ステップ14ではサイドスカート、ステップ15では車体前面の各部品を取り付けます。ガイドの指示通りに進めますが、ステップ14にて誤植があります。パーツ22と23が逆になっていますので注意が必要です。
タミヤ製品においてはサイドスカートは一つのパーツでしたが、今回のエレール製品では上図のように4つに分割されています。真っ直ぐに繋ぎ合わせますが、ちょっと手間がかかります。
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なんとか組み付けました。四つのパーツを順に貼りつけて、歪みやズレが生じないように注意しながら進めました。
同じように反対側のサイドスカートを組み付けました。
ステップ15に進みました。小さなパーツばかりですが、取り付け自体は容易でした。
全て取り付けました。
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ラストのステップ16です。車体の上下を貼り合わせて砲塔をセットします。これで組み立て工程は全て完了となります。
車体が組み上がりました。出来栄えはなかなかのもので、雰囲気が良いです。発売時期が古い事を考えれば、公式キットのエレール製品も、タミヤ製品になかなか負けていないと感じました。
改めて、タミヤ製品で仕上げた同型車と並べて比較してみました。左がタミヤ製品です。
全体の輪郭はほぼ同じですが、タミヤ製品の方が丸みが多いです。車体前面の操縦席まわりの形状、および砲塔基部の処理が異なります。
側面観はあまり相違点が見られません。ハッチのパーツはエレール製品のほうが厚みがあるので、車体側面とハッチとの関連性がより立体的に見えて形姿に抑揚を与えています。
後ろから見ますと、ほとんんど同じに見えます。細部のディティールはタミヤ製品のほうがよく表現されています。なお、エレール製品では、車体右側後端のアンテナがありませんが、コミック第2巻9ベージ1コマ目の作中車の描写でもアンテナがありませんので、問題はありません。
上から見ると、砲塔基部の形状の差異が目立ちます。今回のキットは基部が一段窪んでいて、砲塔をはめ込む形でセットします。上図右のタミヤ製品のほうはただ載せるだけです。実車の形状と同じです。このあたりはタミヤ製品の正確さを改めて感じさせます。
足回りは殆ど同じですが、細部のディティールはタミヤ製品の方が上です。細かいリベットなどもよく見える程度にモールドされています。それだけに、車体上部各所のリベットを殆ど省略してしまっているのが解せません。むしろ車体上部各所のリベットも大体再現しているエレール製品のほうに、率直さが感じられます。 (続く)