ。じゃあ日本海軍の軍艦がいくら登場していてもアカン、となるか」
あと、この「蒼き鋼のアルペジオ」が仮にヒットすれば、ガルパン模型戦車市場が沸いたように、今度はアルペジオ模型軍艦市場というのが盛り上がってブームになるかもしれない。そうなれば、たくさんの軍艦模型キットが売れて業界も潤い、新製品もリリースされるかもしれない。
しかし、ここがガルパン戦車模型の場合と違うところだが、私の場合は500隻余りを数える日本海軍の軍艦艦艇の模型キットを既に作ってきているので、「蒼き鋼のアルペジオ」を見てファンになって軍艦模型を作りまくる、といった状況にはなりにくい。伊号第401号潜水艦のキットも既に手元にあるどころか、計52隻の伊号潜水艦や呂号潜水艦から成る私なりの「第六艦隊」を実現している。だから、「蒼き鋼のアルペジオ」のコミック版を読んでも「これはスゲー、面白いじゃねえか」という感慨は無かったのである。
ガルパンは、単なる陸上戦の戦車アニメと違うのであって、熱血部活動スポ根アニメとしての要素が濃い。明るく楽しい雰囲気で統一され、重要な点は「人が死なない」ことである。出てくるキャラクターに、まったく悪人が居ないと言うのが大変に素晴らしい。
この「人が死なない」、「悪役が居ない」という二大要素が、ガルパンがあそこまでヒットして現在もブームになっていることの最大の原因であろう、と私なりには思っている。設定や世界観がどれだけ破天荒であったとしても、ヒューマニズムに溢れた作品というのは、必ず支持されて人々の心に息づく。そのことは、過去の文学やコミックやアニメ作品の歴史が証明しているのではないだろうか。
とまあ、このようなわけで、私がガルパンのファンであることが、一層ハッキリしたような気がする。
ガルパンの西住みほのフィギュア、つまり例のキャラグミンのやつに話題が及んだ時、「そういえば西住みほの中の人 (中の人、とは声優さんのこと。西住みほの場合は渕上舞さん) な、今度は潜水艦少女の役をやるってよ、星野は知らんかもしれんけど」
「知ってますよ・・・」
「おっ」
「日本海軍の伊号第401号潜水艦・・・でしょ?」
「そうそう、そうなんや、やっぱり知ってたか」
「これでも昔は軍艦マニアですよ・・・。伊号第401号潜水艦のイオナでしょ、蒼き鋼のアルペジオでしょ・・・」
「うん、さすがやなあ」
これで話題はそっちに転じた。彼は相当のファンであるらしい。たぶん、コミックを全部読んでるのだろう。
イオナ、というのはこの上画像の少女である。「蒼き鋼のアルペジオ」の主役級キャラクターで、日本海軍の伊号第401号潜水艦のメンタルモデルである。背後の艦は、もちろん伊号第401号潜水艦であるが、これもアニメ仕様であるらしいので、実際の艦状とは細部があちこち異なるという。
これもイオナである。この「蒼き鋼のアルペジオ」は三年ぐらい前から「ヤングキングアワーズ」で連載されてて、単行本ももう7巻ぐらいになっている筈である。随分昔に3巻だったか4巻だったかを立ち読みしたことがあり、軍艦の描写の細かさに感心したことがある。設定もガルパンに劣らずぶったまげるような世界観を呈しており、おそらくは陸上戦の「ガルパン」に対する海洋戦記アニメの有力候補として、今後のヒットが予想される。
現に、テレビアニメ化が決定しており、近畿地方では毎日放送系で来月10月7日から放送がスタートする。詳しくは公式サイトを参照いただきたい。
上画像は、コミック版の第1巻である。アマゾンでも購入出来る。
でも、私はあんまりこういう感じの物語には興味がわかない。そのことを、電話でおしゃべりした知人も不思議がっていた。
「星野はこういうの、ファンになりそうに思えるけどなあ。だって星野は日本軍艦が専門やったし、何かといえば「駆逐艦の男 (軍艦模型を作りまくっていた20代の頃の私の自称) 」やったろ? むしろガルパンのファンになっているというのが違和感あるぐらいやね」
「それは、そうかもしれんですけどね、「蒼き鋼のアルペジオ」はなんだか物語全体が暗いムードに包まれてて、独特の設定とかキャラクターの設定とかがですね、あんまり明るさ楽しさに満ちてないんですよ。おまけに人が大勢死ぬじゃないですか、あれがちょっと抵抗あるんですよ。Aさんはあれの宣伝用キャッチコピー知ってますでしょ、「少女たちが世界を滅ぼす」とかですよ。これは私としてはダメです。滅びるとか、死ぬとか、そういうのはダメなんですよ」
「そういう受け止め方かあ、なるほどねえ。じゃあ日本海軍の軍艦がいくら登場していてもアカン、となるか」
あと、この「蒼き鋼のアルペジオ」が仮にヒットすれば、ガルパン模型戦車市場が沸いたように、今度はアルペジオ模型軍艦市場というのが盛り上がってブームになるかもしれない。そうなれば、たくさんの軍艦模型キットが売れて業界も潤い、新製品もリリースされるかもしれない。
しかし、ここがガルパン戦車模型の場合と違うところだが、私の場合は500隻余りを数える日本海軍の軍艦艦艇の模型キットを既に作ってきているので、「蒼き鋼のアルペジオ」を見てファンになって軍艦模型を作りまくる、といった状況にはなりにくい。伊号第401号潜水艦のキットも既に手元にあるどころか、計52隻の伊号潜水艦や呂号潜水艦から成る私なりの「第六艦隊」を実現している。だから、「蒼き鋼のアルペジオ」のコミック版を読んでも「これはスゲー、面白いじゃねえか」という感慨は無かったのである。
ガルパンは、単なる陸上戦の戦車アニメと違うのであって、熱血部活動スポ根アニメとしての要素が濃い。明るく楽しい雰囲気で統一され、重要な点は「人が死なない」ことである。出てくるキャラクターに、まったく悪人が居ないと言うのが大変に素晴らしい。
この「人が死なない」、「悪役が居ない」という二大要素が、ガルパンがあそこまでヒットして現在もブームになっていることの最大の原因であろう、と私なりには思っている。設定や世界観がどれだけ破天荒であったとしても、ヒューマニズムに溢れた作品というのは、必ず支持されて人々の心に息づく。そのことは、過去の文学やコミックやアニメ作品の歴史が証明しているのではないだろうか。
とまあ、このようなわけで、私がガルパンのファンであることが、一層ハッキリしたような気がする。