「AERA」の連載に、「都市伝説探偵団」というのが在る。日本各地で実しやかに、人口に膾炙される噂の類を検証する内容なのだが、11月1日号の「応援すると負ける」という特集に些か興味が惹かれたので、取り上げてみたい。
世の中には、「自分が好きなスポーツ選手やチームの試合を応援すると、必ず負ける」と感じている人が少なくない。そこで、この様に感じている7人(分析する試料数としては、著しく少ないと思う。編 . . . 本文を読む
「週刊新潮(10月28日号)」に、「告発された「古賀誠・長男」の七光り「詐欺的商法」」という記事が有った。今や政界の実力者と言われる古賀誠代議士(どうにも胡散臭さを感じてしまう御仁の一人なのだが。)の長男が、親の七光りを最大限に利用して、詐欺まがいのビジネスをしているのでは?というのが記事の趣旨。
このドラ息子に関しては、以前よりその問題ぶりが取り沙汰されてはいた。「父親の秘書の肩書を持ちながら . . . 本文を読む
島田紳助氏が傷害罪で書類送検されたが、マスメディアは「島田紳助タレント」や「島田紳助司会者」という呼称を用いて報じていた。「司会者(又はタレント)の島田紳助容疑者」とか「島田紳助氏」というのなら未だしも、“司会者”や“タレント”という呼称を名前の後ろに付ける無理さ加減は何なのだろうか?
以前も、SMAPの稲垣吾郎氏が、道路交通法違反&公務執行妨害の現行犯で逮捕された際、全てと言って良い程のマスメ . . . 本文を読む
「夕刊フジ」のコラムの一つに「今も昔も 事件簿タイムトンネル」というのが在る。発行日翌日の日付に着目し、過去にその日に起きた事件を振り返るという趣旨の記事なのだが、10月21日付のタイトルは「竹の槍が金網の目をすり抜けた」というものだった。記事の概要は下記の通りである。
昭和26年10月21日、都内の運動場で母親と男児(3歳)が女子高生のダンスを見ていた所、隣接するグラウンドから竹製の槍が飛んで . . . 本文を読む
アメリカ大統領選挙の投票が始まった。最早、「アメリカ=正義」と捉える人間も少なくなったとはいえ、超大国の指導者が選ばれるこの選挙には、世界中の注目が集まっている事だろう。
アメリカを身勝手な国と考える自分でも、彼の国を民主主義国家の先人として、見習うべき点が多いと思って来た。しかし、前回の大統領選挙(2000年)の疑惑まみれの決着を目にした辺りから、自分の中では「何か違うぞ」という思いが多くを占 . . . 本文を読む
東北楽天ゴールデンイーグルスが新球団として認可された。下馬評通りの結果となった訳である。何はともあれ、新球団の加入で球界が活性化される事を期待したい。
楽天が球界への参入を表明して以降、判官贔屓もあってか、ライブドアを後押しする様な風潮が有った。楽天の影に読売等の”守旧派”の存在が有るという噂も、その風潮を強める要因となったのだろう。しかし、個人的には二者択一であるならば、楽天の方が”ベター”と . . . 本文を読む
イラクで殺された香田氏の両親が、「多くの方々に大変な心労をかけ、御詫び申し上げます。イラクの人達に一日も早く平和が訪れます様に、御祈り致しております。」というコメントを出した。この事に関して、「毅然とした態度であって、正に親の鑑だ。」といった書き込みを幾つか目にした。だが、本当にそうだろうか?
動機はどうであれ、彼のとった行為は時宜や方法を見誤った軽率なものであると言われても仕方ないと思う。それ . . . 本文を読む
イラクで人質となり、殺害された香田証生氏に関しては、その軽率さを非難する声も多いし、自分も物見遊山的な軽率さと非難して来た。しかし、今朝の新聞記事を読んで、単純に物見遊山と決め付けた事が誤りだったのではないかという戸惑いと自責の念にかられている。
今年の1月にワーキングホリデーでニュージーランドへ渡った彼から、日本の家族や親友に電話が有ったのは8月の事だったという。「帰国したら看護の道を目指した . . . 本文を読む
イラクで人質になっていた一人の若者が、惨たらしい姿で発見された。彼の軽率極まりない行為に関しては、「愚か者達」の中でも批判されてしかるべきだし、不測の事態が起こっても同情の余地無しとした自分だが、そう書きながらも無事解放されて欲しいという気持ちが根底には在った。生きて帰国し、バッシングの嵐に晒される事になったとしても、”生”に勝る価値はないからだ。だが、最悪の結果を迎える事となってしまった。今は、 . . . 本文を読む