気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く7 その5  ゆたかや、セルバ身延店

2019年06月01日 | ゆるキャン△

 甲斐常葉より身延駅前しょうにん通り商店街に移動し、いつものように駅北の駐車場に車を入れて、上図の食事処「ゆたかや」に行きました。これまで三度ほどここに訪れていましたが、いつも定休日にあたっていて、利用したことがありませんでした。今回の訪問日は営業日にあたっていましたので、昼食はここで、と決めてありました。

 

 この日は朝5時前に京都を出発し、5時間余りの長距離ドライブを経て、富士山麓を回り山中湖エリアの聖地を巡って身延に至っていますが、食べたのはオギノ山中湖店で買ったお握り1個だけでしたから、猛烈な空腹状態が続いていました。
 なので、この日の昼食はボリュームたっぷりのトンカツ定食にしました。美味しくいただきました。

 

 このお店はスタンプミッションのポイントの一つでしたから、スタンプもゲットしました。各務原なでしこの図柄が楽しいです。アニメでも店先の幟を指さすシーンがありましたね。

 

 続いて、JR身延駅に立ち寄りました。ゆるキャン△コーナーとかあるかな、と思いましたので、確かめに駅舎内へと入りました。

 

 コーナーはありませんでしたが、入って右側の壁面に、ポスターや聖地巡礼マップなどが貼ってありました。これがJR東海のゆるキャン△応援の基本スタンスであるのでしょう。グッズ類を置いたりフィギュアを飾ったりというようなレベルには踏み込まないところが流石です。この程度が、ちょうど良いんじゃないかな、と思います。一般の方々にもさりげなくアピール出来るでしょう。

 逆に考えると、ノリノリでグッズ類を置いたりフィギュアを飾ったりというようなレベルというのは、アニメファンやオタクにはウケるでしょうけど、一般の方々からすれば異様に映るケースが普通だろうと思います。ドン引きされるケースもあると聞きます。そのあたりをどう処理するか、応援のスタンスをいかに線引きするかという問題は、アニメ聖地においては共通必須の重要課題となりますが、これをきちんと構築してマニュアル化している所は稀です。ガルパンの大洗は、その数少ない典型例であり、成功例と言えます。

 ですが、ゆるキャン△の身延は、そこまできちんとやる余裕も配慮もないままに、それ行けっ、という流れでなし崩しにここまで来てしまっている感じが否めません。山梨県当局の応援スタンスが、以前よりトーンダウンしているのも、甲斐常葉の五条ナントカ団体がややマニアックな方向に走ってしまっているのも、その表れでしょう。

 

 駅舎内の蕎麦屋さんが、珍しく営業していました。蕎麦好きとしては居ても立ってもいられず、さきに「ゆたかや」で食べたばかりであるのに、かけ蕎麦290円を注文して平らげてしまいました。
 こういった駅ナカの立ち食いスタイルのお店は、割と美味いケースが多いので、見かけたらなるべく利用するようにしていますが、今回の身延蕎麦は個人的に好みの風味でしたからアタリでした。

 

 その後、駅近くにあるという、ゆるキャン△ラッピング自販機を見に行きました。駅員さんに聞いたら「バスの営業所の向かいの駐車場にありますよ」と教えて下さいましたので、迷うこともありませんでした。常幸院のセットとあわせて二ヶ所にゆるキャン△ラッピング自販機が設置されているわけです。

 

 おなじみの聖地スポットを見ながら駐車場に戻りました。予定ではこの後は宿に入るだけでしたが、計画より早いペースで行程を消化していたため、約2時間近い余裕が生じていました。そこで、コースを少し回り道に変更してお馴染みのセルバ身延店に立ち寄ることにしました。

 

 やっぱりここは外せませんね。ここに立ち寄るのであれば、オギノ山中湖店での買物は必要なかったわけです。

 

 ゆるキャン△コーナーは、前回の訪問時よりもやや縮小されていました。品ぞろえや在庫量によって陳列を変えているのかもしれませんが、コーナーのスペースはそのままのようですから、大量入荷の時期にはまた陳列も拡大するのでしょう。

 今回は身延町作成のゆるキャン△聖地巡礼マップも置いてありました。地元の身延町は自治体としての応援スタンスが割と控えめで、目立った動きもこの聖地巡礼マップぐらいですが、この程度で良いと思います。ガルパンの大洗町が似たスタンスで、あまりアニメ人気に便乗していなかった流れがあって、現在でもその基本軸を崩していません。むしろ山梨県のほうがノリノリでしたが、それも最近は落ち着いてきて静かになってきているようです。
 それだけに、現時点では身延山門前商店街の応援取り組みがとにかく目立つ傾向にあります。甲斐常葉の五条ナントカ団体と連携しての動きであるそうですが、マニアックな要素に傾きかけているようで、アニメ聖地の一般的な退嬰的潮流に自然に近づきつつあるようです。ファンが男ばかりで、自販機のキャンペーンでも無駄な買占めばかりやって喜んでいるような輩もいますから、仕方がないのかもしれません。

 日本のアニメ史において、本当の意味でヒットして人気が長く持続する作品に共通しているのは、女性ファン層が多い点です。コミケやイベント等の企画に参加した人数の4割以上を女性が占めれば、その作品は30年以上生きる、と言われています。
 アニメショップでの売り上げも、4割前後は女性ファンによって支えられている傾向があるそうですから、女性ファン層を大事にするのは、アニメ運営側にとっては基本戦略の一つと言えますが、聖地となった地域が同様の取り組みを実践している事例は少ないです。女性目線での取り組みや配慮が少ないからでしょう。

 ゆるキャン△の山梨、身延においても、あまり女性ファン層を大事にしていないようですが、別な視点で見直すと、ゆるキャン△の山梨、身延エリアが女性ファンには行きにくい、廻りづらいところであるのも影響しているかもしれません。
 そういえば、交流サークル仲間のモケジョさん達が一度、山梨へ聖地巡礼に出かけたことがあるのですが、一様に「広くて遠くて回るのが大変だった、お店が何にもないのでつまらなかった」と話していました。ある意味、アニメ聖地としては致命的な要素であるかもしれません。女性が喜びそうなオシャレなお店が全くありませんし・・・。

 

 例の神社とのコラボ品も売っていました。

 

 このタペストリーも普通に欲しかったのですが、飾れる壁面が自宅にありませんので・・・。もっと広い住居に住みたいですね・・・。  (続く)

 


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