ステップ4では、サスペンションを組み付けます。ガイドの指示通りに進めます。続くステップ5は、レジンパーツのエンジンの取り付けですが、今回の製作ではレジンパーツを使いませんので、飛ばします。
このステップ4からの組み立て作業は、5月8日からの「ゆるキャン△」聖地巡礼の時に旅館などでやりました。8日の夜は長野県駒ケ根市の駒ケ岳山麓の国民宿舎「すずらん荘」に泊まり、広い和室でプラモデルをまったりと作りました。が、温泉に二度出かけ、名物の「ソースカツ丼」を食べに行ったりしていましたから、あまり進みませんでした。
さて、ステップ4に入りました。今回のキットは、イタレリ製品本来の組み易さ、取扱い易さがあると感じました。細かいパーツもキッチリはまり、歪みもズレも一切ありませんでしたので、組み立てが気持ちよく進みました。
数分で組み上がりましたが、車軸が僅かにグラつくので、流し込み接着剤を追加して固定しました。
上から見ると、こんな感じです。シャーシーが箱型になっているので、エンジンを取り付けても底部すら外からは見えません。
底面を上にした状態です。底面も完全に鋼鈑で覆われて密閉されています。AS42サハリアーナは、アフリカ戦線での使用を前提として開発された長距離用偵察車ですので、砂漠での移動にも支障が無いように設計されていました。底面を密閉することで、車内やエンジンに砂が侵入するのを防いだわけです。
ステップ6では、操縦席などを組み立てます。ステップ7では、車体を組み立てます。ステップ8では、車体とシャーシーを合わせます。いずれもガイドの指示通りに進めました。
車体前部下端に取り付けるパーツ44Cは、いったん指示通りに取り付けましたが、後で劇中車についていないことに気付き、後のステップ13の作業中に取り外し、車体後部下端に移しました。
これで見ると操縦席は中央にあって、助手席とかは無いことが分かります。
ハンドルの取り付けの向きがおかしいように思いましたが、実車の写真で見ますと、操縦手がハンドルを前に倒してから運転に入るシーンがありました。キットの状態は収納状態であったわけです。
車体は箱組みですので、パーツのそれぞれに歪みが無いか確かめ、仮組みをしてみました。
ここで、ガルパン仕様への修正工作が一つ加わります。御覧のように、フェンダーの縁に複数のハンドルのモールドがあります。これが劇中車には一切ありません。
劇中のワンシーンでも、フェンダーの縁に複数のハンドルが無いことが分かります。
別のシーンでは、さらに分かり易いです。
そこで、ハンドルのモールドは全て削り取りました。
組み立てが完了しました。ここまで一時間もかかっていません。大きな車輌だから組み立て易いのでした。似たようなキットに、サンダース大付属高校チームのM20高速装甲車があったなあ、と思い出しました。 (続く)