goo-ギボウシブログ  オリジナルギボウシの追求がテーマです

ギボウシの育成
岩ギボウシの交配実生育成をしています
当ブログの、画像の無断使用・転用はお断りいたします。

ギボウシの育成

2009-10-26 16:00:00 | Weblog

 今日は台風20号の影響の雨で、外の仕事は出来ない状態です。  
この雨で庭の落葉もさらに進んで、玄関までのアプローチの上にも、たくさん落ちています。  

        

 こちらは秩父産岩ギボウシの〔武甲冠〕と言う品種です。  大きくなって本芸を発揮すると、葉はやや細い感じであるが、大覆輪となり、見事な品種です。  ここから大きく育てるのが、楽しみです。

 こちらは大変希少な個体で、土佐ヤマギボウシ(イワギボウシ)です。
※(四国の極限られた地域にのみ自生している。)
その中の〔土佐の雪霰〕(とさのゆきあられ)と言う品種で、出芽の時の白散り縞が大変美しいそうです。  画像の葉にもその名残の斑が確認出来ます。  もともと小形の品種で大きくはならない様です。  今から来年の出芽が楽しみです。  土佐ヤマギボウシが私のコレクションに加わったのは、この個体が初めてで、大変嬉しく思っています。  

 こちらは先日も紹介しましたが、派手斑の岩ギボウシ交配種の個体です。

 4枚目の葉が展開しましたが、やはり派手な感じです。  今後も引き続き観察しながら、育成を続けます。  

 今日は久しぶりに、前にも書いたと思いますが、ギボウシのこれからの季節の管理について書いてみたいと思います。  

 ギボウシの休眠について、  
一般的には常温下でのギボウシは、現在葉が黄葉して、葉が1枚2枚と枯れていると思います。  地上部の葉が一枚も無くなった状態で休眠となります。  基本的には地植えの物でも、鉢植えでも同じです。  

1、地植えのギボウシの休眠期の管理  
地植えのギボウシについては、休眠期に入ったら、ほとんど水遣りは必要ありません。  自然のままの管理で良いでしょう。 
但し、何年も植え替え無しで、株が地表に露出している様な場合は、厳寒期になると、凍害の危険があります。  (暖地では問題ありません)  
その場合、一番簡単なのは、株の上に5㎝程の厚みに盛り土をするだけでも凍害は防げます。  
あるいは稲わら、モミガラ等で覆っても良いでしょう。  

2、鉢植えのギボウシの休眠期の管理  
(1) 鉢植えのギボウシについては、最も注意が必要なのは、水切れです。
ギボウシは休眠期でも水分は必要なのです。  地上部が無くなると、つい水遣りを忘れてしまう事がありますので注意しましょう。  
(2) 鉢植えのギボウシの置き場所については、暖地ではあまり気にする必要はありませんが、寒冷地では、乾燥した寒風が直接当たるような場所は避けた方が良いでしょう。  
風除けが有り、凍っても-2~-3℃以下にはならない様な場所が良いと思います。  
(3) 鉢植えのギボウシの鉢が万一凍ってしまった場合でも、あわてる事はありません。  そのままにして置いた方が良いでしょう。  
急に暖かい部屋に持ち込んだりする事の方が、かえって危険です。
ギボウシは耐寒性が強い植物です。  

 その他、余談ですが、鉢植えで温室栽培されていた様なギボウシについてですが、この場合は、これからの季節(冬)でも地上部が生育中である為、霜に当てたり、凍らせたりは禁物です。  徹底した温度管理が必要だと思います。  

 今年も葉の美しさとか、花の美しさとかを、見せてくれたギボウシですので、休眠期の管理をしっかりとして、来年また元気な芽を出してくれるようにしたいものです。  

           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ブログ村バナー

にほんブログ村 花・園芸ブログ 山野草・高山植物へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村