CREEPY
2016年
日本
130分
サスペンス/ミステリー/ホラー
劇場公開(2016/06/18)
監督:
黒沢清
『叫』
原作:
前川裕『クリーピー』
脚本:
黒沢清
出演:
西島秀俊:高倉幸一
竹内結子:高倉康子
川口春奈:本多早紀
藤野涼子:西野澪
戸田昌宏:大川
馬場徹:松岡
最所美咲:西野多恵子
笹野高史:谷本
東出昌大:野上
香川照之:西野
<ストーリー>
犯罪心理学者の高倉は未解決の一家失踪事件を調査していた。ある日、高倉は最近妻と引っ越した家の隣に住む、奇妙な家族と事件の繋がりに気付いてしまい…。
あの人、
お父さんじゃありません。
全然知らない人です。
-感想-
2016年
日本
130分
サスペンス/ミステリー/ホラー
劇場公開(2016/06/18)
監督:
黒沢清
『叫』
原作:
前川裕『クリーピー』
脚本:
黒沢清
出演:
西島秀俊:高倉幸一
竹内結子:高倉康子
川口春奈:本多早紀
藤野涼子:西野澪
戸田昌宏:大川
馬場徹:松岡
最所美咲:西野多恵子
笹野高史:谷本
東出昌大:野上
香川照之:西野
<ストーリー>
犯罪心理学者の高倉は未解決の一家失踪事件を調査していた。ある日、高倉は最近妻と引っ越した家の隣に住む、奇妙な家族と事件の繋がりに気付いてしまい…。
あの人、
お父さんじゃありません。
全然知らない人です。
-感想-
西野、あの男は鬼、鬼だよ!
こんにちは~お願いしますよ旦那さん、一ヶ月だけで良いんでうちの新聞とって下さいよ~。
これだったらまだ平和な方なんだけどね。
実はこのおっさん、吼える犬も黙るサイコキラー。
自分の手は汚さない、「家族」に全てを任せるが信念。
最終的にはこの徹底した信念が仇となるのだが。
明るくはきはきと返事する竹内結子がとっても好い。
でも何かしら夫婦生活に対しての不満があったんだろうな。
西野という男は精神的に不安を抱える人間の弱みに付け入り、マインドコントロールしながら徐々に自分の支配下へと置く特殊な能力を持っているのかもしれない。
あの注射はヘロインかコカインか。
なんにせよあれだけ西野を警戒していた康子が明るさを一切失い、彼の言いなり状態になるのだから、天才的な話術も持ち合わせているのだろう。
ここの康子の態度がガラリと変わる辺りから、雰囲気が急激に怖くなってくる。
正直それまでは淡々と進む話だなと観ていたのだが、後半に入ってからは展開のおぞましさに体が震えてきたし、目が離せなくなってしまった。
他人に成り済ましてその家族を取り込み、外からは普通の生活を送っているように見せる。
しかし、赤の他人が家の中に入ったら最後、見たな聞いたな知ってしまったなと、簡単に葬られてしまう残忍な裏の姿。
とまあ浅い部分はそれとなく理解出来たのだが、それ以上深い所までを目に映すと謎だらけ。
そもそも西野と名乗っている男の正体と目的は何なのか。
借金というワードが良く出てきたので、借金取りなんかなあ。
更に家の中の秘密を知られたから刑事の野上を焼き殺したのは分かるが、何故に隣人まで巻き込む必要があったのか。
全部を事故として片付けてしまう日本警察の体たらくぶりは韓国警察並みの酷さ。
ろくな捜査もしないからこういうキチガイがのうのうと犯罪犯しながら生きてられるんだっての。
韓国と違って日本の警察はもっと優秀だと思ってたのにな、ガッカリだわ。
それはさておき、ラストもそう。
操られていた振りをしていたって事なのか?
振りをし続けて西野に逆襲する機会を伺ってたんやろか。
でも、注射打たれてたしなあ。
中盤以降はゾクゾクするような恐ろしい空気の流れを目と耳で感じてたけれども、同時にモヤモヤするものも多く残ってしまった。
取り合えず最低限の謎解き位はして欲しかった。
奴は何者で、何を果たそうとしているのか、この2つは特に知りたかったし、このまま映画と同じでお蔵入り状態のまま終わっちゃった事に胸のつかえが取れずスッキリとしないよ~。
冒頭での連続殺人鬼が取調室から脱走するシーン、何時の間に何処から出て行ったのか、これもまた謎。
今作の川口春奈ちゃん図鑑
一家失踪事件での唯一修学旅行に参加していた為生き残っていた長女・本多早紀を演じた春奈ちゃん。
ここも謎残ししてるんだよなあ。
どうして事件前後の記憶があやふやなんだろうか、とか何で彼女だけ狙われなかったんだろうかとか。
答えは絶対にあるはずなんだろうけど、小説にもそれは書かれていないんだろうか。
評価:★★★
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レンタル開始日:2016-11-02
メーカー:松竹
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