気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く3 その9  本栖高校への表示板

2018年05月20日 | ゆるキャン△

 旧下部中学校への道を登りながら、眼下の街区を見回しました。南の方に、甲斐常葉駅のホームも見えました。全体として、旧本栖道が街道であった時代の集落からの景観が引き継がれているような印象でした。地形的にはかなり余裕があるようですが、街区は街道沿いに細長く発達しています。江戸期には宿場町として再整備された経緯がありますから、町並み自体の規模または骨格は、中世戦国期以来ずっと維持されている形になっているとみて良いようです。
 一度、現地の詳細な地籍図を見てみたいな、と思いました。地籍図の字名などをたどれば、その地域の歴史が鮮やかに甦るケースがあるからです。

 

 さて、道のカーブの外側に、上図の「ゆるキャン△」案内表示が立てられていました。どうやら、複数が街中に配置されているようです。アニメ聖地のキャラクターパネルのようですが、こちらはアニメのシーンをそのまま採ってプリントしてありますので、キャラクターパネルよりもアニメの雰囲気に浸れる利点があります。

 

 おなじみの本栖高校です。もう説明は不要ですね。

 

 上図の体育館などはまだ充分使えるそうですので、一度ぐらいは「ゆるキャン△」イベントの会場として利用すれば良いのに、と思います。広いグラウンドも、例えば臨時のキャンプ場として開放するなどして、「本栖高校野外活動サークルキャンプオフ」のようなファンイベントをやったらどうか、と思います。
 実際、常幸院では、年中行事の一つに「寺キャン」というのをやっているそうで、寺に集まってキャンプ体験を楽しむ、という内容であるようです。そのイベントを上の旧下部中学校に移して規模を拡げるだけで、「ゆるキャン△」イベントが実現出来そうな気がします。

 ガルパン大洗でもけいおん豊郷でもそうですが、一般的に、アニメイベントを開催する際の大きな問題点は、遠方からのファンの宿泊をどうするか、ということです。「ゆるキャン△」の場合はキャンプの物語ですから、皆でテントを持ち寄ってキャンプを楽しめば、宿泊地確保の問題はクリアされます。近くに下部温泉郷もありますから、宿が足りない、という懸念はまず無さそうです。旧下部中学校の校舎や体育館の中で「室内キャンプ」という方法もあります。
 次いで、駐車場の確保という問題がありますが、常幸院の駐車場が開放されているうえ、学校の広いグラウンドの開放を実現出来ればクリア出来ます。
 つまり、現時点では、現地においてファンイベントを開催出来る環境が割合に整っていると言えます。これは重要だと思います。

 「ゆるキャン△」の聖地はいまや山梨、長野、静岡の3県にまたがって数も増加しており、大勢のファンがあちこちで動いています。でも、「ゆるキャン△」のキャラクター5人が本栖高校の生徒であるという大前提がありますから、ファンの全員が必ず一度はこの地にやってきます。他の聖地へは行けていないけれど、本栖高校へは絶対に行きたい、と考えるのが「ゆるキャン△」ファンの基本だからです。
 だから、「ゆるキャン△」の聖地のなかで一つだけ選べ、ということになれば、大多数は本栖高校を挙げるに相違ありません。地元の方々が、何かを仕掛けるならば、今ではないでしょうか。

 いずれにしても、ファンが食料とテント持参でここに集まって語らい、交流を深めたりする機会があれば、聖地としての価値は今よりももっともっと上がります。「けいおん」の豊郷小学校のレベルには及ばないかもしれませんが、少なくとも「ゆるキャン△」聖地の中心という立ち位置だけは確立出来る筈です。

 

 ところで、この登り道は、何度見ても古い時代の山道の系譜を受け継いでいるような気がします。かつての城砦は、地形からみると旧小学校校舎の辺りにあったように推測出来ますので、そこからいったん尾根筋が下って北側に支尾根が分かれる旧中学校の辺りには、砦の外郭部にあたる部分があった可能性が考えられます。

 

 常幸院の駐車場まで戻りました。さっき見た表示板の裏側にも、「ゆるキャン△」案内表示が貼られているのに気付きました。アニメのシーンも様々で楽しいです。
 どうやら、他にもありそうだな、と思いました。車に乗って道を引き返し、甲斐常葉駅の前まで移動することにしました。

 

 道を曲がった所の左右の民家の塀にも貼ってありました。

 

 反対側の民家の柵にも設けてありました。

 

 少し進んだ地点の左側の建物の壁にも貼ってありました。

 

 別の民家の窓にもありました。一体、何枚あるのでしょうか。

 

 ほとんど徐行に近いスピードで、旧本栖みちを南下しつつ、左右に案内表示板の有無を確かめる状態が続きました。対向車が全く無かったから出来たことですね。

 

 下部支所入口の交差点の角の民家の戸口にもありました。甲斐常葉駅から旧下部中学校までの道順を案内する表示板ですから、その間にほぼ等間隔で設けて距離を示しているのでしょう。

 しかし、こういう仕掛けは、他のアニメ聖地では見かけなかった気がします。地元住民の協力無しには成立し得ない取り組みであり、低予算で可能な、貴重かつ有意義なチャレンジではないかと思います。これで旧下部中学校でのファンイベントが実現すれば、大勢のファンが全国から集まるに決まっていますから、これらの案内表示板もより役に立つことでしょう。 (続く)

 


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