気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ガールズ&パンツァー」と「蒼き鋼のアルペジオ」

2013年09月22日 | ガールズ&パンツァー
 今日は雨の予報だったらしいが、実際には晴れのち曇り。家でゴロゴロしながらガルパン戦車模型キットの中身などを眺めて楽しんでいたら、模型サークルの知人から電話がかかってきた。向こうも暇だったらしい。模型やアニメのことで一時間ほどおしゃべりした。彼は、私のブログの記事を毎日読んで下さっている一人であるので、時おり、記事内容をネタにして電話をかけてくる。彼は私よりもアニメファンで、模型サークルではフィギュア系をよく作っている。

 ガルパンの西住みほのフィギュア、つまり例のキャラグミンのやつに話題が及んだ時、「そういえば西住みほの中の人 (中の人、とは声優さんのこと。西住みほの場合は渕上舞さん) な、今度は潜水艦少女の役をやるってよ、星野は知らんかもしれんけど」
「知ってますよ・・・」
「おっ」
「日本海軍の伊号第401号潜水艦・・・でしょ?」
「そうそう、そうなんや、やっぱり知ってたか」
「これでも昔は軍艦マニアですよ・・・。伊号第401号潜水艦のイオナでしょ、蒼き鋼のアルペジオでしょ・・・」
「うん、さすがやなあ」
 これで話題はそっちに転じた。彼は相当のファンであるらしい。たぶん、コミックを全部読んでるのだろう。


 イオナ、というのはこの上画像の少女である。「蒼き鋼のアルペジオ」の主役級キャラクターで、日本海軍の伊号第401号潜水艦のメンタルモデルである。背後の艦は、もちろん伊号第401号潜水艦であるが、これもアニメ仕様であるらしいので、実際の艦状とは細部があちこち異なるという。


 これもイオナである。この「蒼き鋼のアルペジオ」は三年ぐらい前から「ヤングキングアワーズ」で連載されてて、単行本ももう7巻ぐらいになっている筈である。随分昔に3巻だったか4巻だったかを立ち読みしたことがあり、軍艦の描写の細かさに感心したことがある。設定もガルパンに劣らずぶったまげるような世界観を呈しており、おそらくは陸上戦の「ガルパン」に対する海洋戦記アニメの有力候補として、今後のヒットが予想される。
 現に、テレビアニメ化が決定しており、近畿地方では毎日放送系で来月10月7日から放送がスタートする。詳しくは公式サイトを参照いただきたい。


 上画像は、コミック版の第1巻である。アマゾンでも購入出来る。
 でも、私はあんまりこういう感じの物語には興味がわかない。そのことを、電話でおしゃべりした知人も不思議がっていた。
「星野はこういうの、ファンになりそうに思えるけどなあ。だって星野は日本軍艦が専門やったし、何かといえば「駆逐艦の男 (軍艦模型を作りまくっていた20代の頃の私の自称) 」やったろ? むしろガルパンのファンになっているというのが違和感あるぐらいやね」
「それは、そうかもしれんですけどね、「蒼き鋼のアルペジオ」はなんだか物語全体が暗いムードに包まれてて、独特の設定とかキャラクターの設定とかがですね、あんまり明るさ楽しさに満ちてないんですよ。おまけに人が大勢死ぬじゃないですか、あれがちょっと抵抗あるんですよ。Aさんはあれの宣伝用キャッチコピー知ってますでしょ、「少女たちが世界を滅ぼす」とかですよ。これは私としてはダメです。滅びるとか、死ぬとか、そういうのはダメなんですよ」
「そういう受け止め方かあ、なるほどねえ。じゃあ日本海軍の軍艦がいくら登場していてもアカン、となるか」

 あと、この「蒼き鋼のアルペジオ」が仮にヒットすれば、ガルパン模型戦車市場が沸いたように、今度はアルペジオ模型軍艦市場というのが盛り上がってブームになるかもしれない。そうなれば、たくさんの軍艦模型キットが売れて業界も潤い、新製品もリリースされるかもしれない。
 しかし、ここがガルパン戦車模型の場合と違うところだが、私の場合は500隻余りを数える日本海軍の軍艦艦艇の模型キットを既に作ってきているので、「蒼き鋼のアルペジオ」を見てファンになって軍艦模型を作りまくる、といった状況にはなりにくい。伊号第401号潜水艦のキットも既に手元にあるどころか、計52隻の伊号潜水艦や呂号潜水艦から成る私なりの「第六艦隊」を実現している。だから、「蒼き鋼のアルペジオ」のコミック版を読んでも「これはスゲー、面白いじゃねえか」という感慨は無かったのである。

 ガルパンは、単なる陸上戦の戦車アニメと違うのであって、熱血部活動スポ根アニメとしての要素が濃い。明るく楽しい雰囲気で統一され、重要な点は「人が死なない」ことである。出てくるキャラクターに、まったく悪人が居ないと言うのが大変に素晴らしい。
 この「人が死なない」、「悪役が居ない」という二大要素が、ガルパンがあそこまでヒットして現在もブームになっていることの最大の原因であろう、と私なりには思っている。設定や世界観がどれだけ破天荒であったとしても、ヒューマニズムに溢れた作品というのは、必ず支持されて人々の心に息づく。そのことは、過去の文学やコミックやアニメ作品の歴史が証明しているのではないだろうか。

 とまあ、このようなわけで、私がガルパンのファンであることが、一層ハッキリしたような気がする。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大洗女子学園チーム戦車のキット (その一)

2013年09月22日 | ガルパン模型制作記
 私のガルパン戦車模型道は、県立大洗女子学園高等部「戦車道」チームの戦車および車輌を作って楽しむのが目的です。ガルパンでは対戦校の「戦車道」チームも四つあって、それぞれに魅力的な戦車や車輌が登場するのですが、そこまで広げてしまうと大変だし、数も多くなるので、まずは主役の大洗女子学園チームに絞ろうと考えています。

 で、その大洗女子学園チームの戦車および車輌を、時期ごとの変遷もふまえた車種でまとめてみますと、全部で12種があります。下記のようになります。

 あんこうチーム
  Ⅳ号戦車D型 → Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  → Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)

 アヒルさんチーム
  八九式中戦車甲型

 カバさんチーム
  Ⅲ号突撃砲F型

 ウサギさんチーム
  M3中戦車リー

 カメさんチーム
  38 (t) 戦車 → 駆逐戦車ヘッツアー

 カモさんチーム
  ルノーB1bis
  九五式小型自動車

 アリクイさんチーム
  三式中戦車チヌ

 レオポンさんチーム
  ポルシェティーガー

 この12種の戦車および車輌の模型キットが、どのメーカーから、どのようなバージョンで販売されているのか、ということを色々調べました。買って作って楽しむからには、模型キットに関する正しい知識や、ためになる情報を少しでも欲しい、と考えたからです。
 それで京都や大阪の模型店をあちこち下見に行った際に、陳列されているキットは必ずチェックしてきました。箱の中身を見て、自分にとって作り易いかどうか、難易度はどうか、工具や塗料はどれだけ必要になるか、ガルパン仕様との差異はどうか、などを色々検討し、メモもびっしり書き込みました。


 これが模型キットの事前調査ノートやメモです。キットによってはメーカーのHPから制作ガイドをダウンロード出来るところもありますので、そうした制作ガイドも入手して作り方や工程などもチェックしたのです。
 上画像の右側の制作ガイドは、プラッツの公式キットのⅣ号戦車D型のものの改訂版で、プラッツの公式HPよりダウンロード出来ます。ノートやメモにはそれぞれのキットの特徴や価格、部品数や作り易さの程度をまとめ、制作ガイドがネット上などで見られるキットについてはガルパン公式設定資料と見比べて仕様の相違点などを調べて書き出してあります。
 それらをまとめる形で、それぞれのキットをガルパン仕様に仕上げるにはどう作り、改造すべきかのポイントを工程順に並べました。既にネット上では多くのモデラーさん達がそれぞれの「ガルパン仕様」を制作しておられますので、そのブログレポートなどがとても参考になります。
 それらの情報も併せて箇条書きにまとめ、私なりの「作り方」を赤字で追加したりしたので、これらのノートやメモ自体が、これから私が作る際の「制作ガイド」、つまり組み立て説明書になるわけです。

 これだけの下調べをやってから、購入すべきキットの選別に進みました。全12種のキットが色々なメーカーから発売されていますが、下調べの成果をふまえて、「これが良さそうだ」と判断したキットを記しました。

 あんこうチーム
  Ⅳ号戦車D型  タミヤ
  Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  プラッツ
  Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)  タミヤ
  グレードアップパーツ (Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)用)  プラッツ
  Ⅳ号戦車車外装備品セット  タミヤ

 アヒルさんチーム
  八九式中戦車甲型  ファインモールド

 カバさんチーム
  Ⅲ号突撃砲F型  プラッツ

 ウサギさんチーム
  M3中戦車リー  アカデミー

 カメさんチーム
  38 (t) 戦車  プラッツ
  駆逐戦車ヘッツアー  アカデミー

 カモさんチーム
  ルノーB1bis  タミヤ
  九五式小型自動車  ピットロード

 アリクイさんチーム
  三式中戦車チヌ  ファインモールド

 レオポンさんチーム
  ポルシェティーガー  プラッツ
  グレードアップパーツ (ポルシェティーガー用)  プラッツ

 以上の内容で、M3中戦車リーを除くキットをすべて通販で購入しました。利用した通販サイトが四つありましたので、四回に分けて注文しました。あと、駆逐戦車ヘッツアーについては、模型サークルの仲間にタミヤのキットを貰う機会に恵まれてラッキーでした。

 参考までに、私自身の忘備録を兼ねて、どの通販サイトでどのキットを購入したかを報告します。通販での価格は変動する場合がありますから、下に列記する価格は、私が注文した時点の価格です。定価も併記しておきますので、同じキットの御購入をお考えの際には参考になるかもしれません。

 アマゾン サイトはこちら
  八九式中戦車甲型  ファインモールド 定価4410円 → 購入時価格3265円
  Ⅲ号突撃砲F型  プラッツ 定価4410円 → 購入時価格2400円
  ルノーB1bis  タミヤ  定価5040円 → 購入時価格3420円
  Ⅳ号戦車車外装備品セット  タミヤ 定価525円 → 購入時価格362円 (2セット買いました)

 ジョーシンネットショッピング サイトはこちら
  Ⅳ号戦車D型  タミヤ 定価2625円 → 購入時価格1660円
  三式中戦車チヌ  ファインモールド 定価3990円 → 購入時価格1860円
  グレードアップパーツ (Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)用)  プラッツ  定価945円 → 購入時価格708円
  グレードアップパーツ (ポルシェティーガー用)  プラッツ  定価840円 → 購入時価格630円

 通販ショップ駿河屋 サイトはこちら
  Ⅳ号戦車D型改 (F2型相当)  プラッツ 定価5670円 → 購入時価格3080円
  Ⅳ号戦車D型改 (H型相当)  タミヤ 定価4005円 → 購入時価格2595円
  38 (t) 戦車  プラッツ 定価4410円 → 購入時価格2400円
  九五式小型自動車  ピットロード 定価3990円 → 購入時価格2680円
  ポルシェティーガー  プラッツ 定価5670円 → 購入時価格2650円

 ホビーサーチ サイトはこちら
  駆逐戦車ヘッツアー  アカデミー 定価3150円 → 購入時価格2520円

 まとめますと、定価合計は50205円になりますが、私の通販購入時の合計金額は30592円でした。約2万円近くも安くなりました。まとめて注文すれば送料はかからず、また代引手数料も300円前後でしたから、やはり通販というのはおトクですね。
 ただ、私がこれらを順次注文していた9月上旬の時期は、ちょうどメーカー各社の再生産が軌道に乗ってきた頃だったらしいです。そのためか、模型店でも通販サイトでも、模型キットの価格がやや下がって安定化していたようで、私の購入時の価格が現在の価格よりも安くなっているものがあります。たぶん、メーカーや問屋の在庫状況が、販売価格を左右するものと思われます。

 私の場合は、まず下見や下調べから始めてキットの販売価格帯も調査していたので、どのキットがどこの通販で最も安く買えるか、といったことがおおよそ掴めてきたのでした。模型店で売り切れになっていても、通販サイトでは在庫があるというケースが殆どでした。
 あと、Ⅳ号戦車車外装備品セットのように、「あわせ買い」の対象品とされて、購入金額が一定の金額以上にならないと注文出来ないアイテムもありましたので、通販をどう上手に利用するかを考えていくつか購入プランを作ったのでした。
 それで、色々な通販サイトの販売価格を毎日チェックして、価格の上下する様子をメモして、それぞれのキットの最も安そうな価格を大まかにおさえておいたうえで、注文購入に進んだのでした。

 その結果が、以前の記事の状態です。あと、残るはM3中戦車リーのキットなんですよね。いちおうアカデミーのを買う予定ですが、再版の時期がまだ分からないので、タミヤの方も選択肢に入れようかな、と思案しています。
 次回より、それぞれのキットに関するポイントなどを紹介しますね。 (続く)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする