不二ホテルに泊まった翌朝は、御覧の通りの快晴で、青空に桜が輝いていました。朝食のパンとサバ缶を食べてコーヒーを飲んだ後、外に出てみました。
後で聞いたのですが、宿泊客は私だけだったそうです。後は日帰り入浴利用の地元住民ばかりだったそうで、道理で昨晩は20時を過ぎるととても静かになったなあ、と思い出しました。
外の気温は夜のうちに一気に下がったようで、寒さは昨日の山中湖エリアのそれよりもやや緩いかな、という程度でした。しかし、この快晴ですから、この日は気温がぐんぐん上がるだろう、と思われました。
少し散歩をしました。開通したばかりの中部横断道を通勤の車が次々に走ってゆくのが見えました。しばらくは無料通行区間として運用されると聞きましたが、甲府への通勤時間もかなり短縮されているらしく、大いに役立っているようです。
出発前の記念の自撮り。出発時刻は7時40分でした。
私も、下部温泉インターから中部横断道に入って、北へ北へと走りました。富士川沿いの山地の幾つものトンネルを抜け、甲府盆地の広がりを眼下にみながらゆるやかにカーブをたどり、中央自動車道に合流しました。
しばらく走ると、前方に八ヶ岳連峰の姿が見えてきました。その後、長坂インターで降りました。
あらかじめナビに打ち込んであった目的地住所への案内にしたがい、八ヶ岳の南麓をやや迂回するようなルートで最初の巡礼スポット、北杜市大泉町の「ひまわり市場」に行きました。
ここですか。ヤマハとのコラボ企画コミック「ゆるキャン△ SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク」に登場した「ひまわり市場」は・・・。建物の外観はそのままですね。
スーパーマーケット施設ですが、到着時刻が8時36分と早かったため、まだ営業時間前でした。営業は9時30分からですが、それまで待つ余裕はありませんので、今回は外観見物にとどめました。
「ひまわり市場」の公式サイトはこちら。
背景には中央アルプスの連山が白峰を連ねていました。
続いて、再びナビの指示にしたがってカラマツの林の中を走り、右折、左折を繰り返して八ヶ岳の中腹に向かうような感じでリゾート地帯の坂道をひたすら登りました。
そうして「ひまわり市場」から15分ほどで、次の巡礼地「高岡和食処」に着きました。北杜市小淵沢町上笹尾に所在します。
ここも作中の描写そのままでした。この日の午前中は、企画コミック「ゆるキャン△ SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク」に登場した三ヶ所のスポットを順に回るので、あらかじめ作中の該当ページをプリントアウトして持参していました。そして現地にてこのように見比べて楽しみました。
現地に着いたのが8時54分でしたので、ここでも営業時間の前でした。志摩リンみたいに天ぷら定食を食べるのも良さそうですが、個人的に天ぷら料理は苦手ですので、ここでの食事は最初から選択肢にありませんでした。
「高岡和食処」の案内情報はこちら。
周辺はリゾート地帯というか、林間に別荘が点在するエリアですので、朝早くに行くと、まだ全てが眠っているかのような静寂に包まれたまま、という雰囲気でした。ランチタイムには満車になることもあるという、広い駐車場にも、私のヴイッツだけが寂しげに停まっているのでした。
しかし、志摩リンも色んな所へ行くんだなあ、と感心しつつ、缶コーヒーを飲んで一息ついたことでした。 (続く)