ステップ8では、無線機などを取り付けますが、劇中車は何も装備していませんので、無線機やアンテナのパーツは全て不要です。リアシートのみ、形を劇中車の状態に合わせて作り変えます。
ステップ9では幌などを組み立てますが、劇中車は幌を付けませんので、スペアタイヤだけを組み立てます。
ステップ10では、仕様ごとの組み立て手順が示されますが、劇中車は海兵隊仕様の未装備タイプですので、パーツはA8とスペアタイヤの二つだけを取り付けます。スペアタイヤは塗装後に組み付けます。
改造が必要な、リアシートのパーツB25およびC23です。劇中車のリアシートは、指示通りの形状とは異なります。
まず、C23を所定の位置に仮組みしました。この高さでシートが固定されることになります。
劇中シーンにおいては、ケイの座高がもっと高いです。シートの高さがもっとあるのでしよう。
そこで、背もたれ部のB25をシート部分のみにしたうえで、C23の上に重ねてみました。
劇中車のリアシートは、こんな感じなんだろうと思います。ケイの座高とも違和感がありません。
A8を取り付けました。ガイド指示では未接着で可動とするようですが、ここでは接着固定しました。
これで、塗装前の組み立て工程は全て完了しました。装備品は一切無く、リアシートの改造のみで終わりましたので、ものすごく簡単でした。
ずっと戦車ばかり作ってきたので、こういう車輌の制作は新鮮味があって良かったです。ガルパンには戦車以外の車輌も数多く登場していますので、その幾つかを適応キットで再現してみるのも面白いな、と感じました。
この種の車輌の先行制作例は、ネットで調べてもあまり出てきませんので、作っている方が非常に少ないのだろうな、と思います。 (続く)