ステップ20です。砲塔の組み立ての続きです。ガイドの指示通りに進めます。
各部品を並べて準備し、仮組みも行いました。
組み上がりました。ハッチ類は全て接着せずにピットマルチ使用にて開閉自在とします。
ラストのステップ21です。砲塔を車体にセットします。車体前面にセットする予備履帯は塗装後に定位置に接着せずに入れます。外した状態も見られるようにします。
砲塔をセットしてみました。更に、前に気付いた修正工作を実施します。ステップ12にて間違えて取り付けてしまった跳弾板D27を除去します。
御覧のように、作中車には跳弾板がありません。よく観察しないと見落としがちですが、史実の車輌でも跳弾板が無いのが存在していたようです。
今回の車輌に限らず、ガルパンに登場する戦車には、跳弾板および跳弾リングがついていない事例が幾つかあります。プラモデルでの再現製作においても、跳弾板や跳弾リングを削り取る作業が時々発生しています。むしろ、跳弾板や跳弾リングが付いている車輌のほうが少ないかな、と思ったりします。
跳弾板D27を除去し、その跡を綺麗にヤスって消しました。
ベルト式の履帯パーツは、瞬間接着剤で張り合わせました。
塗装作業に移りまして、上掲のスターデカールさんのルーマニア軍戦車のカラー図を参考資料として利用しました。御覧のように、右上に今回の製作車輌と同じⅢ号戦車N型が描かれています。その車体色は、ガルパンカラーでいうと大洗グレーをやや明るくした色調です。ドイツ軍の初期の戦車に多く採用されていたカラーをルーマニア軍がそのまま使用していたということです。
コミックのほうでは戦車のカラーページが無いので、伯爵高校チーム車輌のカラーが現時点でも不明です。ですが、ルーマニア軍ティストのチームですので、上図のカラーに合わせることにしました。
塗料は、ミスターカラーの37番RLM75グレーバイオレットを使用しました。カラーチャート表で比較検証してみると、この色がスターデカールさんのルーマニア軍戦車のカラーに最も近いです。
まずは、全てをエアブラシで吹き付け塗装しました。
転輪のゴム部分をポスカの黒で塗りました。転輪の軸穴に爪楊枝を挿して固定し、ポスカの芯先を軽く当てて、爪楊枝をクルッと回せば、一回りで塗ることが出来ます。転輪1個につき、表をクルリと塗り、裏をクルリと塗り、最後に側面をクルリと塗るという手順ですが、慣れれば転輪1個あたり30秒ぐらいで出来ます。
使用するポスカも、御覧のように太芯、細芯、極細芯の3種を揃えて使い分けています。塗装膜の隠蔽力もなかなかのものですので、迷彩塗装に使えそうだなと思いますが、原色カラーしか出ていませんので、戦車の迷彩色に使えそうなのは、黄色ぐらいしかありません。
転輪をセットしました。全て接着しましたが、この後に取り付けた起動輪および誘導輪は差し込みだけで充分でした。ベルト式履帯パーツをはめ込む際に、起動輪および誘導輪が回るほうが装着し易いです。
ベルト式履帯パーツをセットしました。
車外装備品類を塗りました。金属部分は28番の黒鋼色で、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。クリーニングロッドの先端部のみを、44番のタンで塗りました。 (続く)