砲塔の組み立てに進みました。作中でも独特の形状が描かれており、これをプラ板で組み上げるのは難しそうに思えます。全体的に角張っているものの、平面ばかりで占められて曲面が存在しないため、プラ板での組み合わせは意外と簡単でした。1/35スケールでプリントした設計図を型紙として各パーツをプラ板でやや大き目にカットし、前から順に貼り繋いでゆく手法で進めました。
組み立て途中の状況です。貼りつけてマスキングテープで固定し、貼りつけてはマスキングテープで固定する、の繰り返しで丁寧にゆっくりとプラ板パーツを一枚ずつ組み合わせてゆきました。
横からみるとこんな状況です。平面が複雑に組み合わさっているような印象ですが、実際には13枚の平面パーツで構成されています。
裏返してみました。ベースとなったテトラークの砲塔パーツとの関係がよく分かります。ターレット部分はほぼ同じですが、左右側面で逆台形に広がり、背面でやや後ろに伸びます。それでテトラークの砲塔パーツとの間に相当の空間が生じますが、そのままにすると砲塔自体の強度が心もとないので、後で内側からプラ板で補強材を4枚組み入れました。
砲塔全面の組み立てと、前面防盾基部の組み付けが完了した状態です。内部の4ヶ所に補強材を組み入れましたが、さらに天板の下にもプラ材をかませました。上図のハッチの内側にそのプラ材の一部が見えます。
砲塔天板上のペリスコープカバー2つをジャンクの英軍パーツから調達して取り付けました。左側には天蓋が付きますのでジャンクから転用しました。前面左側の筒状の部品もプラ材で適当に作りました。
砲塔のハッチをプラ板で作り、砲防盾を削り込んでパテで整形して改造しました。45ミリ砲および7.92ミリベサ同軸機銃は、テトラークのパーツを流用しました。
作中車の砲塔には御覧のように三本の直接照準器が付きます。アニメ版でローズヒップのクルセイダーに付けられているものと同種の部品です。
その直接照準器をプラ棒で作りました。砲防盾、砲身、同軸機銃も組み付けました。
現存実車や戦時中画像を見ると、砲塔背面にはアンテナ等が付けられていますが、作中車には何も付いていませんので、上図のようにシンプルな姿にまとまります。
とりあえず、砲塔の組み立てが完了しました。後で各所のパテ塗りおよびヤスり調整による整形を施します。 (続く)